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金利の上昇によって返済額が増えた場合のシミュレーションをしてみましょう。
返済額をサクッと計算したい場合、金融庁の「借金シミュレーター」がおすすめです。「借金シミュレーター」から「家」を選択し、借入金額、金利、分割回数を入力するだけで、毎月の返済額がわかります。
【例】
現在の借入残高2,000万円
残りの返済期間20年(240ケ月)
借入金利0.5%
毎月の返済額は87,000円
金利が1%上昇したと仮定して借入金利を1.5%にした場合には、毎月の返済額は96,000円になります。
このように返済額が約1万円増えても、返済に困らなければ、様子を見る選択ができます。
返済が困る場合は、ステップ3で返済資金をつくるに進みます。
【毎月の返済額(住宅ローン残高2,000万円、返済期間20年)】
A 現在(0.5%) | B 将来(1.5%) | 差額(B-A) |
87,000円 | 96,000円 | +約1万円 ←様子を見る?対策を打つ? |
住宅ローンが返済できることを確認します。
自力で返済資金をつくる場合、効果が持続するのは固定費の削減です。
不要な保険やサブスクなどの固定費を解約することによって、返済するお金の余力を生むことができます。
自力以外で返済資金をつくる手段として、親からの贈与があります。
毎年110万円までは贈与税が非課税になります。
将来、相続税がかかることが予測できる場合は、計画的な贈与も一考の価値があります。
参照:国税庁「贈与税」
近ごろの住宅価格の高騰に加え、将来の金利上昇まで考えると不安は尽きないと思います。
紹介した3つのステップで対策を打つことによって、今すぐ借換えや繰上返済をしなくてもよい場合があります。
判断に迷ったときは、専門家のアドバイスなどの活用も検討してみてください。