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株主優待の銘柄の中には、去年と内容が異なっているものもあります。
【6月権利確定】株主優待銘柄4選 狙うべきは理論株価で「割安」なもの
なぜかというと、株主優待の拡充を発表した企業や記念優待を発表した企業があるから。
7月に権利を迎える株主優待銘柄で、去年とは違うものをまとめ、買い時についても分析しました。
≪画像元:日経会社情報≫
あさくま <7678>(最低購入価格36万5500円、配当利回り0.00%)は、これまで1月の権利のみで7月の権利はありませんでしたが、2024年4月17日に、「株主優待制度の拡充」を発表し、7月にも株主優待がもらえるようになりました。
・ あさくまおせち(3万円相当) …100人
・ あさくまおせち(2万円相当) …100人
・ 1ポンドシェアステーキ食事券2枚(1万4,500円相当) … 200人
・ 1万円分食事券 … 200人
・ 5,000円分食事券 … 600人
・ 3,000円分食事券 … 抽選に漏れた株主
面白いのは、抽選で株主優待内容が決まることです。
もしかすると、おせち3万円分が当たるかもしれなく、抽選に漏れた場合でも3,000円分の食事券がもらえます。
≪画像元:日経会社情報≫
婦人靴の製造・小売りを行うダブルエー <7683>(最低購入価格22万1600円、配当利回り1.08%)では、株主優待制度の拡充と、1:2の株式分割を2024年6月14日に発表。
年1回の株主優待から年2回に変わります。
≪画像元:ORiental TRaffic≫
100株以上保有している株主はOriental Traffic ONLINE STOREで使える好きな靴1足無料券がもらえます。
たとえば、8,800円の商品を年2回もらうとすると、配当+優待利回りは9.02%です。
≪画像元:日経会社情報≫
売れるネット広告社 <9235>(最低購入価格21万7,100円、配当利回り0.00%)では、上場1周年記念株主優待を2024年6月18日に発表。
人気の高いQUOカード優待を実施すると発表しました。
100株保有すると、QUOカード1,000円分が株主優待としてもらえます。
ただし、上場1周年記念株主優待は今回限りです。
毎年、この株主優待が行われるわけではありません。
≪画像元:日経会社情報≫
トランクルームの運営や管理を行うストレージ王 <2997>(最低購入価格7万5,700円、配当利回り0.00%)は、2024年6月18日に記念株主優待の実施と株主優待制度導入を発表しています。
権利月:2024年7月
100株以上保有している人にQUOカード2,000円分を贈呈
権利月:毎年1月末
100株~499株 … 継続保有期間1年未満はQUOカード3,000円分、TR割引券2,000円分相当、継続保有期間1年以上はQUOカード4,000円分、TR割引券3,000円相当
500株以上 … 継続保有期間1年未満はQUOカード5,000円分、TR割引券4,000円相当、継続保有期間1年以上はQUOカード6,000円分、TR割引券5,000円相当
7月までに100株を買うと、記念優待としてQUOカード2,000円分がもらえ、2024年1月まで保有しつづけると、QUOカード3,000円分とトランクルーム割引券2,000円ももらえます。
このような株主優待拡充をした企業の株は「買い」かどうかですが、ひとことで言うと、買うタイミングによっては割高になりすぎてしまっている銘柄もあり注意が必要です。
たとえば、あさくまでは、優待変更を発表したのが4月17日。
4月17日の終値は2,222円ですが、そこから株価は上がり、6月20日の終値は3,655円になっています。
単元、100株を買うなら、14万3,300円の差があります。
株価が上がるか下がるかは専門家でもわからないもので、後出し情報といえるかもしれませんが、この場合だと、株主優待の拡充発表後に、すぐに買った人が株価上昇の波にも乗れたと推測できます。
7月の株主優待の権利に向けてさらに上がるかどうかはわからないものの、執筆時点(2024年6月21日)から買うのは、権利落ちによる値下がりリスクもあると考えておく必要はありそうです。
雑誌や本だと情報が古く、去年の株主優待をそのまま実施しないことがあるほか、株主優待の新設ニュースを取りこぼしてしまっている可能性もあります。
インターネットなどを使い、最新のニュースにアップデートしておきましょう。
※最低購入価格・配当利回りは2024年6月20日終値
※特定の金融商品の売買の推奨を目的としたものではありません。
※購入手数料は含まれていません。
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