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できる対策・対処法で夏場を乗り越える作戦を考える中、今回は「風」の上手な使い方を紹介します。
少しでもお得に涼しく夏を乗り越えましょう。
電気代が上がる!
エアコンはお金がかかる!
と言われても、実際にどれくらい使うとどれくらいの費用がかかるのか、具体的なイメージがわかない人も多いでしょう。
そこで、ご自宅のエアコンごとに設定されている消費電力から計算できる方法があるので、下記を参考に算出してみてください。
エアコンの電気料金 = (1) 電気代単価 × (2) 期間消費電力量(Wh) × (3) 使用時間(1時間÷1,000)
まず (1) ですが、地域や契約によって変動しますが、「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」によって現在は31円と目安が設定されています。
2022年7月までは27円でしたが、電気代高騰を受けて31円へと変更しています。
※2024年は「4月に託送料金・容量拠出金による値上げ」「5月に再生可能エネルギー発電促進賦課金による値上げ」「7月に政府による電気代・ガス代の補助政策が終了」と立て続けに電気料金が高騰しており、実際には後述の金額以上の値上げと仮定してご覧ください。
次に (2) の期間消費電力量ですが、エアコン特有の規格で電気料金を算出するため、「そのエアコンを1時間使ったらどれくらいの電気量を使うか?」を示した物となります。
後は使用時間をかけ合わせれば、それぞれのエアコンを使った分どれだけの料金がかかるかが分かります。
31円 × 790 × (1時間÷1,000 )=24.49円
つまり1時間の使用で25円かかるのです。
朝の6時から8時まで、帰宅後の18時から22時頃まで合わせて6時間使ったとしましょう。
25円 × 6時間=150円
1か月それが続いたら4,650円!
熱帯夜となれば寝ている間も使うでしょうし、2部屋以上あるご家庭ならこれがさらに増えるはず。
エアコンを使わずに済んだ春頃に比べて、単純に毎月5,000円以上出費が増えるとわかれば、いかにエアコンが家計への影響が大きいか分かるはずです。
部屋全体を冷やすわけではなく、風を送って涼しく「感じる」事が目的の扇風機。
当然エアコンより電気代は安いとわかっていても、どれくらい安いのかについては、各種メーカーからさまざまな商品が出ており、期間消費電力も20~40Whと差があります。
仮に30Whの商品とした仮定して、前述のエアコンと比較してみましょう。
・31円×30Wh×(1時間÷1,000)×6時間×31日=172.98円
なんと1か月で約173円!
エアコンとの差は歴然です。
もちろん、局所的な涼しさを得るものですので、いちがいに「扇風機が良い!」とは断言できませんが、在宅ワークなどで机の前に基本いることが多い人などは、エアコンから扇風機メインに切り替えるのは十分オススメな節約術と言えるでしょう。
扇風機の違いを見比べた時、
風量設定が「弱・中・強」など簡単なものと、
複数段階に細かく分かれているもの
が混在している事に気づくはずです。
前者は「ACモーター(=直流)」搭載型で、後者は「DCモーター(=交流)」搭載型という違いがあります。
DCモーターの方が小さな電力でも稼働・風を送れるため、全体的に電気料も安くなり音も静かです。
商品価格自体はACモーターの方が安いのですが、結果的に電気料金に反映されるので、今買い替えるならDCモーター型扇風機がお勧めです。
ここまでだけだと、じゃあ扇風機を使って節約しようとなりますが、この夏は猛暑の見込み。
電気代を求めて、熱中症になっては元も子もありません。
大事なのは無駄遣いを減らし、効率よく部屋を冷やす事。
エアコンと扇風機の併用がベターなのです。
エアコンは室内温度を確認しながら、設定温度に近づけるために稼働していきます。
しかし冷たい空気ほど部屋の下の方に滞留し、暖かい空気を上方に押し上げる=エアコンに近い空気が暑いため、エアコンはしばらく頑張って部屋を冷やそうとしてしまうのです。
そこで、風の向きは水平で固定し、エアコン周辺の空気をまず冷やす事が大事です。
併用と考えると、人がいる方に扇風機を設定して冷たい空気を送り出すと考えがちですが、正解は「逆」です。
扇風機をエアコンの下に向き合うように置いて、エアコン自体に当たるように直射設定にします。
すると水平に排出された冷気が攪拌され、部屋中を一気に冷やすことが可能となり、結果的に早く室内全体を涼しくすることができるのです。
また、気流が生まれる事で身体に当たる冷気も増え、体感で涼しく感じる点も見逃せません。
エアコンは部屋を冷やす(温める)際に多くの電気量を使いますが、設定温度に達したら稼働は落ち着きます。
外出などから帰り暑くて仕方ないので気温がガンガン下げると、それだけ多くの電気代がかかる事になってしまうので、風量を「強」にして風にあたる事でまずは体感温度を下げる事に努めましょう。
ただし、強設定のままではもちろん電気代がかかるので、少し落ち着いたら風量は「自動」に戻し、扇風機の風で冷気を感じましょう。
運動後や入浴後で身体の中から熱くなっている時は、冷たいシャワーを浴びたり冷やしたタオルなどで身体の表面を濡らして、風にあたる事で一気に温度を下げる事が可能です。
電気代の高騰に怯え続けると、結局は無理がたたり病院にかかることになり、余計な出費を招く可能性があります。
特に高齢者の方々は、感覚が鈍ることで体調の変化に気づきにくくなります。
「全く節約しないか、徹底的に節約するか」の極端な方法ではなく、今回のような工夫を凝らした節約をして、夏を快適に過ごす努力をしてみてください。
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