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エポスゴールドカードのサービスは強化されていませんが、競合他社が次々と勢いを失っているため、その性能差が自然と広がっています。
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性能の落ちた他のカードと比較しながら、エポスゴールドの高性能を再評価してみます。
パフォーマンスの極めて高いエポスゴールドカードのおさらいです。
・ エポスカウンターで即日受領可
・ インビテーション(エポスカードを年間50万円程度利用)を受けて取得、または一度年間50万円利用すると年会費永年無料
・ 年間50万円利用によるボーナス2,500で、実質還元率1.0%
・ 年間100万円利用によるボーナス1万で、実質還元率1.5%
・ 選べるポイントアップショップに登録した最大3店舗はポイント3倍(公共料金支払いにおすすめ)
・ 海外旅行傷害保険のうち海外での医療費の上限が300万円(利用付帯)
・ 家族カードはないが、家族をゴールドカードに招待できる
・ ポイント有効期限なし
・ マイルをためるにも最適(特にANAマイルへの交換レートは「1ポイント:0.6マイル」のため、マイル還元率0.9%にもなる)
マルイ系のカードですが、マルイと無関係に優秀なカードです。
このゴールドカードは若者よりむしろ、中高年からシニア層におすすめです。
エポスゴールドカードも多少はサービス低下がみられます。
ですがここ数年で「自動付帯だった海外旅行傷害保険が利用付帯(旅行代金をカード決済すること)になった」「選べるポイントアップショップからモバイルSuicaが抜けた」程度です。
他のクレジットカードがどんどんサービス低下(ポイント交換率低下、ポイント対象外決済の増加、年会費無料条件の悪化等)していく中で、依然として年会費無料のカード最高峰の地位を維持しています。
後発の三井住友ゴールド(NL)が有力なライバルですが、エポスゴールドのほうが優れている部分も多々あります。
エポスゴールドカードは、年会費無料のエポスカードをまず持ち、これで年間50万円の利用実績を積んでインビテーションを受ける方法が常道とされています。
しかしゴールド1年目から年間100万円を前提に使う場合、初年度年会費5,000円を支払ってもゴールドから始めるほうが得になります。
ボーナス1万ポイントで年会費を埋め合わせ、余りあります。
他のカードの性能が徐々に落ちていく中、いまだ高い水準を誇るエポスゴールドカードのサービスを確認します。
多くのクレジットカードで、電子マネー等へのチャージの際、ポイント付与がなくなっています。
チャージについては「原則ポイント付与なし」に傾向が変わってきた中で、エポスゴールドカードは例外です。
直接決済よりむしろ他のキャッシュレス決済へのチャージによって価値が高まります。
次のアイテムにチャージして通常(0.5%)のポイントがたまり、さらに「年間50万円利用」「年間100万円利用」の算定にも加えてもらえます。
年間100万円利用を前提にしたときチャージも1.5%の価値があるわけで、そしてチャージによって年間100万円を達成できるのです。
・ モバイルSuica
・ (Android限定)楽天Edy
・ au PAY(au PAY側のルールで、月5万円まで)
使い方のヒントと短評です。
・ Androidユーザーは、モバイルSuicaに直接チャージではなく「au PAYのSuica」がおすすめ。au PAY残高からのチャージ時に0.5%付与
・ 楽天Edyから、(Androidの楽天ペイアプリ限定)楽天キャッシュにチャージ可。楽天キャッシュを楽天ペイで利用する際の還元率が0.5%アップしたため、現在エポスゴールドカードルートの還元率が3.0%となっている
・ au PAYはVISAブランドのカードからのチャージはできないことが多いが、エポスは例外
楽天Edyへのチャージで通常ポイントのたまるカードはほぼ消滅してしまいました(リクルートカードのVISA、Mastercardがある程度)。
以前は、楽天Edy利用時にたまるポイントを(楽天ポイントでなく)エポスポイントにすることもできましたが、このサービスはなくなっています。
いずれ楽天Edyへのチャージルートも他と同様に消滅する可能性はありますが、au PAYへのルートがあればWポイントは維持できます。
税金の支払にも困りません。
税金をオンライン納付すると、手数料が発生します。
これはどのクレジットカードでも避けられません。
ただエポスゴールドカードの場合、au PAYルートがあるので、税金を手数料なく支払えます。
au PAYで納税してもポイントは付きません(国税に限り付与)が、前述の通りチャージでポイントが付くのでムダがありません。
QRコード決済による納税は簡単便利で流行っていますが、ほとんどの支払でポイントをつけることはできません。
例外が、au PAYかLINE Pay(三井住友カードのチャージ&ペイのみ)、あるいはファミペイ(JCBブランドの一部のみ)のチャージです。
ポイントの付くチャージができる場合のみ、ポイントが得られます。
エポスゴールドカードなら現在のところ、前述の楽天ペイ(楽天Edyからの楽天キャッシュ)ルートもあります(Android限定)。
公共料金・光熱費や通信料の引落しをしても、還元率が通常の半分や5分の1と低いカードが増えました。
その例です。
・ 楽天カード(多くが通常の5分の1 ※楽天関係を除く)
・ プロパー・アメックス(多くが通常の半分)
・ ダイナース(多くが通常の半分)
・ セゾンカード(多くが通常の半分 ※2024年7月11日から)
エポスゴールドカードには、こんなことはありません。
公共料金を引き落とすと、年間100万円達成にも近づくのでおすすめです。
さらにエポスゴールドカード(プラチナも)の場合、3店舗登録できる「選べるポイントアップショップ」に公共料金を登録するのがおすすめです。
定期的な支払が、ポイント3倍となります。
年間100万円利用を前提にした場合、2.5%の還元率です。
エポスゴールドカードは、年間100万円利用を前提にしたいものです。
見てきたメリットの大部分、この前提に関連しています。
ところで、年間100万円を達成するとボーナスポイント1万だけでなく、おおむねエポスプラチナカードのインビテーションが届きます(この場合、年会費永年2万円)。
筆者は何年もインビテーションを受けずゴールドのままですが、プラチナが欲しければ簡単に手に入ります。
プラチナの場合、ボーナスポイントの関係で「年間300万円利用」が最も効率的です。
プロ野球のゲーム差のように、下位チームの失速で上位安泰になっているのがエポスゴールドカードです。
特にチャージにおいては、ひと昔前のように原則ポイント付与になる状態が続いています。
チャージ先の都合もあるのでこのまま安泰というわけにもいかないかもしれませんが、それでも当面エポスゴールドカードは強いままでしょう。
ライバルの三井住友ゴールド(NL)と2枚持つと無敵です。
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