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2024年は新NISAの制度施行もあって、今まで投資にあまりなじみのなかった方のあいだでも、投資熱が高まっています。
【dカード】マネックス証券との連携でクレカ積立可能に!dポイント購入やポイント付与等など新NISA最新施策を発表
しかしいざ投資をはじめたいと思っても、どうやって始めたら良いか、具体的な方法がわかりませんよね。
S&P500、オールカントリーが良いと聞いたけど、何がどう良いのかわからない
YouTubeやネットのおすすめを聞きかじって、ばくぜんと投資し始めたけど大丈夫かな?
実際、投資信託を始める際には、その投資信託の中身をよく知ったうえで購入したり積立を行うことが大切です。
そこで今回は、auが主催する「auマネ活セミナー 投資信託の選び方編」に参加し、20年間で老後資金2,000万円を作る「投資信託の選び方」について学んできました。
講義内容を厳選してお伝えいたしますので、読者の皆さんもご自分の投資にぜひ活用してください。
2019年に取りざたされた「老後2,000万円問題」、2,000万円という数字が印象に残っている方が多いでしょう。
老後2,000万円問題=夫婦2人で年金生活を30年送った場合、老後資金が2,000万円不足するという政府試算
仮に45歳から65歳までに老後資金として2,000万円を作ろうとする場合、年利(想定運用益)によって以下のように変わってきます。
筆者がハッとしたのは「年0%=貯金」という点です。
ふつう目標額を貯められる期間で割って毎月の貯金額を出すと思いますが、投資の場合は「運用益が出て、増えていく」ために、2,000万円ためたいからといって必ずしも2,000万円を投資する必要はありません。
現に年利7%なら投資額の合計はわずか960万円、目標貯金額の半分以下の投資で済んでいます。
もちろん元本割れのリスクはありますが、たとえ貯める期間が短かったり、貯金にまわせる額が少なかったとしても、「運用しながら貯める」という選択肢があれば老後資金2,000万円は作れると思えます。
しかし「年利7%で月4万円を20年積み立てて2,000万円」なんて、現実的に可能なのでしょうか。
下記は2003年から積立を開始した場合のシミュレーショングラフです。
グラフ(紫色)をご覧ください。20年でちょうど資産総額2,000万円に達しています。
こちらは4資産分散投資タイプの投資信託の積立で、国内外の株式や債券にバランスよく投資する投資信託で積立をした場合です。
20年間で老後資金2,000万円を作るのは、これまでの経済の変遷を見ると現実的だと言えそうです。
細かく年単位でグラフをみると、浮き沈みが結構ありますが、20年という長期間を「引き」で眺めると意外と大丈夫なんですね。
そしてできるだけリスクを押さえて老後資金を増やす王道の方法はこちらです。
インデックス型ファンド(投資信託)を、
毎月一定額NISA口座へ積み立てる
インデックスファンド選びの指標となるワードの意味や数値の目安について、さらに講義は進んでいきます。
インデックス(=さまざまな経済指標)に連動した値動きをするインデックスファンドは、仕組みがシンプルで、手数料が低コストと初心者におすすめです。
手数料は「買うとき、持っているとき、売るとき」と考えるとわかりやすいそうです。
【おすすめできるインデックスファンドの手数料例】
買付手数料(=買うときのコスト):ゼロ
信託報酬(年)※持っているときのコスト:0.1%~0.5%まで
信託財産留保額(売るときのコスト):ゼロ
インデックス(経済指標)は「日経平均」や「TOPIX」などたくさんあって、どれも聞き慣れませんね。
自分が検討しているファンドのインデックスについてはネットなどで調べて特徴をつかみ、そこから値動きのイメージをしておくと良いそうです。
例:「日経平均」なら「日本のトップ企業群」、「TOPIX」なら「日本の大手製造業比率が高め」など
セミナー後半では、資産形成の伴侶となってくれる良い投資信託について、具体的なチェック項目を教わりました。
言葉の意味と、目安となる数字や考え方について、講義内容をもとに一覧にまとめます。
セミナーでは具体的な商品を勧められることはありませんでしたが、理解を深めるために、人気の高い投資信託商品を筆者がピックアップしてみました。
実際の数値とあわせてご覧ください。(評価基準日:2024年5月24日)
投資信託の価格(基準価額)はどれもスタート時は1万円ですので、ざっくりとですが、基準価格が高いほど価値が高まっていて好調という目安になります。
純資産総額は大きいほど、多くの人が購入していて人気が高いということです。
トータルリターン・標準偏差・シャープレシオは、検討中の投資信託や、趣向の異なる投資信託どうしで比較してみると、数字を見る目が養われそうです。
特に大切なのは「信託報酬比率」で、先述のとおり「持っているあいだのコスト」になります。
信託報酬比率をよく確認して購入しないと、特に何十年にも及ぶ長期投資では、費用の負担が重くのしかかってきます。
【信託報酬比率0.1%と2%、支払う信託報酬はどれだけ違うのか】
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)もeMAXIS Slim米国株式(S&P500)も、信託報酬比率は0.1%以下です。
運用成績の良さだけでなく、信託報酬比率が低く、コストが安い点が人気の理由と言えます。
各ファンドの特色については購入前に「目論見書」を読むとよくわかります。
商品に含まれている株式や債権の名称や、その比率まで詳細に記載されていますので、購入前に必ず読んでおくようセミナーでもこの点は強調されていました。
投資に関する詳しい知識を持つ講師1名に、セミナー参加者4名と少人数でのセミナーだったため、講義後の質問にもていねいで具体的な回答を得られてとても有意義な時間でした。
セミナー主催者によると参加者の7割は投資未経験、3割は手を付けたは良いがよくわからないという投資ビギナーだそうです。
年齢も20代から60代まで幅広く、少人数制のため、参加者のライフステージに応じた資産形成について、情報を提供していたのが印象的でした。
投資初心者にはPontaポイントを使って投資の疑似体験ができる「au PAY ポイント運用」もおすすめだそうです。
セミナーに初めて参加した人には最大2,000PのPontaポイントが当たるプレゼントもあり(だれでも最低200Pのプレゼントあり)、参加者の中にはさっそくもらったPontaポイントを使って、au PAYアプリ内にある「ポイント運用」で投資体験を楽しんでいる人もいました。
疑似体験と言っても、運用成績次第ではしっかりポイントを増やせるので、リスクを取らずに投資を学びたい方、お得になりたい方にぜひおすすめです。
このほかセミナーでは、auカブコム証券のアプリ操作を例にとって説明を受けることもできるので、実際に明日から自分も投資をはじめてみたい人にとって、具体的な一歩がよくわかると思います。お近くのセミナーにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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