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先週は、雇用統計からの流れを受け、上昇からはじまった日経平均株価ですが、米消費者物価指数の結果によっては値動きがあるかもという米金融政策への警戒感から、様子見ムードが漂った1週間となりました。
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米消費者物価指数は、市場予想を上回り、6月利下げの可能性が後退し、大きく売られる展開となりました。
米卸売物価指数は予想を下回り、今度買われる展開。
米金融政策をめぐって、振り回されている感覚になった週でした。
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、波打ちながら横向きに推移した1週間となりました。
25日線は、1週間を通して下向きに推移しました。
75日線は、上向きに推移しています。
並び順は、25日5日75日の並び順で、上昇トレンドの終わりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万4390円処を推移しています。
4月4日5日に大きな窓を開け、窓埋めの値3万9773円が意識されましたが、4月9日が同値の3万9773円高値で、ようやく12日に1円高の3万9774円をつけました。
1週間を通してこの価格帯がとても意識されていたようです。
3月27日、4月1日、4月4日の高値を結んだ斜めのラインが上値抵抗ライン。
これと平行に3月21日からのラインが下値抵抗線として意識されているラインで、下値抵抗ラインを割らずに株価は推移し、12日には上値抵抗のラインまで到達しました。
この上値も切り下げ、下値も切り下げているラインが上昇フラッグなら、3月4日から15日までの上昇フラッグのように上値抵抗ラインを抜ける可能性もありますが、今回はどうなるでしょうか。
最も意識されているラインは、ネックラインの3万8500円処となります。
基準線と転換線がクロスして位置が変わりました。
これによって、弱いシグナルとなっています。
遅行線は、日々線の下に潜り、こちらも弱さが目立ちましたが、週明けに株価が横ばいの推移となると、日々線の上に遅行線が出るため、上へ抜けるチャンス到来。
日々線は下にある雲に接近しましたが、割らずに推移しています。
12日に、基準線と転換線の下に株価が位置している為、すぐに切り返せるか慎重に見ていきましょう。
+1σと-1σでの推移となった1週間でした。
横向きだったボリンジャーバンドから、横ばいの展開を想定しましたが、1週間かけて想定の通り横ばいの動きとなっています。
すべてのバンドは若干下向きとなっており、ここから波打つような動きがみられるのかに注目です。
売られすぎゾーンぎりぎりで切り返して上へ向かいましたが、強さは見られず。
ここから上昇へ向かうのか、それとも売られすぎゾーンへ入ってしまうのか瀬戸際です。
0ラインの近辺では横ばいの動きをしますが、今回も0ラインで横ばいの動きを見せています。
ここからどちらに向かうのか注目です。
次回の新月は5月8日です。満月は4月24日です。
パラボリックは引き続き陰転で、弱さが見えています。
25日線に頭を押さえられている日経平均株価のこの弱さは、円安進行で153円台に突入し、介入があるのではないかという警戒から、なかなか買いが入らないという現状があります。
この警戒感を打破するきっかけになるのか、
17日オランダのASML決算発表
18日台湾のTSMC決算発表
には注目です。
結果次第で、半導体関連銘柄に動きがあるかもしれません。
イランの報復というニュースも流れてきており、中東の地政学リスクについても気にしておかなければなりません。
テクニカル分析はもちろんですが、世界の経済状況も重要な指標となりますので、ファンダメンタルも合わせて確認していきましょう。