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売れている会社の社長は、社長自ら率先して社屋のトイレ掃除をする
という話を聞いたことのある方は多いでしょう。
実践されている方では、
パナソニック 松下幸之助さん
楽天 三木谷浩史さん
イエローハット 鍵山秀三郎さん
など、有名な経営者の名前が挙がります。
しかし、トイレ掃除と会社の発展には、一見すると何の関係もありません。
にも関わらず、なぜ社長自らがトイレを掃除をするのでしょうか。筆者が思うに、そこには3つの理由があります。
「トイレの神様」というヒット曲にもあるとおり、トイレには「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」という神様がいるとされています。
烏枢沙摩明王は位の高い明王のひとりで、強い浄化の力を持つ神様と言われています。
どうやって不浄を清浄化するかというと、全身を包む烈火の力で不浄を焼き尽くすそうです。
各地にまつられている烏枢沙摩明王にはいろいろな描き方はあるものの、炎に包まれた姿と憤怒の表情は共通しており、かなりインパクトの大きいお姿です。
トイレの守り神である烏枢沙摩明王に失礼のないよう、社屋のトイレを社長自らがきれいにすることで、会社が不祥事に飲み込まれず、世の中に貢献しながら発展することを祈願する意味合いがあるのでしょう。
世の中の大多数の人は、トイレ掃除のような大変な作業を好んでやりたがりません。
そのような、人々が好んでやりたがらないことを進んでやるということは、並外れた行動力がないとまずできません。
社長の中には、
トイレ掃除を素手でやること
にこだわる人もいます。
想像してみるとよくわかると思いますが、素手で便器の中に手を突っ込むのは、とても勇気のいることです。
それを毎日するというのは、少なくとも1日に必ず1回以上、勇気を振り絞って決断し、思い切って行動する機会を自ら作っているということです。
経営には、難しい決断と行動を迫られる場面がたくさんあります。
トイレ掃除をする社長は、経営に不可欠な行動力と決断力を養うために、毎日便器をピカピカに磨き上げているのではないでしょうか。
会社の業績が良いということは、その会社のサービスで助かっている人の数が多い、ということです。
私財を増やすために会社を興す社長ももちろんいるとは思いますが、会社を大きくしていくには、誰かの役に立つことが欠かせません。
しかし、会社のサービスを多くの人に利用してもらうには、時間もコストもかかります。
そこでトイレ掃除という、最もシンプルで取り掛かりやすい「他人のための行為」に毎日取り組むことで、社員や来社した取引先の人、お店のお客さんらに喜ばれる体験を積み重ね、「人のためになるサービス」を生み出すヒントや素地をつくるのではないでしょうか。
トイレ掃除が効くのは経営という大きなテーマだけではありません。
筆者の友人で、トイレ掃除に励んでいるうちに、専業主婦の状態から2年で正社員就職を果たした人がいます。
その友人は金運を上げたいと思い、毎日家のトイレ掃除に励んでいたそうです。
ピカピカのトイレをみるうちに気持ちが明るくなり、ある日近所で募集されていた事務職のパート求人に思い切って応募したところ、1発で採用されました。
それから職場で重用され、1年後には契約社員、2年後には正社員として登用されました。
筆者も友人がどんどん明るく、たのもしくなっていくのを間近で感じました。
出会った頃は「子供の体が丈夫でないから働けない」「家計のやりくりが大変」とくたびれた様子でしたが、はつらつときれいな今の彼女の姿に、以前のおもかげはありません。
トイレ掃除とお金が入ってくることとは、一見すると遠いことのように思います。
しかし、トイレ掃除を通じて自分のなかにポジティブな気持ちが湧いてくると、それが行動につながり、お金を呼び込むことへつながっていくと理解できます。
友人の場合は就職面接への申込でしたが、
投資をはじめる
副業をはじめる
定期預金の積み立てを開始する
家計簿をつけてみる
転職活動をはじめる
寄付をする(寄附金控除を受ける)
など、さまざまなアクションが起こせます。
現在、お金の回りがよくないと感じている方は、ぜひトイレ掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか。
そうすればきっとポジティブな気持ちが湧いてきて、今のご自分にいちばん合うかたちで、お金を呼びこむための最初のワンアクションを起こせるでしょう。
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