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2024年1月29日から、QRコード決済のd払いに新たなサービスが加わりました。
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「d払いタッチ」と言います。Android限定です。
d払いの残高やクレジットカードで、電子マネーiDを使えるサービスです。サービスそのものよりも、サービス提供と一緒に始まった20%還元のキャンペーンに筆者は着目しています。
上限1,500ポイント(期間限定ポイントで付与)なので、7,500円買い物すれば満額です。
キャンペーンを中心にご案内したいところですが、まずはd払いタッチのご説明から始めます。
QRコード決済のd払いは、最も普及しているPayPayと比べると、利用可能店舗が多くはありません。
ですが、すでに普及している電子マネーiDをプラスすると、一気に使いみちが広がります。
「d払いタッチ」は、d払いの決済原資をiDで使えるサービスです。
参照:d払い
d払いタッチは、終了が予告されているd払い(iD)の後継となります。
d払い(iD)はすでに2023年10月10日に、新規申込みを締め切りました。
d払い(iD)は、ドコモ携帯電話料金合算払いしかありませんでした。
新たに始まったd払いタッチでは、d払いアプリの情報(セットされたdカードや、d払い残高)も決済に利用できるため、ドコモユーザー以外でも使えます。
スマホでiD(やQUICPay)と「タッチ決済」を混同する混乱が世間でみられます。
ユーザーの作業はほぼ一緒でも、カード直接決済であるタッチ決済と、電子マネーであるiD、QUICPayとでは機能が違うのですから間違えてはいけません。
この点からすると、「d払いタッチ」は危険な言葉にも思えます。
実際、公式サイトには次の通り注意が書かれています。
「『d払いタッチで支払います』とお伝えしないようご注意ください」
ユーザーが理解している言葉と異なり、支払いの際には「iDで」と言わないといけません。
店舗スタッフは、iDの支払いカードがなにかなど知りませんし、興味も持っていません。
余計なd払いタッチと伝えることで、「d払いならコードを出してください」「タッチ決済ですね」など、混乱が生じること必至です。
≪画像元:d払い≫
d払いは、ドコモユーザー以外の人でも使っているでしょう。
ただd払いの還元率はだいぶ低下し、現在ではそれほどメリットがなくなりました。
現在、dカードをセットして、還元率1.0%となっています。
d払いタッチも同じ還元率です。dカード利用なら1.0%で、残高払いなら0.5%です。
日常であえて使うメリットは、正直なところ感じられません。
d払い自体キャンペーンも少なく、現在確実なメリットが見られるのは
「金・土はd曜日!ネットでd払いがdポイント最大4%」
「d払いアプリネットショッピングで10%還元」
程度ではないかと思われます。
筆者が、d払いタッチを普段使いすることはまずありません。
そもそもd払いもめったに使いません。最近では、東京都の海の幸キャンペーンぐらいです。
ですが今回のように20%還元といった機会があれば、必ず参加して最大還元を受けます。
筆者はd払いに、dカードでなく三井住友カードをセットしていました。
他社カード利用の場合は、利用時の還元率はセットしたカードそのままです。
今回、d払いタッチを登録したところ、三井住友カードが自動でd払いから外れました。
dカードでないと、d払いタッチを使えないことがわかりました。
dカードのない人の場合、銀行チャージや、セブン銀行ATMからのチャージをして利用します。
d払い(iD)のユーザーでなければ、「d払いをiDで使う」という仕組みや意味自体わかりにくいかもしれません。
正確な説明ではありませんが、次の通り理解すればいいと考えます。
・ d払い … 決済原資として、dカード、残高チャージ(ドコモユーザーなら電話料金合算払いも可)
・ d払いアプリでバーチャルプリペイドカードを発行(d払いの決済方法が仮託される)
・バーチャルプリペイドカードをGoogle Payに設定
・ Google PayでiD払い(dカードまたは、dカードの残高が決済の原資となる/ドコモユーザーなら電話料金合算払いも可)
d払いアプリで発行されたバーチャルカードは、Google Payに設定すると自動でiDのメインカードとして認識されます。
Google Payでは、バーチャルカードをクレジットカードとして認識しているわけですが、クレジットカードそのものではないので発行にあたって審査はありません。
クレジットカードではないものの、dカードが背後に控えているので、dカードの信用とiDのタッチ機能でクレジット決済が可能です。
dカードはGoogle PayのiDに非対応ですが、d払いアプリを中間に挟むことで、対応するわけです。
d払いタッチを使えるようにしましょう。
まず、d払いアプリをPlayストアで最新バージョンに更新してください。
それから次の手順です。
1. d払いアプリのトップページをスクロールして、「・・・」アイコンの「一覧へ」をタップ
2. 「すべての機能」が開く
3. 「支払う・受け取る」にある「iD」アイコンの「d払いタッチ」をタップ
4. 次の画面で「設定を始める」をタップ
5. 最初に使う場合、本人確認が必要(マイナンバーカードがあれば、6桁以上の署名用パスワードがあると、すぐ終わります)
6. Googleウォレットにバーチャルカードを設定する
キャンペーンで1,500ポイントを得るためにだけ参加すると思うと本人確認がいささか面倒ですが、マイナンバーカードのおかげですぐ本人確認が終わりました。
マイナンバーカードの署名用パスワードについては、関連記事をご確認ください。
4桁の暗証番号ではありません。
バーチャルカードがiDのメインになったのはいいのですが、従前iDに設定していたVポイントバーチャルカードが消えました。
こういう仕様なのかわかりません。
再度Vポイントバーチャルカードを追加したら、元に戻りました。
ただ、QUICPayもそうですが、iDの場合1枚のカードしか有効にできません。
先に追加したd払いタッチのiDのみ有効となっています。
キャンペーンのため、初日からd払いタッチを使って来ました。
そして早速失敗しました。失敗もご参考になるかと思います。
d払いアプリのトップ、バーコードの下にキャンペーン一覧があります。
「先着10万名さま限定d払いタッチで」のアイコンをタップし、エントリーを済ませましょう。
キャンペーンの概要です。
・ 期間 … 2024年1月29日~3月31日
・ 対象外店舗 … ガソリンスタンドや自販機等で利用できない場合あり
・ エントリー上限 … 10万名(達成すると受付終了)
・ 付与上限 … 1,500ポイント(期間・用途限定ポイントで付与)
・ 還元率 … 20%(通常のポイントとは別建て)
エントリーしておけば、7,500円の買い物で上限に達します。
買い物の回数については制限はありません。
近所のドラッグストアに行き、レジで「iD」を伝えて支払おうとしたところ、いきなりエラーで出鼻をくじかれました。
Googleウォレットを開き、iDに設定されたバーチャルカードを開いてみましたが、ダメでした(1種類のカードしか設定できないiDの場合、意味のない行為です)。
その場では別の決済で済ませ、改めてアプリを確認しました。
原因は先に述べたとおり、d払いのメインカードにしていた三井住友カードが外されてしまったからでした。
d払いアプリの「アカウント」を開くと、「お支払方法」の欄が、「d払い残高」に替わっていました。
ここで改めて三井住友カードを選び、設定しようとするとポップアップが出ます。
≪執筆者撮影≫
「支払い方法をdカード以外のクレジットカードに変更すると、タッチ決済を利用できなくなります」
dカードを設定するには、本人認証サービスが必要となっていました。
外出先ですのでこれは後回しにして、セブン-イレブンに行ってみました。
セブン銀行ATMでd払いにチャージし、d払いタッチで108円の飲み物を買ったところ、ちゃんと使えました。
d払いとdカード自体あまり使う気がないので、残り7,400円程度は、ATMまたは銀行チャージで済まそうかと考えています。
掲載した画像の、「2,194円Declined」とあるのが失敗です。
108円の飲み物購入に成功しています。
≪執筆者撮影≫
d払いとdカード、それからiDの価値に懐疑的な筆者ですが、キャンペーンは大好物です。
早いうちに、スーパー等で7,500円の買い物を達成するはずです。
エントリー数が限られているので、どうぞお早めに。
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