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11月23日、東京金融取引所、パンローリング株式会社が主催している投資セミナーの「くりっくフェスティバル2023投資戦略セミナー」が行われました。
【12月権利確定銘柄】分割や優待拡充で注目される株主優待銘柄6選
セミナーは3部構成。
第1部 石原順氏「エブリシングバブル延命のカギを握る日銀の金融政策」
第2部 林則行氏「株価の上昇はあと数か月 暴落のサインを読み取れ」
第3部 桐谷広人氏、テスタ氏、三井智映子氏「優待と配当生活」
今回の記事では、セミナーの様子と第1部、第2部の内容をまとめて紹介します。
「くりっくフェスティバル2023投資戦略セミナー」は、東京金融取引所、パンローリング株式会社が主催している投資セミナーです。
3年ぶりに2023年11月23日に東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催されました。
主催:東京金融取引所
協力:岩井コスモ証券、インヴァスト証券、AIゴールド証券、SBI証券、FXブロードネット、auカブコム証券、岡三オンライン、岡安商事、外為オンライン、KOYO証券、サンワード貿易、GMOクリック証券、住信SBIネット銀行、大和証券、立花証券、日産証券、ひまわり証券、フジトミ証券、マネースクエア、豊トラスティ証券
協力会社:時事通信社、ミンカブ・ジ・インフォノイド
来場者が参加できるイベントもありました。
各ブースでノベルティグッズが配られていました。
東京リアル会場(300名)受講と、ライブ配信でセミナーに参加できます。
メールアドレスで登録が完了し、参加費は無料です。
現役ファンドマネージャーの石原順(いしはらじゅん)氏、アラブ首長国連邦アブダビ投資庁に勤務経験のある林則行によると来年の株価は厳しい可能性があるとのこと。
その理由について、説明致します。
現在、日本の市場は「エブリシングバブル」と言われていますが、いつまでも続くわけではありません。
天井はいつになるのか。そのポイントは3点。
日銀による現在の政策の変更
アメリカの大統領選挙
アメリカの利下げが始まる
日銀の現在の政策により、アメリカと日本では金利差があり、円安、ドル高となっています。
来年はアメリカの大統領選挙が控えており、バイデン大統領は株価を下げたくないため、しばらくはこの傾向を維持していきたいと考えているはず。
バブル金利は政治的な側面もあり、来年4月~6月の春闘までは続くと予想していて、ここまでは「バブルはエブリシング(続く)」と考えます。
アメリカは現在、利上げを続けています。
少しずつインフレが落ち着き始め、利下げが行われ、株価がさらに上昇するのではないかと期待する声も多いですが、過去の事例をみると利下げとともに株価が暴落しています。
このような背景から、来年の市場の見通しは厳しいと考えられる。
現在は、いずれ来る買い場に向けて手元資金として、現金余力を多く保有する方が良いとのこと。
数か月から半年以内に株価下落が来ると考えてます。
3つの理由。
先行株がすでに下がり始めていること
逆イールド(短期金利が長期金利よりも高い)が起こっていること
政府がデフォルトしなくても金融危機は起きる
先行株とは市場全体に先駆けて下げる銘柄のこと。
2000年のIT相場では、マイクロソフトは市場がピークを迎える頃にはすでに15%も下落していました。
逆イールドとは、短期金利>長期金利となることで、好景気の最終局面で起きると言われています。
リーマンショックを超えた銀行破綻(総額)も起きています。
失業率の数や米国住宅不動産、自動車ローン、小売の売上などの状況を見てもかなり厳しい状況になっていることが分かります。
失業率と株価は高い相関関係がある。
サブプライムローンで住宅投資が盛り上がっていたころよりも価格が上がる現状。
自動車ローン審査で失格した人の割合も増えている。
石原氏、井上氏ともに「来年は厳しくなる」と話していました。
何が起きても良いように自分の投資戦略を考えておくことが重要になります。
東京金融取引所、パンローリング株式会社が主催するような大きな投資セミナーに参加して情報収集することも戦略のひとつとしておススメです。