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資産形成の王道といえば、ドルコスト平均法による積立投資です。
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現行のつみたてNISAを活用されている方、来年から始まる新NISAでのつみたて投資枠の活用を考えている方はまさにこの積立投資を実践している、もしくはしようとしている方です。
最近の投資ブームもあり、若年層にも積立投資が広まりました。
また、今後さらに積立投資の重要性が増してくるはずです。
積立投資は初心者でも始めやすく、長い期間続ければ続けるほど勝率が高くなる投資手法です。
ですが、そんな積立投資でも損失につながってしまう行動も存在します。
積立投資は続けることさえできれば勝率が高いのですが、その続けることも意識しておかないと意外と難しいことなのです。
そんな気はないのに思わず取ってしまう行動によって、悲惨な結果になることは避けなければなりません。
今回は、積立投資で失敗する人が思わず取ってしまう行動について解説します。
言い換えれば、本記事で紹介する行動を取らなければ、高い確率で利益を手にすることができます。
今一度自身に当てはまる部分がないか、確認されることをおすすめします。
積立投資を始めたばかりの頃は、日々の株価の動きが気になってしまうものです。
毎日証券口座の値段を確認してしまったり、気になりすぎて仕事が手につかなくなってしまう方もいるようです。
積立投資は株価がどのように動こうが、利益を狙える投資手法です。
毎月一定額を積立することによりドルコスト平均法を実践していることになります。
株価が高い時には少ない口数を購入し、株価が低い時には多くの口数を購入するという調整を自動的にすることができます。
こうすることで購入価格を平均化させることができ、長い時間軸で見れば再現性高く利益を出すことができるのです。
確率論的には非常に高い勝率で投資をすることができるのが、積立投資です。
最初に積立設定さえしてしまえば、あとはほったらかしでOK。
なので、初心者にも推奨されている投資なのです。
言い換えれば、「日々の株価の動きを気にする必要はない」ということです。
積立投資にとって大切なことは、日々の株価の動きではありません。
いかに長い期間続けることができるかが大切なのです。
株価の動きが気になってしまってメンタル的にダメージを受けてしまい、結果投資をやめてしまうなんてことになってしまっては元も子もありません。
現行NISAをされている方なら身をもって理解しているかと思いますが、積立投資といえど毎年確実に増えていくというわけではありません。
あくまでも「投資」である以上、市場の情勢により評価額は上下します。
数年間株価が低迷すれば、数年間資産が増えない、もしくは目減りし続けるなんてこともよくある話です。
金融庁や各証券会社のHPでよく見る「積立シミュレーション」的な動きはまずないとお考えください。
毎年確実に5%で増え続けるわけではありません。
「成績の良い年、悪い年、ならすとおおかた年利5%くらいだったね」
という話なだけです。
大きな〇〇ショックが到来すれば、平気で数年間株価が低迷します。
それは米国株でも全世界株でもです。
毎年増え続けるわけではないということは、忘れないようにしてください。
逆に積立投資にとって株価の低迷時期はチャンスです。
理由は「安く仕込むことができるから」です。
先にも述べた通り、株価が低い時は多くの口数を購入することになります。
株価の低迷期にたくさん仕込んでおけば、株価が回復してきた時に大きな利益となります。
低迷や暴落を経験せず、順調に成長し続けている場合よりも、低迷や暴落を経験してより多くの口数を仕込めた方がその後の利益は大きくなるというのは有名な話です。
長い時間軸で考えた場合、必ず我慢するべき時期が来ます。
繰り返しになりますが、積立投資では日々の株価を気にする必要はありません。
また、投資している最中に暴落に見舞われることもあるでしょう。
株価が安い時ほど積立投資家にとっては、またとないチャンスだということは先に解説した通りです。
おそらくこういった話は、耳にタコができるくらい聞かれているはずです。
そして多くの方が、なんとなくは理解しているはずです。
ですが、途中で投資をやめてしまう方の多いこと・・・
のっぴきならない事情でお金が必要になり、やむなく売却してしまうなら仕方ないでしょう。
長い投資期間の間にさまざまな予期せぬ事態が起こることも、想定しておかなければなりません。
ですが売却理由が「株価の値動きによるもの」だった場合はナンセンスとしか言いようがありません。
何度も暴落や暴騰を繰り返して、今の株価があるのです。
おそらくそれは、これからも変わらないでしょう。
暴落時にはSNSなどで、さまざまな極論が展開されます。
ぜひとも懸命な投資家として「一時的な意見」に惑わされることなく、冷静に相場と向き合っていただければと思います。
積立投資ではそもそも「時間」が必要です。
長い時間積立を継続することによって、初めて複利の効果を活かすことができ、大きな利益を手にできるのです。
数年でやめてしまってはそもそも利益が出るはずもありません。
これは株価の動きが理由で、積立金額を変更してしまう行動を指します。
今は高値だから、積立金額を下げておこう
これから暴落が来るだろうから、いったん積立はストップしておこうかな
今が底値だろうから、積立金額を上げよう
このような相場感で、積立金額を変更することはNGです。
そもそも株価の動きを当てることは、プロでもできません。
その道のプロでもできないことを、私たち一般投資家ができるはずがありません。
これはインフルエンサーと呼ばれる人たちにもいえます。
株価が極端に動いた時には、ここぞとばかりに値動きを予想する投稿が増えます。
ですが積立投資家である以上、その話を真に受けて積立金額を変更してはいけません。
そもそも積立投資は、相場を読むことを放棄した投資手法です。
「株価の動きは読めない」という大前提に立っているのです。
だからこそ毎月一定額を投資し、購入価格を平均化させているのです。
短期的に株価が上がろうが下がろうが、それはどうでもいいのです。
そんなことで積立金額を変更していては、それこそ利益を逃してしまいます。
積立投資は少額から始めることができ、ドルコスト平均法による時間分散が効きます。
長い期間続ければ続けるほど複利の効果も活かすことができ、再現性高く利益が出せる投資手法です。
だからこそ初心者にも推奨されるのですが、投資に慣れていない方ほど今回紹介した行動に陥りがちです。
投資で100%勝てる手法はありませんが、今回紹介した行動を避けることによって勝率を上げることは可能です。
これらの行動を取らないよう意識し、効率的な資産形成を実践していただきたいと思います。
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