- 週間ランキング
各証券会社において新NISAの積立設定予約が開始され、いよいよ新しい非課税制度の幕開けが目前にひかえています。
近年人気の「元取れ」トレンド福袋 買うべき、それとも買わない?後悔しない選び方2つを紹介
現行NISAを活用されている方だけでなく、新NISAで投資を始めようと考えている方にとっても大切な時期がきました。
多くの初心者がまずはここから始めるであろう「積立投資」。
現行NISAでは「つみたてNISA」、新NISAでは「つみたて投資枠」がこれに該当します。
いつもは仕事や家事をこなしていて投資に本腰を入れることができない方がほとんどだと思います。
たくさんの時間を割くことはできないが、投資しないのも不安・・・
将来のために少しでも蓄えを増やしておきたい・・・
難しいことはわからない自分でもできる投資はないのかな・・・
こんな方にピッタリなのが積立投資です。
なぜなら積立投資は1度設定さえしてしまえば、あとは「ほったらかし」で投資ができるからです。
なおかつ長期的に継続すれば、勝率も高いというメリットも。
投資について詳しくない初心者でも、再現性高く利益を出すことができる投資として、さまざまなところで推奨されています。
初めての投資ということもあって、皆さん最初は愚直に続けるのですが、慣れてきた頃に直面してしまう落とし穴も実はあります。
それは、「株価を読んで投資をしようとしてしまう」ことです。
今回は株価の上がり下がりによって、積立金額を変更するべきではない理由について、解説したいと思います。
なお、本記事では初心者向けにわかりやすくするため、投資信託の基準価額を株価と言い換えております。
まずは、積立投資が初心者にも推奨されている理由から見ていきましょう。
それは「ドルコスト平均法」を実践することができる投資手法だからです。
ドルコスト平均法とは、投資信託のように価格が変動する金融商品を「常に一定の金額を定期的」に買い続ける手法です。
まさに毎月積立といった、定期的に一定金額を投資し続ける方法がこれに該当します。
投資金額を一定にすることによって、価格が安い時には購入量が多く、価格が高い時には購入量が少なくなり、平均購入価格を抑えることができます。
現在の株価を気にすることなくスタートできる
高値掴みを避けることができる
日々の株価変動に一喜一憂することなく続けることができる
まとまった資金を用意しなくても投資を始めることができる
などといったメリットがあります。
米国株にしろ世界株にしろ値動きがあります。
上昇する時もあれば下落する時も必ずあり、その時その時の値動きに関係なく投資でき、かつ将来的に利益を出す期待値が高い投資手法がドルコスト平均法なのです。
こういったメリットを最大限活かすためにも意図的に積立を止めたり、金額を変更したりするべきではありません。
ドルコスト平均法は、
「誰にも将来の株価を当てることはできない」
という考えに基づいた投資手法です。
株価が上がるか下がるかはわからないからこそ、上がっても下がっても良いように一定金額を定期的に購入するのです。
確かに株価が低い時に買って、高い時に売ることができれば大きな利益を手にすることができます。
ですが残念ながら、誰にもそれはできません。
相場のプロであってもです。
常に相場と向き合っているプロでもできないことを、「ちょっと」投資をかじっただけの素人にできるはずがありません。
今は株価がだいぶ上がっているから積立金額を少なくしておこう
このあと暴落が来るはずだから株価が下がったところで一気に投資しよう
株価が上がり始めたところで積立を再開しよう
といった類の「株価を予想する」積立投資はするべきではありません。
多くの場合において金額、頻度を変更することなく続けた場合に、見劣りする結果しか出ないでしょう。
株価の暴落、暴騰は突然起こります。
なんとなくの予兆はあったとしてもそのタイミングを当てることはできません。
株価の大きな上昇時に相場にいない(投資していない)ことによって、将来の利益に大きな差が出ることは過去記事でも解説しております。
株価上昇反転のタイミングを逃してしまうことで、ただひたすらに積立を続けていた場合と比べてその利益が約半分にまでなってしまうこともあり得るのです。
自分で、もしくはインフルエンサーに従って株価を読もうとしてもうまくいきません。
多くの場合、好機を逃してしまうことになるでしょう。
現在の株価に関係なく、とにかく続けることが何よりも大切です。
不要な考えが浮かぶなら、むしろ株価を見ない方がマシです。
積立投資において大切なことを解説してきました。
株価の上がり下がりが理由で積立を止めたり、開始したりするべきではありませんし、もちろん積立金額の変更も行うべきではありません。
ですが「言うは易し、行うは難し」です。
慣れてきた頃にいろいろな考えが浮かんでくることでしょう。
ある程度経済情勢がわかるようになれば、将来の株価予想も自然とすることになるでしょう。
もちろん株価の動きを予想すること自体は問題ありませんし、むしろ行うことによって投資脳が身につくとも言えます。
ですがその株価予想を実践する場は、積立投資ではありません。
個別株投資など「別の場」を設けてするべきだと考えます。
積立投資と株価予想はあくまでも別物。
現在の株価に関係なく、これまでと同じ金額でただ淡々と積立すること。
これが正しい積立投資の実践方法だと考えます。
【JALブラックフライデー】11/24~3日間限定 国内線の片道が6,600円~激アツすぎるイベントと注意点
【株式移管】LINE証券からSBI証券へ株式移管してみた やり方を解説