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LINE証券が証券サービス縮小し、いよいよ2023年11月17日受付分から他社移管出庫手数料が無料になったため、筆者はSBI証券へ移管。
最初は難しいかと思いましたが、そこまで難しいことはありませんでした。
手順を解説し、今後のスケジュール予定も紹介します。
≪画像元:LINE証券≫
LINE証券では、証券サービス縮小により、11月17日より株式の他社証券会社移管(出庫)手数料が無料になりました。
「移管」とは管理を他に移すことの意味で、これまでLINE証券にあった株式を他の証券会社に移す行為のこと。
移管をしなくても、
・ そのままLINE証券で保有 … 2024年8月頃に野村證券への移管
・ 株式を売る … 登録銀行口座へ出金手続き
もできます。
筆者は、移管手数料が無料であれば口座を保有しているSBI証券に移管したいと考え、手続きしました。
≪画像元:LINE≫
株式の移管手続の申請には以下の情報が必要です。
・ 証券会社名
・ 部支店名
・ 部支店コード
・ 部支店の所在地
・ 口座番号
・ 口座名義
・ 機構加入者コード(7桁)
・ 加入者口座コード(21桁)
これだけ見るとわかりにくいですが、筆者が移管先として考えていたSBI証券での解説を見ると、かなりわかりやすかったです。
≪画像元:SBI証券≫
SBI証券では「口座管理」から「お客さま情報 設定・変更」を見ると、「お客さま基本情報」として、部支店や口座番号、お取扱店、機構加入者コード、加入者口座コード、部支店所在地など欲しい情報がすべて載っています。
筆者はSBI証券を参照しましたが、「移管先」の口座管理の情報にあるはずですので、参考にして部支店や口座番号などをすべて控えておくと手続きがスムーズです。
申請を実際にしてみたのですが、必要な資料があれば5分程度で申請完了でき、あっけないと思うほどでした。
≪執筆者撮影≫
1. 移管ページから「株式出庫申請」をタップ
2.「申請をはじめる」をタップ
≪執筆者撮影≫
3. 出庫する株式を選択(チェックボックスで「特定預りのすべての保有銘柄を出庫する」を選択)
4. 出庫先情報の入力をする(事前に用意していた出庫先の証券会社の情報を入力)
5. 申請完了
事前に出庫先情報を調べておいたので、入力するだけ。
部支店の所在地や加入者口座コードなどは見慣れない内容なので、あらかじめ用意しておけるとよいように思います。
LINE証券に書いてあった注意点があります。
・移管には、1週間程度かかる、手続きが混み合う場合、さらに時間がかかる場合もある
・移管先証券会社にて特定口座を開設されていない場合、移管することができない
筆者は、11月17日に移管の手続きをしたので、約1週間でも24日。
途中、祝日もあるので、それ以上かかるかもしれません。
また、移管先証券会社で特定口座がない場合は移管できません。
株式移管した後、現金残高がある人は出金の手続きもしておきましょう。
この時、「LINE Pay残高に出金」と「銀行口座に出金」が選べるのですが、手数料から考えると「銀行口座に出金」が手数料無料なのでおすすめです。
以前、筆者が出金した時は、手数料がかかってしまう出金方法がありました。
「LINE Pay残高に出金」してから、さらに銀行口座やセブン銀行ATMへの出金だと手数料が最大220円かかってしまうため、注意してください。
フローチャートを見て、他社への移管(出庫)を希望せず、売却(解約)も希望しない場合は、2024年8月ごろに野村證券へ移管になります。
つまり、そのまま放置していると移管先は野村證券です。
≪画像元:野村證券≫
野村證券でもよいと思われるかもしれませんが、オンライン専用支店手数料を見ると、10万円までは152円、30万円までは330円の手数料がかかり、手数料無料化となったSBI証券や楽天証券と比較すると手数料がかかってしまいます。
株式の移管が完了し、口座の現金残高が0円になったら、口座閉鎖の流れになります。
≪画像元:LINE証券≫
口座閉鎖処理は、口座開設者自身でもできます。
また、口座閉鎖申請をしなくてもLINE証券が口座閉鎖処理をしてくれます。
2024年1月31日と2024年4月30日の2回とも
・ 株式・投資信託を未保有
・ 現金残高が0円
の場合、LINE証券が2024年6月中に口座閉鎖処理を実施してくれます。
2024年2月13日15時までに申請することでも自身でも口座閉鎖申請ができます。
筆者も、移管手続が完了したことを確認できたら、口座閉鎖申請をしようと考えています。
最初は株式移管の手続きが難しいのではと思いましたが、出庫したい証券口座の部支店や口座番号、お取扱店、機構加入者コード、加入者口座コード、部支店所在地などを用意しておいたため、実際に申請に必要だった時間は5分ほど。
入力、確認して完了まではあっという間でした。
もし、移管を考えている人は参考にしていただけると嬉しいです。