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催事場のセールは、商品の種類もしくはサイズごとにブースが分けられています。
例えば、「婦人服バーゲン」は商品の種類やブランド別にブースが分かれていますが、百貨店催事場セール定番の「ワコールセール」では商品の種類かつサイズ別に分かれています。
「私はLサイズだから」とLサイズのワゴンだけをみていると掘り出し物はみつけにくいです。
なぜならば、掘り出し物は目的のサイズではないワゴンの中に紛れ込んでいる可能性があるからです。
例えばパジャマは、Mサイズと表記されていても、実寸はLサイズよりも大きいこともあります。
パジャマや下着はデザインによって表記サイズよりも実寸は大きかったり小さかったりすることがあるのです。
Lサイズを探している人がLサイズのワゴンの中で掘り出し物をみつけるためには、競争倍率が高くなります。
Mサイズのワゴンの中に紛れ込んだ実寸Lサイズの商品は「Mサイズの人には大きすぎるため余りがち」です。
掘り出し物となってワゴンの中に取り残されていることがあります。
催事場のセールでは、商品がたくさん入ったワゴンに視線が集まります。
掘り出し物はワゴンの中よりもワゴンの上の上にある、見本として展示されている商品です。
パジャマならば、ワゴンに折りたたまれて入っているものではなく、壁にハンガーにかけられて展示されている商品です。
展示されている商品は目玉商品であり、掘り出し物である可能性があります。
展示されている商品は、最後の1点や在庫数が少ないものが多く、早い者勝ちの掘り出し物の傾向があるのです。
展示商品をみて「いいものがありそう」と思ったときには、近くに行ってワゴンの中を見るのではなく、展示商品そのものを手に取ってみるといいでしょう。
催事場では同じ商品が大量に積まれて売られていることがあります。
一見「全部同じ」にみえるのですが、よくみると「タグのデザイン」の違いに気がつくことがあります。
とくに靴下や下着などの小さなものは要チェックです。
タグのデザインが違うということは、商品自体にもわずかな違いがあることが多いのです。
例えば製造している国が違ったり、レースのデザインや素材が変更されていたり、パッと見ただけでは気がつかない小さな違いがあるのです。
筆者は下着のウエスト部分のレースにこだわりがあり、同じメーカーの同じ商品を長年愛用しています。
以前は曲線が多いレースでしたが、工場移転と同時に角の多いレースに変わったのです。
筆者は以前の曲線が多いレースの肌ざわりが好きなため、とても残念に思っていました。
催事場のワゴンの中から、レースの違いだけで旧品を探し出すことは至難の業です。
しかし「タグのデザイン」の違いを見分けることで、簡単に旧品をみつけることができます。
最近も同じ下着が100枚ほどきれいに整列しているワゴンの中からタグのデザインが違う旧品3枚を見つけ出すことができました。
筆者にとっては掘り出し物です。
大量の同一商品の中に周囲とタグのデザインが違うものがあったときには「違い」をみつけてみることをおすすめします。
意外と「余り物に福」の掘り出し物かもしれません。
催事場セールならではのポイントは「1度みただけであきらめない」です。
催事場のセールは期間限定で売場面積もせまいため、人口密度が高くなります。
そのため、多くの人は「迷ったらとりあえずキープ」をするのです。
買うか迷ったら、とりあえず商品を手に持ちながら他の商品を見て回ります。
そして一通り見回ってから、空いている空間でゆっくりと品定めをするのです。
例えば、10時開店の催事場に10時15分に到着したとします。
開店直後に入店した人は、催事場をひと回りしてめぼしい商品をキープしている頃です。
品定めをしたあとに再び戻される商品があります。
開店直後に入店した人が会計の列に並び始めたころが狙い目です。
続々と品定めされた商品が棚やワゴンに戻されるタイミングです。
人口密度が高い催事場セールは、会場に到着したら1周見回り、再び始点に戻って再チェックすることをおすすめします。
「さっきはなかった商品」が掘り出し物として戻されているかもしれません。
セールで安く買うことは当たり前です。
安い中から掘り出し物をみつけたときの喜びはプライスレスです。
今年はセールの活気が戻ってきました。
久しぶりの掘り出し物探しで宝探しのようなワクワク感を味わって、節約につなげてみてください。
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