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株投資で10万円をいかに増やせるか? 実際にやってみました~第3回~
ローコスト住宅で知られるタマホーム <1419>の最低購入価格は32万3,000円、配当利回りは5.73%。
≪執筆者撮影≫
タマホームの株主優待は、100株以上で、3年未満500円分、3年以上は1,000円分のクオカードがもらえます。
過去にもらったクオカードは黄金色のクオカードでした。
マツケンサンバを歌っているような松平健さんのもので、金運が上昇しそうなありがたいものでした。
≪執筆者撮影≫
タマホームのクオカードには「株主様限定」と書いてあり非売品。特別感があるのもうれしいです。
LINEヤフー傘下のアスクル <2678>の株主優待は、LOHACO(ロハコ)で使える割引券です。
最低購入価格は19万4400円、配当利回りは1.85%。
アスクルの権利確定日は11月20日と11月末ではない点に注意です。
≪執筆者撮影≫
株主優待は、100株以上保有で、ロハコで使える500円4枚分の割引クーポンがもらえ、税込501円以上の商品につき1枚使えます。
≪執筆者撮影≫
過去に株主優待を使用した内容を一部紹介すると、マ・マーのパスタソース4個572円、無印良品のパスタソース2個580円を買う際に、500円割引クーポンを使いました。
パスタソース4個で72円相当、無印良品のパスタソース2個を80円相当で買えたわけなので、家計節約にもなっていると思います。
≪執筆者撮影≫
麦茶パックや鍋キューブ、お茶なども買えたので、食費節約ができる銘柄でもあります。
9月の決算では、1Qの売上高は微増、ただし経常利益は減少でした。
官公庁への建設コンサルタント企業であるE・Jホールディングス <2153>の最低購入価格は15万4100円、配当利回りは3.57%。
≪執筆者撮影≫
E・Jホールディングスの株主優待は、クオカードで、100株以上1,000円分。
1,000株、5,000株以上だと増額します。
10月12日に発表された決算では、1Qの経常利益は赤字。現在、優待と配当利回りを合わせて4%以上です。
毎年、1Qは赤字、そして通期は黒字予想とのことですが、売上高の減少はやや気になるところです。
医療品などの卸業のアステナホールディングス <8095>、最低購入価格は4万7300円、配当利回りは3.81%。
≪執筆者撮影≫
アステナホールディングスの株主優待は、100株以上継続保有1年以上で3,000円相当の自社商品か、1,000円相当のその他商品を選べます。
カタログでは、アプロス、NAVISION(ナビジョン)、マルマンH&Bの商品のほか、お酒やそうめん、レトルトカレーなどから選べました。
≪執筆者撮影≫
家族会議の結果、讃岐・小豆島素麺紀行というそうめんの2種類食べ比べセットに決定。
いくつかから選べるカタログギフトは自由度が高く、欲しいものが見つかりやすい気がします。
ホテル運営やマンション販売を行うサムティ <3244>、最低購入価格は23万6600円、配当利回りは3.80%。
200株から株主優待がもらえるため、必要価格は47万3,200円です。
≪画像元:サムティ≫
200株では株主優待1枚分がもらえ、対象ホテルでの宿泊利用ができます。
ホテルによって優待1枚~3枚が必要です。
≪執筆者撮影・イメージ≫
過去にイビススタイル名古屋に宿泊したことがありますが、アメニティは雪肌精で、朝食はエビフライなどの名古屋めしも楽しめ、スムージーまで飲める豪華さでした。
※株主優待使用時には有料になる内容もありますのでご注意ください。
10月の決算では連結経常利益を上方修正。
3Qの連結経常利益は減っていますが、ネスタリゾート神戸を完全子会社化するニュースもあり、注目したい企業です。
関東のオフィスビルのほかホテル運営などの不動産事業を手がけるトーセイ <8923>の最低購入価格は18万2,500円、配当利回りは3.29%。
≪執筆者撮影≫
100株以上でホテル宿泊割引券3,000円分1枚と、継続保有期間に応じて増額するクオカードがもらえます。
1年以上で1,000円、2年以上で2,000円、3年以上で3,000円がもらえます。
長期保有するほどクオカード額面が増えます。
≪画像元:キユーピー≫
11月の権利確定銘柄での有名企業としてキユーピー <2809>もありますが、注意しなくてはいけない点は、継続保有期間条件があることです。
100株以上で1,000円相当の自社製品の株主優待があるものの、もらいたい場合は、11月末時点だけでなくそれより前の5月末時点でも株主名簿に記載され、「100株以上を半年以上継続保有」していなくてはいけません。
2023年11月にもらいたいなら、2023年5月末時点でも株主である必要があり、今から株を買付しても権利は得られません。
≪画像元:キユーピー≫
キユーピーのように「継続保有期間条件」を設定する企業は増えていて、もし、こういった条件がないなら11月末だけ株保有をしていれば権利取りができることになります。
長期保有をしてもらうことで企業としても短期売買による株価変動を避けられるメリットなどもあるのだと感じます。
企業ごとの条件をふまえて11月権利の株主優待を狙ってみてください。
11月の株主優待銘柄は少なめではありますが、早めにチェックして、欲しい銘柄がないか確認してみましょう。
11月権利であっても半年前の5月から保有していないと株主優待がもらえない銘柄もあるため、その点はしっかり読み解き注意しておいてください。
権利取得後に株価が下落してしまうリスクもあるため、自分なりのシナリオを作って株価に左右されずにいるなど、マイルールに従うことも大切です。(執筆者:FP3級、節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
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