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楽天Edy、楽天キャッシュへのルート開通で急激に注目度アップ 現在の還元率がいつまで持つか先行きを心配しています
三井住友カード発行のHOP-VISAカードは、平和堂ユーザーのためのカードで、実質年会費無料(初年度無料、年1回の買い物で無料)です。
≪画像元:Sumitomo Mitsui Card Co., Ltd.≫
このたびデザインが洗練されたものに変わりました。
さらにポイントプログラムが大きく改定された結果、ポイント(HOPポイント)付与の方式がこうなりました。
・平和堂で利用…100円(税抜)について1ポイント付与
・平和堂以外で利用…100円(税込)について1ポイント付与
※1ポイント=1円相当のため、ポイント還元率1.0%
≪画像元:株式会社平和堂≫
スーパーでは税抜価格に対するポイント付与は一般的です。
そのためスーパー系列のクレジットカードの一部にも、税抜でポイント付与されるものがあります。
ただ一般的には、税込価格に対して付与されるものです。
HOP-VISAカードは平和堂かそれ以外かで、ポイント付与の仕組みを分けているのです。
食料品に課される軽減税率(8%)で実際のポイント還元率を比較してみます。
・税抜5,000円の買い物 … 50ポイント付与
・税込5,400円の買い物 … 54ポイント付与
買い物のすべてが食料品であった場合、税抜か税込かでこのようにポイント付与が変わります。
新生HOP-VISAカードを、岐阜県が本拠地で滋賀県にも店舗の多い「スーパーバロー」で使ったほうが、ポイントが多くもらえます。
実際、今後このような利用者が増えると予想されます。
2023年9月30日までのHOP-VISAカードでは、ポイント付与は次のとおりでした。
・平和堂で決済…税抜付与1.0%還元のHOPポイントに加え、200円(税込)ごとに1円のVポイント付与
・平和堂以外で決済…200円(税込)ごとに1円のVポイント付与のみ
系列スーパーでは還元率1.5%、系列の外では0.5%のみという、よく見るタイプのクレジットカードだったのです。
多くの平和堂ユーザーは、もともと平和堂で使うためにカードを持っていたはずです。
つまり、改悪と感じる人が多数を占めそうに思われます。
なによりも、「現金払いでHOPポイントカード提示」でも、200円ごとに1円付与のため、クレジット払いの優位性がなくなりました。
還元率の高いクレジットカードを探しているユーザーにとっては、どこで使っても還元率1.0%のカードが出現したわけです。
還元率が高いカードは、公共料金引落しなどで重宝します。
京阪や愛知県など、カードを使う機会の多いユーザーの中には、この機会に新生HOP‐VISAカードを持とうという人もいそうです。
行ける範囲に平和堂がないとたまったポイントが使えないため、平和堂ユーザーであることが最低条件にはなります。
9月までは、平和堂でのカード利用で2種類のポイントが付与されていました。
10月からはこのうち、Vポイントが付かなくなります。しかしながらポイントだけは残ります。
たまったVポイントを引き続き活用したいなら、三井住友VISAカードを新規に持てばOKです。
「NL」など、一般の三井住友カードのほうが新生HOP-VISAカードよりも通常の還元率が低い(0.5%)のが難点です。
コンビニ、マクドナルド等多くのお店において、スマホタッチ決済で還元率7.0%以上となる有益なカードではありますが、通常の数字は悩みどころかもしれません。
たまったVポイントを、三井住友VISAカードを持たずに1ポイント単位で完全消化したい場合、Vポイントアプリが必要です。
Vポイントアプリで発行されるバーチャルカードをApple PayまたはGoogle Payに設定し、タッチ決済かiDで決済すると使い切れます。
500ポイント単位でよければ、「Vポイント⇒Tポイント」の等価交換ルートが、同じ2023年10月1日に開通しました。
TポイントからWAONポイントへの等価交換ルートもあるので、滋賀県にも多いイオンで使えます。
HOPポイントの使い方は、次のとおりで変更ありません。
・サービスカウンターで、1,000ポイントを現金1,000円に交換
・500ポイント単位で電子マネー(HOPマネー)にチャージ
今後は、「平和堂以外でHOP-VISAカードをどんどん使い、平和堂へは現金化をしに行く」という使い方があり得ます。
もちろん、滋賀県民といえば平和堂ですから、そのような裏技ユーザーは最初から想定していないのでしょう。
HOP-VISAカードを持っているからといって、平和堂でこれ一本槍の必要はありません。
特にこのカード、「年間いくら使うとポイントアップ」などの仕組みのないシンプルなプログラムですから、他のキャッシュレスも併用するといいでしょう。
還元率改悪のHOP-VISAカードよりも高還元率になるキャッシュレスの例です。
Visa LINE Payクレジットカード(p+)は月に1万円決済するとポイント打ち止めですが、5.0%という高還元率です。
キャッシュレスの併用には最適です。
いつなくなるかわかりませんが、エポスゴールドカードから楽天Edyチャージ、さらに楽天キャッシュなどというルートもあります(Android限定。2.5%)。
キャッシュレス決済の場合、HOPポイントカードとの併用はできません。
HOP-VISAカードにはレジャーやガソリンスタンドなどの地域優待も多いようなので、営業エリアの住民なら1枚持っておいて損はなさそうです。
どこでも1.0%還元は大きなものです。
ただ、平和堂でのお買い物についてはスマホ決済のほうがお得に感じます。
改悪を嘆くより、有利な使い方を考えましょう。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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