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楽天Edy、楽天キャッシュへのルート開通で急激に注目度アップ 現在の還元率がいつまで持つか先行きを心配しています
はじめに千葉市のキャンペーン概要です。
2023年10月1日から10月31日まで(早期終了の可能性が非常に高い)
≪画像元:千葉市生活応援キャンペーン≫
・ PayPay
・ d払い
・ au PAY
・ 楽天ペイ
・ AEON Pay
店舗一覧(一部のお店が載っている)を見る限りPayPayが圧倒的に多く、そしてAEON Payの使えるお店はほとんどありません。
AEON Pay以外の4種類を活用しましょう。
・ 10%還元(最大)
・ 1回の決済につき1,000円相当が上限
・ 期間中について5,000円相当が上限(QRコード決済ごと)
4種類の決済を使えば、期間中最大2万円の還元が得られます。
千葉市内の8,500店舗(大企業、中小企業といった区別はなし)
PayPayをはじめとするQRコード決済の還元は多いですが、多くのケースで次の制限があります。
・ 中小企業のみ
・ スーパー不可
・ ドラッグストア等チェーン店不可
・ コンビニ不可
今回の千葉市のキャンペーンは、このような制限はなく、基本的にはOKとされています。
ただ、2023年9月下旬に公表されている店舗リストには、スーパーやドラッグストア、コンビニの名前は見られません。
ただ、「全体の一部」との断りがあるため、最終的な利用可能状況は不明です。
今回の千葉市の還元は10%です。
20%還元のキャンペーンも多数ある中、それほど目立たないと感じるかもしれません。
ですが、20%の半分しか還元がないというわけではありません。
PayPay以外のQRコード決済なら、基本還元10%以外に、決済利用による通常の還元もあるからです。
通常の還元が1.5%だとすると、PayPay以外の決済の場合こうなります。
・ 20%還元 … 実質21.5%
・ 10%還元 … 実質11.5%
基本還元が10%でとどまる場合、外側の通常還元はさらに重要となります。
決済ごとの還元上乗せ方法を見ていきます。
PayPayはQRコード決済の王者です。
今回の千葉市のキャンペーンでも、PayPay加盟店が圧倒的に多くなっています。
PayPayでしか還元の受けられないお店も多いのです。
ですがキャンペーン開催中他のペイが使える店舗で、PayPayで決済するのはおおむね損です。
PayPayの場合、30%でも20%でも、大型還元時はその数字で打ち切りとなるためです。
通常は還元の多くなる、次の方法を用いても変わりません。
・ PayPayクレジット(旧あと払い)
・ PayPayカードゴールドによるクレジット
10%還元の場合、PayPayだと損します。
楽天ペイは、楽天キャッシュをセットして支払うと決済時に1.0%還元です。
楽天キャッシュをどう調達してくるかが、楽天ペイの使い方の肝となります。
楽天キャッシュを作る方法は、次の通りです。
・ 楽天カードからチャージ(0.5% … 通常の半分)
・ 楽天ギフトカード … コンビニで、電子マネー等を活用して購入(0.5%~1.5%程度)
・ (Android限定)楽天Edyからチャージ(楽天Edyは0.5%~1.5%程度でチャージ可能)
楽天キャッシュの作り方次第で、決済に基づく通常還元と併せて最大で2.5%程度になります。
千葉市のキャンペーンでも、PayPayの10.0%と12.5%とでは、大きな違いがあります。
楽天ギフトカードは、コンビニと電子マネーの組み合わせ次第で、キャッシュレス購入できます。
購入時にポイントが付かなくても、電子マネーをクレジットカードからチャージの際、ポイントがたまるケースがあるのです。
この例です。
・ nanaco(セブンカード・プラスからチャージ、Apple Pay)をセブン-イレブンで決済
・ WAON(イオンカードセレクトからオートチャージ、Apple Pay)をミニストップで決済
・ ファミペイ(ファミマTカード等からチャージ)をファミリーマートで決済
さらに間にau PAYプリペイドカードやKyash、ANA Pay等を挟むなど、多種多様なルートによりポイントアップする方法があるため研究し甲斐がありますが、よくルールが変わるので注意しましょう。
楽天Edyの活用については、こちらを参照ください。
au PAYはチャージして使うQRコード決済です。
決済時に0.5%付与されるとともに、チャージ次第でお得になります。
ただ系列のカードには、次の通り問題があります。
・ au PAYカード … チャージ時還元率ゼロ(ポイントが付かない)
・ au PAYゴールドカード … チャージ時1.0%付くが、年会費が1万1,000円(auユーザーならよし)
「月に5万円まで」というチャージ制限が設けられましたが、それでも1.0%以上でチャージできる次の他社カードがおすすめです。
・ エポスゴールドカード
・ 三井住友ゴールド(NL・Mastercard)
・ Orico Card THE POINT(Mastercard)
・ ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
・ PayPayカード(Mastercard)
・ dカード(Mastercard)
VISA、JCBブランドはチャージ自体不可のものが多いので注意してください。
エポスやセゾンなら国際ブランドを問いません。
ステップボーナスも終了したd払いは現在、ポイントアップ手段がありません。
dカードをd払いにセットすると1.0%ポイントが付きます。
さらに大型還元のキャンペーンにおける欠点があります。
もらえる還元が、期間限定ポイントであることです。
今回の千葉市のキャンペーンも期間限定ポイントで還元があります。
「PayPayとd払い」が使える加盟店であればd払いでの1.0%の上乗せに意味がありますが、楽天ペイやau PAYの使えるお店ではそちらを使うべきということになります。
AEON Payが最近、大型還元で採用されるようになってきました。
2023年のかながわPay第3弾で注目されましたが、千葉市のキャンペーンでも採用されています。
AEON Payの場合銀行チャージもありますが、イオンカードをセットして使うのが基本です。
還元率はイオングループで1.0%、イオン以外で0.5%です。
大型還元キャンペーンの際には、特に優位性はありません。
ポイント打ち切りのPayPayよりはいいという程度です。
なお、今回の千葉市のキャンペーン、使えるお店の一覧が公表されていますが、AEON Payの使えるお店は極めて少なくなっています。
大型還元は「10%」「20%」という数字ばかり強調されますが、日ごろの還元が併せて付くかどうかも重要な問題です。
特に千葉市の場合10%であるがゆえに、決済方法によって大きな差が付きます。
PayPayばかりはいけません。特に楽天ペイとau PAYをチャージの点で活用しましょう。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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