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秋のお彼岸にはおはぎを食べます。
萩の花に見立てることから、粒あんが使われることが多いです。
カルディの新作に「クリームおはぎ」が登場しました。
冷凍売場にあります。
見た目はおはぎというよりもカップデザートにちかいイメージです。
袋を開けてみると、直径8cmほどのプラスチック製のカップが入っています。
いわゆる定番のおはぎは、もち米のおにぎりを粒あんで包んだスイーツですが「クリームおはぎ」は
の3層構造になっています。
もち米層と粒あん層の厚さは1対1で、意外ともち米がしっかりと入っていました。
製造元は北海道の「株式会社十勝大福本舗」です。
もち米と小豆は北海道産です。
社名からも「あん」に対するこだわりを感じます。
冷凍でありながらも小豆の粒がしっかりと感じられます。
けして量は多くなく「1個246円は高いかな」と思うところもありましたが、実際に1個食べてみるともち米がしっかりとお腹に満足感を与え、粒あんとクリームがパフェを食べた後のような幸福感を与えてくれました。
246円でここまで満足できるスイーツはかなりコスパの良い商品ではないでしょうか。
冷蔵庫で7時間程度解凍する方法が正しい方法ですが、半解凍で食べてもクリームがアイスのような食感でおいしく食べることができました。
秋といえばさつまいもです。
スイートポテトや大学芋もおいしいですが、1番手軽に食べられるスイーツといえば干し芋ではないでしょうか。
干し芋ほどピンキリのあるスイーツはありません。
本物の干し芋は砂糖や香料を使わないため、素材が大切なスイーツです。
多少値が張っても、秋は素材にこだわった干し芋を食べたいものです。
カルディの「鹿児島県産紅はるか干し芋」は「よくみる干し芋」とは見た目から違います。
「これって干してあるの? 」
と思うくらい乾いていません。
封を開けると焼き芋のような香りが強く、かじってみると歯にまとわりつくようなねっとり感です。
砂糖も香料も使っていない甘さと香りは、まるで高級なねりきりを食べたような満足感がありました。
パッケージには「トースターで焼くとより一層おいしい」と書いてありましたが、筆者のおすすめは冷蔵庫で冷やして食べる方法です。
水分量が多いため、冷やしても固くなりません。
まだまだ暑い日が続く中で「冷やし干し芋」はおすすめの食べ方です。
内容量は80gです。筆者が買った袋には5枚入っていました。
1枚あたり120円です。120円で「これぞ秋だ」と思える体験ができました。
プリンでもケーキでも栗色のクリームがつくと「モンブラン」という冠がつき、値段にも冠がかぶさります。
さらに栗が入った「マロンモンブラン」になると値段の冠はドンと大きくなるのです。
筆者は、ケーキ屋のショーウィンドウを眺めながらマロンモンブランをあきらめて、モンブランを選ぶことが多いです。
カルディの「モンブランホイップ」は、家にあるプリンでもカステラでもクロワッサンでも、のせるだけで「マロンモンブラン」の冠をかぶせることができます。
しかも量が500mlも入っているため、話題の店のような「あふれるモンブラン」も夢ではありません。
720円でこれだけ幅広く楽しめるスイーツはかなりコスパ高めです。
香料だけに頼らず、和栗のマロンペーストが入っているため栗の味と香りもしっかりと感じます。
ポイントは絞り口です。
小さな穴が開いていて、絞り出すと細い線のように絞り出せるようになっていますが、実際に筆者がやってみたところ解凍にむらがありきれいに絞り出すことができませんでした。
きれいな線を描くコツはむらのない丁寧な解凍です。
自然解凍や手の体温で解凍しようとせず、冷蔵庫で時間をかけて解凍してください。
おすすめのレシピは、ホットコーヒーのトッピングです。
上手に絞れなくてもコーヒーの温かさでホイップが溶けだし、湯気とともに栗の香りが楽しめます。
シナモンを少し振るとカプチーノ風になり「あー、秋だな」とほっこりする時間を演出できました。
ホイップ自体にかなり甘みがあるため、砂糖は味見をしながら加えてください。
秋はおいしいスイーツがたくさん登場します。
砂糖や香料を使わないスイーツは高級な値段になりますが、カルディで見つけた商品はお手頃価格でコスパが良いです。
秋の味覚をプチプラで堪能したいときは、おススメです。(執筆者:美大卒 式部 順子)