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筆者が今年の夏に実践した、今すぐできる簡単節約方法です。
筆者は、お風呂が大好きです。
夏も冬も欠かさず湯船に入ります。
暑がりのためエアコンは必須です。
光熱水費を節約するならば、電気代以外のもので対策を考える必要がありました。
そこで考えた方法が「お風呂の湯量設定の変更」です。
湯船に入れるお湯の量は、給湯器の設定を変えるだけです。
筆者の給湯器は、湯量が1から11段階まであります。
8段階の湯量245リットルから、3段階の湯量150リットルに設定を変更しました。
筆者の湯船サイズでは150リットルは、半身浴できるくらいの量になります。
1日当たり95リットル節約すると、31日間で2,945リットルの節水になります。
水道代は地域によって料金が違いますが、東京都の場合は月700円(1リットル0.24円で算出)ほどの節約になります。
さらに湯量の変更はガス代の節約にもなります。
都市ガスは、15℃の水95リットルを42℃のお湯に沸かすために約42円※かかります。
※27℃(42℃―15℃)×95L(水量)÷0.8(熱効率)÷1万750(発熱量)×140(おおまかな単位料金の目安)≒42円
毎日42円の節約ができれば、31日間で1,302円になります。
水道代と合わせれば、湯量の変更だけで月2,000円以上の光熱水費が節約できるのです。
※算出に使った数値は目安です。水道代は地域ごと、ガス代は水温やプランなどによって違いがあります。
一般的に、熱を発する電化製品は電気代が高いです。
例えば、ドライヤーや暖房、炊飯器や電気ポットがあります。
などは効果的な節電方法ですが、ストレスが伴います。
筆者が実践している節約行動は「炊飯器のタイマーを使いこなす」です。
筆者は朝と晩の計2回炊飯します。
本当は炊飯回数を減らせばいいのですが「炊きたてのおいしさ」をどうしてもあきらめることができません。
筆者は徹底的に保温時間をなくすことで、電気代を節約しています。
朝は起床とともに炊き上がるようにタイマーを設定し、起床とともにコンセントを抜きます。
晩は夕飯時に炊き上がるように設定し、炊き上がりと夕飯開始を合わせることで保温時間をゼロにしています。
「炊飯器の保温機能は使わない」と決めるだけで無駄な電気代が減り、炊きたてのおいしさも得られる一石二鳥の節約方法です。
また、朝のタイマーは起床時間に合わせておくことで、炊き終わりのメロディ(アマリリスやきらきら星)が2個目の目覚ましアラームになっています。
水道代の内訳は、
1位:お風呂お風呂
2位:トイレ
3位:炊事
です(東京都水道局令和3年度一般家庭水使用目的別実態調査より)。
炊事が洗濯よりも多く水を使っていることに驚きました。
炊事では、食器洗いの際に水をたくさん使います。
食器洗いの節水方法は、まとめ洗いやゆで汁の再利用が有名です。
ただ、筆者は食事のたびに食器を洗いたくなるため、まとめ洗いはストレスになります。
ゆで汁の再利用は手間がかかります。
筆者は、食器洗いのタワーすすぎでストレスなく節水をしています。
タワーすすぎとは、台所用洗剤で洗い泡だらけになった食器を蛇口の下にタワーのように重ねる方法です。
重ねて置いた後にひとつひとつをすすぐことで、すすいで落ちた水が下にある食器の泡を洗い流してくれます。
すすぎ時間が短くなることで節水になります。
1番簡単な節約方法は、固定費の見直しです。
とくに携帯電話のプラン見直しや保険の見直しは、1回の見直しで長く確実に節約できます。
ただ固定費の見直しは、プランを研究したり、手続きが必要になったりするため「それすら億劫」という人もいます。
今回紹介した3つの節約方法は、家の中での固定しがちな行動を見直すだけの節約です。
言い換えれば「家ナカの固定費」です。
「湯船のお湯は多めが当たり前」
「炊飯器はタイマーより保温」
「食器洗いの方法はとくに考えていなかった」
という固定しがちな行動や考えを今すぐ変えるだけで、節約行動ができる方法です。
筆者のように「光熱水費を節約したいけれどエアコンは我慢できない」「炊きたてご飯は譲れない」というこだわりをもっている人は多いはずです。
節約の目的はお金を使わないことではなく、効率よくお金を使うためです。
自分のこだわりは捨てずに、ストレスを感じない方法で、家ナカの固定費を見直してみてはいかがでしょうか。(執筆者:美大卒 式部 順子)
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