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ほぼ毎月、マネーの達人でセゾン・アメックス・キャッシュバックに新規に登場する特典を紹介しています。
とはいえ大きな問題があって、このサービス、非常にわかりにくいのです。
セゾンのアメックスブランドを持っていても、活用できていない人も多いのではないでしょうか。
完全にマスターしていれば毎月楽しみなのですが、その前段階で脱落する方も多そうです。
セゾン・アメックス・キャッシュバックについて解説します。
アメックスと言えば世界でブランド力を誇るクレジットカードです。
アメックス本体発行のプロパー・アメックスだけでなく、国際ブランドがアメックスである提携カードの一部でも、このアメックスのサービスが使えます。
具体的には次のカードの、アメックスブランドです。
・ セゾンカード
・ 三菱UFJカード
・ 楽天カード
・ エムアイカード
セゾンカードのアメックスブランドで使える特典が、セゾン・アメックス・キャッシュバックです。
基本的にはセゾン独自でサービス提供され、他の提携カードよりも特典豊富です。
いっぽう2023年8月・9月の「マクドナルド」のように、アメックス本体と提携カード4種類で同じサービスが受けられるものもあります。
セゾン・アメックス・キャッシュバックは慣れると快適に使えます。
慣れるまでが課題ですが、次の通りやるべきことは限られています。
・ セゾン・アメックス・キャッシュバック公式サイト(アプリ「セゾンPortal」トップページの赤いアイコンから入れる)を定期的に確認する
・ 高級ブランドよりも、日常使いの店舗をチェック(特に毎月15日前後)
・ 使いたい店舗はとりあえずエントリーする
・ 実店舗ではセゾンカード直接決済が求められるので、持ち歩く
以上を毎月のローテーションにできれば、決して複雑なサービスではありません。
アメックス共通サービスの「アメリカン・エキスプレス・コネクト」もありますが、これもまたわかりにくいものです。
セゾン・アメックス・キャッシュバックはこのサービスに包括されている関係ですが、アメリカン・エキスプレス・コネクトのほうは常時チェックする必要はありません。
全体像の複雑なセゾン・アメックス・キャッシュバックですが、まずは日常使いの次の特典を利用しましょう。
・(最優先)毎月15日前後に新たに登場する日常使い店舗で30%還元、上限は500円または1,000円
・(不規則に出現)スーパーやカタログ通販等で10%還元になるもの
30%還元といっても、上限が500円または1,000円では大したことがないと思われるかもしれません。
利用額ベースでいうと、1,666円または3,333円です。
とはいえ筆者が2022年10月から2023年8月までの11か月間に、セゾン・アメックス・キャッシュバックで得たキャッシュバック額は、実に7,729円です。計算しなくても表示されています。
このお得額を、カードを追加することでさらに増やそうと思っています。カード別にエントリー可能のためです。
セゾン・アメックス・キャッシュバックは、日常使いのお店だけに絞るとわかりやすいサービスです。
高級ブランドのほうが数として目立つため、より重要な日常使い店舗が埋没してしまっています。
筆者は高級ブランドについては一瞥するだけにしています。
毎月新規に登場する、日常使いのブランドの一例です。
・ マツモトキヨシ
・ ココカラファイン
・ ミニストップ
・ Yahoo!ショッピング/ヤフオク/PayPayフリマ
・ コメダ珈琲
・ スシロー
・ すき家
・ ビックカメラ
・ 成城石井
・ マクドナルド(モバイルオーダー、デリバリー)
・ やよい軒
・ サミット
・ ドトールコーヒー
・ ジョナサン
・ 出前館
・ ZOZOTOWN
PayPayやLINE等でいつもクーポンを探している人は多いでしょう。
セゾン・アメックス・キャッシュバックも、クーポンと捉えると理解しやすくなります。
クーポンと違うのは、おおむね還元の上限(500円または1,000円)に届くまでは、何度も使えることが多い点です。
そしてよく知られたお店が大部分のため、「今月登場したので行ってみよう」となりやすいのです。
QRコード決済のクーポンの場合は、自分で探してセットする過程が必要です。
セゾン・アメックス・キャッシュバックも似たところがあり、だからこそ筆者はクーポンと捉えているのです。
セゾン・アメックス・キャッシュバックの公式サイトを確認し、自分で使いたい特典にエントリーしなければなりません。そしてエントリーできる人数には上限があります。
毎月新規日常使い店舗が登場する際、使うかどうかは未定でも、エントリーは済ませておかないとキャッシュバックが受けられません。
そして、人気の店舗は有効期限(2か月弱が多い)を残し、開始から1か月程度でエントリーが締め切られるのが通常です。
セゾン・アメックス・キャッシュバックは「特典を探す」「エントリーする」の2段階が面倒なため、なかなか習慣づけられないかもしれません。
ただ、この2段階をクリアすれば、あとは有効期限内にカード決済するだけで自動キャッシュバックとなります。
有効期限は2か月弱のため、十分です。
大多数のキャンペーンは、「オンライン」または「カード直接決済」の必要があり、Apple Payではダメな場合が多いです。
セゾン・アメックスの基本のカード、セゾンパール・アメックスにはデジタルカードがありますが、デジタルカードでは実店舗で直接決済できません。
筆者もデジタル会員なのに、プラスチックカードを持ち歩いて決済せねばならず、この点やや不満はあります。
慣れれば実に快適なセゾン・アメックス・キャッシュバックで得られる特典を増やすため、このたび新たにカードを1枚申し込みました。
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
ゴールドですが、特別なインビテーションにより実質年会費無料です。
セゾンゴールドアメックスは、本来の年会費が1万1,000円です。
このカードが、セゾンユーザーに対するインビテーションで、実質年会費無料(年一度使えば無料)となっています。
アプリ「セゾンPortal」にアイコンが表示されていましたので、そこから申し込んでいます。
このカードはインビテーションと言ってもアップグレードではなく、追加発行となっています。
もともとは2023年3月まで限定のインビテーションだったのですが、結局申し込みませんでした。
しかしさらに1年延長され、2024年3月までとなっています。
「ゴールド」の部分にはほとんど関心がなく、セゾン・アメックス・キャッシュバックを使えるカードを増やすため入手したものです。
審査は夜間に関わらず2分でした。
申込時の案内には「電話がある」と書かれていましたが、電話なしでスムーズ発行です。
このカードのインビテーションを受けていながら、熟慮の上スルーしていた理由はこちらの記事で。
一度決めた方針を覆すだけ、セゾン・アメックス・キャッシュバックに魅力を感じているわけです。
前述のセゾンゴールドアメックスは、特殊なインビテーションで受け取れるもので、すべての人が対象ではありません。
ですが、他にもセゾン・アメックスのいいカードがあるので、基本のセゾンパール以外に持ちたければおすすめします。
「ヤマダLABI ANAカード」です。こちらも年会費実質無料です。
還元率1.0%の優秀なカードです。
年会費無料のセゾン・アメックスが2枚になったので、今月のマクドナルドを手始めに、毎月キャッシュバックを得ていきます。
2枚のカードで、年間1万5,000円のキャッシュバックを目指します。
さらに今までさして活用していなかった、家内のヤマダLABIカードでも、セゾン・アメックス・キャッシュバックを積極的に獲得していきます。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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