本当は教えたくない、「勝ち確定」銘柄があると書くと嘘のように感じるかもしれませんが、優待利回りが圧倒的に高いことによるメリットを使えば不可能ではありません。

9月に権利取得できる2万円未満で買える株に、この「勝ち確定」銘柄が3つあります。

具体例を挙げながら紹介します。

【9月権利確定銘柄】「地味だけど」使い勝手のいい優待銘柄 6選

1.(予算:2,083円)上新電機 <8173>

≪画像元:Yahoo Japan

上新電機 <8173>の株主優待、9月対象は「全株主」

つまり、1株保有でももらえます

≪執筆者撮影≫

全株主対象の割引券は、1枚あたり200円、25枚で5,000円分

これは税込2,000円以上で、2,000円ごとに1枚使えるものです。

調べた時点では1株あたり2,083円なので、1株買って株主優待をもらう場合、11枚分を使うことができるなら1度で「元とれ」

3月末には100株以上で11枚、500株以上で60枚の優待券がもらえますが、最短で「元とれ」するには1株保有ではないかと感じます。

≪執筆者撮影≫

筆者は、お正月に特売になっていた中身の見える福袋で、ダイソンの掃除機を買うタイミングで使い、お得を「5重取り」してその時点でプラスになり「元とれ」になりました。

 

 

2.(予算:7,200円)焼肉坂井ホールディングス <2694>

≪画像元:Yahoo Japan

焼肉坂井ホールディングス <2694>の株主優待は、保有する株数に応じてもらえる割引券や優待券で、100株保有、もらった優待券をすべて利用するなら最短2年で「元とれ」ができます。

≪執筆者撮影≫

3月、9月に100株保有で10%割引券2枚がもらえます。

焼肉坂井ホールディングス <2694>の株価は72円なので100株買っても7,200円(手数料除く)。

1,000株以上では3月末500円、9月末500円、10%割引券3枚がもらえます。

筆者の注目は100株優待で、7,200円で100株を保有しておき、年2回の割引券をもらえばよいのではと考えています。

≪執筆者撮影≫

筆者は先日、国産牛焼肉食べ放題 肉匠坂井に行ってきました。

スタンダードコース(大人3,498円、小学生半額)を利用し、家族4人(大人2人、小学生2人)で行き、株主優待券を使いました。

  • 通常……1万494円分
  • 割引……1,049円割引、9,445円に

1回あたり1,050円の節約ができました。

株価は100株で7,200円なので、同じ株主優待が続くと考えると、8回利用すれば元とれ

3月と9月の権利を取り、それぞれ2枚の割引券を使いきれば、2年間で8枚分使えますから、9月の権利を取得すると最短2年の4回分の権利取りで「元とれ」です。

心配なのは、焼肉坂井ホールディングスの株主優待は、以前は15%割引券だったことで今回から10%割引券に改悪した点です。

筆者は1,000株ではなくあえて100株でインしていますが、今後、株主優待内容の変更がないことを願っています。

訪れた国産牛焼肉食べ放題 肉匠坂井では、支払いにジェフグルメカードが使えたため、地主 <3252>などの株主優待でもらえたジェフグルメカードを出しました。

ジェフグルメカードはおつりの出る金券で、外食時にも現金の支払いなしに利用できれば、「外食した方がお金を使わない」利用方法となります。

3.(予算:1万9,000円)RIZAPグループ <2928>

≪画像元:Yahoo Japan

RIZAPグループ <2928>の株主優待は、従来、3月に100株以上でchocoZAP2ヵ月分が無料になるものですが、2023年9月は特別優待が実施されると発表がありました。

≪画像元:日本経済新聞

2023年9月末の株主名簿に記載された株主は、chocoZAPで利用できる特別優待が受けられ、3か月無料で利用できます。

chocoZAPでは月額2,980円(税込3,278円)

RIZAPの株が上場しているのは札幌証券取引所アンビシャス市場なので、1株で買うことが難しいこともあるため、例えば、100株の単元を1万9,000円で9月までに買うと仮定しましょう。

これで9月の特別優待で3か月分9,834円分を支払わずに利用できます。そして、

2024年3月度の株主優待はまだ発表されていませんが、従来どおり、chocoZAP2か月分(6,556円)が無料になるなら、1万6,390円分になるわけなので、投資した分の多くを取り戻せます。

優待利回りが圧倒的に高いことによるメリットもデメリットも

いわゆる「元とれ」で考えた投資方法では、紹介した銘柄の株価は下がるかもしれないものの、優待利回りが圧倒的に高い点にメリットがあります

優待を最大限に使うなら」短期間でも元本以上のプラスになりえる“恩株”になりえる存在です。

ただし、無配の銘柄もあり、投資方法、特に高配当株投資をされている人からは邪道なのかもしれません。

もし株主優待が改悪されたり廃止されたりすると株価急落もありそうなため、各自、自己責任で投資してください。

短期的に「元とれ」でチャレンジをしてみる選択も

伝統的な日本の大企業に投資して安定配当を期待する、長期的にゆるやかな株価上昇を目指す方法とはまた違ったものではあるものの、筆者は大きく利益が取れるかもしれない方法にもチャレンジしています。

「〇年間で“元とれ”になる」、「利用すれば1度の株主優待で“元とれ”になる」銘柄もあり、株式投資は本当におもしろいです。

投資は自己責任ですが、こういった方法もあることを参考にしてみてください。

※株価は2023年8月21日終値を参考にしました。(執筆者:FP3級,節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【9月権利確定銘柄】本当は教えたくない「2万円未満で買える元とれ株」 3選