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楽天市場でのお買物に利用されるSPU(スーパーポイントアップ)と、楽天カードでのカード利用獲得ポイント計算方法の変更のニュースが飛び込んできました。
いわゆる改悪、どう対応すべきか迷われている人もいることでしょう。
≪画像元:楽天≫
楽天市場では、SPU(スーパーポイントアップ)を設けていますが、9月1日より「楽天市場アプリでのお買物、+0.5倍」が対象外となります。
楽天市場でのお買物は、最大16倍から最大15.5倍に変わり、ポイントがもらいにくくなりそうです。
≪画像元:楽天カード≫
楽天カードのカード利用獲得ポイントは、これまで「毎月のカードショッピング利用金額合計に対して100円につき1ポイント」だったのが、変更後は「1回のカードショッピング(お買物ごと)」の利用金額に対して100円につき1ポイントに変わります。
こちらは、2023年11月請求分から適用されます。
≪画像元:楽天カード≫
これまで、“請求分全体”金額からポイント計算されていたのが、2023年11月請求分からは“それぞれのショップごと”の金額からそれぞれポイントを計算して足し合わせる方法になります。
そのため、例では137ポイントがもらえていたのが135ポイントになっています。
この点、「たった2ポイントしか変わらない」と感じるか「2ポイントも変わる」と感じるかは個人差がありそうですが、ポイントが減ってしまうことは改悪だと捉えた人が多いようです。
楽天市場や楽天経済圏を使いながら対策ができる方法はないものでしょうか。
制度変更後でも取れる対策法を紹介します。
楽天アプリ経由でのポイント加算がなくなる点では、ポイントサイトを経由することで解決できそうです。
・ モッピー … 購入金額の 1%
・ ポイントタウン … 購入金額の 1%
・ ワラウ … 購入金額の 1%
・ ハピタス … 購入金額の 1%
これらのサイトでのポイント還元は、1%の還元率でした。
※2023年8月1日現在
≪執筆者撮影≫
そして、例えば、モッピーでは「ランクボーナス」と呼ばれる会員ランク制度があり、条件をクリアすることでポイントが15%増量になり、毎月1万Pまでのポイントがもらえる可能性もあります。
他にも、こういった「ランクボーナス」を取り入れているサイトがあり、1%以上の還元の可能性もあります。
SPUの+0.5倍の特典が利用できなくなったら、ポイントサイト経由をして利用することも考えてみましょう。
ポイントサイトによってはあやしいと感じる人もいそうですが、そういった場合は、運営する会社やサービス開始時期、上場しているかを調べてから新規登録するのがよいかと思います。
楽天カードでは、2023年11月請求分より、それぞれのショップの金額でポイント算出を行うようになりますが、期間限定ポイントをうまく使うことで対応できそうです。
≪画像元:楽天カード≫
楽天カードのポイント還元率は、100円につき1ポイントです。
同じ商品でも、「ポイントを何ポイント使うかで獲得予定ポイント」が違います。
3,541円の同じ商品で、何ポイント使うかで獲得予定ポイントを計算してみました。
≪執筆者撮影≫
ポイント利用なしでは6.5倍211ポイントが付与予定。
≪執筆者撮影≫
100円未満の端数、41円を41ポイント使い、3,500円支払った時はどうでしょうか。
この時も獲得予定ポイントは6.5倍211ポイントです。
≪執筆者撮影≫
かといって、保有しているポイントをすべて使い、0円の支払いになると、獲得予定ポイントが4倍128ポイントになってしまいます。
≪画像元:楽天ポイントクラブ≫
ここで、ポイント進呈ルールに、楽天市場では“税抜100円につき1ポイントがつく”と書いてあったので、もう1つ試してみました。
≪執筆者撮影≫
「税抜100円につき1ポイントがつく」と書いてあったため、実験的に支払い金額を3,279円にしてみました(3,279円×1.08=3,541円のため、消費税分だけをポイント払い)。
すると、獲得予定ポイントは205ポイントと減ってしまったので、現状、「ポイントは100円未満の端数のみ支払いする」のがよいようでした。
≪執筆者撮影≫
今回の楽天カードでの改悪に影響を受けないのは、ふるさと納税の返礼品で、例えば、4,000円ちょうどの金額であれば、先述したように計算は変わりません。
また、寄附金は非課税です。
4,000円の返礼品を例に挙げましたが、1,000円や5,000円、1万円といったキリのいい寄付金額の返礼品でも端数なしで支払えるため、これらのふるさと納税でのポイントには変化なく、今回の変更に影響をまったく受けない例もあります。
≪執筆者撮影≫
楽天カードの改悪の影響を受けないものとしては、「楽券」で、スクショは1,000円ちょうどで買えるサーティワンアイスクリーム、幸楽苑の楽券です。
商品券、ギフト券は非課税です。
100円単位で1ポイントがつくため、100円未満の金額がない楽券であれば今回の楽天カードの改悪を受けません。
しかも、買いまわりを狙うことで高還元ポイントになることもあり、この時は1,000円で780ポイント~870ポイントが付与予定でした。
今回、SNSでは改悪と指摘されていますが、楽天グループ広報の人に直接質問してみました。
A. 「楽天市場アプリ」については認知も上がり、多くのお客様にご利用をいただいていることから終了することとなりました。
楽天グループでは、ユーザーにさまざまなサービスをお得に利用していただくため、SPUなどを含むポイント施策を組み替えながら提供しています。
A. 「楽天カード」のポイント進呈の計算方法については、クレジットカード業界全体の動向をふまえて、変更することになりました。
100円で1ポイントという還元率に変わりはありません。
A. お買物ごと、1回のカードショッピング利用金額に対して100円につき1ポイントとなり、ポイント計算は100円未満のご利用分は切り捨てです。
今回の変更は、クレジットカード業界と足並みを揃えた形になり、近年、キャッシュレス決済にて進呈されるポイントプログラムの多くで選ばれている明細単位ごとのポイント進呈に変更するものです。
説明を受けると、
・ 「楽天市場アプリ」については認知も上がったことによる変更
・ 「楽天カード」についてはクレジットカード業界全体の動きを見ての変更
ということがわかりました。
楽天経済圏にとって2つの変更があり、楽天市場アプリでのSPUが加算対象外になるほか、楽天カードでもポイント付与方法が変わり、柔軟に対応していかないといけません。
変更があっても影響を受けない内容があるほか、支払い方法を工夫することでポイント数には変化しないこともあり、人によってはもらえるポイントが増える可能性もありえるため、新しい方法も取り入れてみることも大切な気がします。(執筆者:FP3級、節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
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