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もともと期限付きで、三菱UFJカードのコンビニ等での還元率が10.0%となっていましたが、予定通り終了し、2023年8月から5.5%に戻っています。
ちなみに期間中の特設サイトには、期間終了後、新たなキャンペーンを始める場合がある旨、今後に期待を持たせる内容が掲載されていました。
すぐに始めるのか、間を空けるのかは明記されていませんでした。
現在特設サイト自体が期間終了で消滅しているため、今後の還元率アップの復活は期待薄かもしれません。
それでもなお価値があります。
元に戻った三菱UFJカードの還元率について再確認です。
三菱UFJカードの還元率は、数字通りに信用しないほうがいいでしょう。
グローバルポイント1につき5円相当と換算すると、0.5%となります。
ただ、この方法での交換先は、以下3種類しかありません。
・ amazon電子ギフト券
・ ビックカメラ
・ ベルメゾン
いっぽう共通ポイントやキャッシュバック等、交換単位も小さく使いやすい方法は、1ポイント4円相当です。
公式サイトに出てくる数字はすべて8掛けし、基本の還元率を0.4%と考えたほうがいいかもしれません。
もちろん、amazonやビックカメラのユーザーならそのまま0.5%で構いません。
三菱UFJカードは以下の特定店舗で使うと、還元率が5.5%となります。
・ セブン-イレブン
・ ローソン/ナチュラルローソン/ローソンストア100
・ 松屋/松のや/マイカリー食堂
・ ピザハットオンライン(オンライン決済)
・ コカ・コーラ自販機(タッチ決済、QUICPay、Coke On Pay決済)
自販機やオンライン決済を除いて、基本的に支払方法に制限がありません。
次のいずれの方法でもOKです。
・ カード現物差し込み決済
・ タッチ決済(三菱UFJカードの場合、現物決済となる)
・ Apple Pay
松屋グループの、「松のや」と「マイカリー食堂」がこのたび加わりました。
松屋グループではモバイルオーダーが断然おすすめで、アプリで支払先に三菱UFJカードを設定しておきましょう。
モバイルオーダーの会員制度による最大5.0%の還元と、三菱UFJカードの還元と両方が適用されます。
古いタイプのクレジットカード決済のできない券売機でも還元が受けられます。
10.0%還元が、元に戻っただけとはいえ5.5%に低下した三菱UFJカードですが、まだ還元率アップの方法があります。
リボ払い「楽Pay」を設定すると、前述の特定店舗において5.0%還元がアップします。
リボ払いの手数料を支払う必要はありません。上級者ではあります。
こちらは2023年7月までにもあったサービスです。
すでに設定している人からすると、「15.0%が10.5%に低下した」ことになります。
リボ払い「楽Pay」による5.0%のポイントアップはキャンペーンです。
公式サイト、アプリから登録してください。
気を付けたいのは、2023年7月までこのサービスを使っていた人も、あらためてエントリー必要となっていることです。
リボ手数料(金利15.0%)を支払っていては、ポイントアップの5%などすぐ消えてしまいます。
リボ払いの仕組みは複雑ですが、手数料を支払わないための簡単なコツをお知らせします。
・ 指定金額は最大限(10万円)に上げる
・ 指定金額の半額を、使っていい上限と決める
三菱UFJカードのリボ払い「楽Pay」の場合、締め日(15日)で締められた利用金額の全額を、翌10日の支払日に支払ってしまえば、リボ手数料は発生しません(初回手数料無料)。
自分で設定する指定金額を10万円にして、ひと月5万円の範囲で使っていれば、支払いを待つ金額の合計が指定金額を超えません。
万一超えた場合は、支払額「増額」の手続きをして、指定金額を超える額を支払日後に残さないようにしましょう。
これを守っていれば、実質一回払いでいつまでも5%アップの適用を受けられます。
特定店舗で還元率アップになるライバルが、三井住友カードです。5%以上の還元となります。
特に、セブン-イレブンとローソンは完全に被っています。
松屋グループについては三菱UFJカードのみ還元がありますが、三井住友カードにはライバル、すき家での還元があります。
還元において、三菱UFJカードと三井住友カード、どちらが優れているのか確認します。
三井住友カードの、還元対象となる特約店です。
・ セブン-イレブン
・ ローソン/ナチュラルローソン/ローソンストア100/ローソンスリーエフ
・ マクドナルド(モバイルオーダーは対象外)
・ ドトールコーヒーショップ/エクセルシオール カフェ
・ サイゼリヤ
・ ジョナサン/ガスト/バーミヤン/その他すかいらーくグループ飲食店
・ すき家
・ はま寿司
・ ココス
・ かっぱ寿司
・ セイコーマート/タイエー/ハマナスクラブ/ハセガワストア
・ ポプラ/生活彩家
店舗数では、三井住友カードが勝ります。
気を付けたいのは「ローソンスリーエフ」で、このブランドについて三井住友カードのみ還元対象で、三菱UFJカードは対象外です。
なお、どちらのブランドも、次の店舗(一例)は還元対象外のことがあります
・ 複合商業施設内
・ 駅ビル内
・ ガソリンスタンド併設
・ SA、PA等内
三井住友カードの場合、「タッチ決済」が還元の前提として必須です。
カード差し込み決済や、iD等では還元がありません。
そして2023年7月から「スマホのタッチ決済」で2.0%の上乗せが実現しました。
スマホタッチなら最低7.0%還元となります。
ポイントは、次の条件次第でさらに上がります。
・ 家族ポイント(最大5%)
・ Olive特典(最大6%)
三井住友銀行一体型のOlive会員の場合、最大で18.0%です。
ご参考までに、Oliveの筆者の場合、ポイントアップは「家族ポイント(1名)」と「アプリログイン」のみでそれほど多くないものの、それでもスマホタッチ決済9.0%となっています。
三菱UFJカードも三井住友カードも、現代生活に欠かせない1枚です。
どちらも持つことをおすすめします。
両方持っていたとして、「セブン-イレブン」「ローソン」ではどちらのカードを出したほうがいいでしょうか。
還元率の比較です。
・ 三菱UFJカード(一括払い) … 5.5%
・ 三菱UFJカード(楽Pay登録) … 10.5%
・ 三井住友カード(スマホタッチ決済) … 7.0%以上
数字はどちらがいいともいえません。
家族ポイント対象者(本カード会員)が多く、Olive特典をフル活用している人なら、11%を超えてくることもあります。その場合は三井住友カードでしょう。
ちなみに三菱UFJカードの場合、基本的なポイント利用を想定している場合、8掛けで考えたほうがいいという点は先に述べたとおりです。
三井住友カードの場合、共通ポイント等の移行は三菱UFJカード同様減額されますが、キャッシュバックやポイント決済が等価なのは有利です。
カード現物がいいか、スマホ決済を好むかは人によりますが、一般的にはカードを持ち歩かなくていい点でスマホ決済が便利です。
三菱UFJカードはApple Payで支払っても還元対象ですし、三井住友カードもスマホのタッチ決済に2.0%の上乗せメリットがあります。
ただ三菱UFJカードは、Android非対応です。
Androidユーザーが三菱UFJカードで還元を受けるためには、必ず現物が必要です。
還元率の数字だけ見ていると互角なのですが、実はポイントの計算方法に大きな差があります。
・ 三菱UFJカード … 特約店ごとに月の利用合計額1,000円単位で付与
・ 三井住友カード … 特約店の月の利用合計額200円単位で付与
三菱UFJカードの場合、「セブン-イレブン」と「ローソン」で使った額を合計してもらえません。
仮に、どちらも月合計990円の買い物しかしなかった場合、5.5%または10.5%還元と言っても、ほぼ無意味ということになります(基本の0.5%のみ)。
切り捨てられる端数が非常に多いという点には気を付けましょう。
松屋グループ各店舗の利用額も合計してもらえません。
松屋で月に2,400円使い、松のやで700円使った場合、切り捨て合計3,000円に対するポイント付与ではなく、あくまでも松屋の2,000円に対して付与されるということです。
2種類のカード、還元率の数字そのものは拮抗していても、ポイントの付与方法は大きく違います。
両社が重複する店舗では、還元率にかかわらず計算方法の有利な三井住友カードをおすすめします。
松屋等で三菱UFJカード決済の場合、「月1,000円単位」を意識すると少しポイントが付きやすいかもしれません。
5%を超える還元となるのは、QRコード決済のクーポンよりも大きなものです。
機会を逃さないよう、三菱UFJカード、それから三井住友カードを日常で使いこなしましょう。
どちらのカードも入会キャンペーン実施中です。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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