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第一関門の「朝ごはん」は、前日と同じメニューにして作る手間を減らすのもひとつです。
ポイントになるのは、おかずは余るのではなく「余らせる」こと。
夕飯前に翌朝分のおかずを取り分けておき、なくならないよう確保します。
このひと手間で、翌日朝ごはんの準備がラクできるのは確実です。
まったく同じメニューではなく、少しアレンジを加えるのもおすすめ。
例えば、ポテトサラダならチーズと食パンと合わせて「ポテサラトースト」に。
唐揚げなど、お肉系のおかずをおにぎりの具にしてもおいしいです。
朝・昼・晩の3回食事の用意をするとなれば、栄養バランスは二の次です。
1日トータルでしっかり栄養が摂れていればOK。
「1食くらい炭水化物が増えても仕方がない」と割り切り、一番面倒な昼は「麺」で手間と食費を抑えます。
麺類に限定したとしても、考えてみればレパートリーは案外多いです。
パスタ・そうめん・そば・うどん・焼きそば、これだけで週5日は埋まります。
ラーメンや冷やし中華を加えれば、1週間はメニューが重複しません。
後は味付けを変えればOK。
朝と夜はごはんやパンにして麺類を避ければ、献立のマンネリや食べ飽きることも防げます。
学校に給食献立表があるように、夏休み中も「マイ献立表」を作っておくと、毎日のメニュー決めに悩みません。
朝昼晩の3食分ではなく、給食と同じように“昼だけ”でも十分です。
お昼ごはんを決めておけば、まとめ買いをする時の「買う物リスト」も作りやすくなります。
また、子どもたちからの「お昼ごはん何ー?」攻撃も回避可能。
合わせてお昼の時間も書いておけば、「お昼まだー?」と急かされることもありません。
日々家事に追われる忙しい母にとって、お昼ごはんの質問責めを避けられるメリットはかなり大きいです。
時短と光熱費の節約は、調理方法を工夫するのもひとつです。
筆者がおすすめするのは、100均等で購入できる「レンジ調理器」や「耐熱容器」を使うこと。
スパゲティや冷凍うどんは、レンジ調理器を使えば鍋を使って茹でずにでき上がります。
また肉じゃがやおひたし等のおかずも、耐熱容器ひとつで作れるレシピは多いです。
できるだけ火を使わずに調理できれば自炊の負担を減らせますし、容器ごと食卓に出すことで洗い物も減らせます。
幼稚園や小学生に通うお子さんがいる方は、給食がない分、お昼ごはんの食材費が増えます。
食料を買っておいても、子ども複数いればなくなるのはあっという間です。
買い出しの負担やちょこちょこ買いを減らすためにも、お昼ごはん分の食材のストックが有効。
おすすめなのは、大容量かつ安い「業務スーパー」の商品です。
麺類に限定しても、5食入りの大盛冷凍うどんや1kgパスタ、1kg焼きそばなど良コスパの食材がずらり。
他スーパーの商品を買うよりも、1食あたりのコストを下げることができます。
7・8月に増える支出は、「食費」だけではありません。
レジャー費に電気代、帰省費など、お金はどんどん出ていきます。
まずは食費から見直し、できる対策を取り入れて、暑さ・家計ともに厳しい夏を乗り切りましょう。(執筆者: 三木 千奈)
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