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新しく生まれ変わるNISAはなぜここまで注目されているのか?ポイント4つと高い節税効果について解説
パーキンソンの法則とは1958年、英国の歴史学者、政治学者であるシリル・ノースコスト・パーキンソンが提唱した法則で、次の2つの法則から成り立ちます。
第一法則は仕事の量と時間の関係を示す法則で、第二法則は収入と支出の関係を示す法則です。
要約すると、人は時間やお金に余裕があっても、それらを全て使い果たすように行動してしまうということです。
本記事に直接関係するのが第二法則ですが、例えば「収入が増えたのに、生活レベルも上がってしまい、結局貯金ができない」といった状態がまさにこれに該当します。
貯金や投資資金の準備がうまくできないのは、本人が悪いのではないのです。
そもそも人間には、与えられたものをすべて使い切ってしまう性質があるのです。
思い描いた理想通りにお金を貯めるためには、まずはこういった人の性質を理解し、意思に頼らない仕組みを作る必要があるでしょう。
こんな方も多いのではないでしょうか。
毎日頑張って収入が上がれば、少しでも良い生活をしたいと考えるのは当然です。
何らおかしなことではありません。
先にも解説したパーキンソンの法則の通り、人間はそのように作られているのです。
意思の力で戦おうとしても無理なのです。
特に臨時収入には弱い傾向があるようです。
毎月の収入については日々頑張った証としての対価なので、冷静さが働きますが、こと臨時収入、ボーナスに対しては気が大きくなってしまう傾向にありませんか。
「毎月の生活費」としてではなく「余剰資金」と捉えてしまうため、旅行や大きな買い物など、日頃使わないところで大きく使ってしまい、結局ほとんど残らなかったという経験をしたことがある方は少なくないはずです。
お金を使うことが悪いということではありません。
少しでも豊かな生活をしたいと考えるのは当然のことです。
ですが本記事をお読みの方は
と考えている方が大半だと思います。
まずはこういった人の性質を理解しておくことが、貯金を成功させる第一歩だと考えます。
人間がそもそも備えている性質に、意思の力で勝つことは至難の業です。
普通の人では勝ち続けることは無理でしょう。
人の意思は弱いものです。
貯金しようという意思に頼るのではなく、貯金をする仕組みを作ってしまう必要があります。
それが
です。
真新しい話ではないので多くの方が耳にしているかとは思いますが、しっかりと貯金、投資を継続するにはこれが最善の方法です。
ポイントは自動化させることです。
など、手動でするのではなく、自動化させることが大切です。
そこに人の意思を介在させないようにしましょう。
投資でいうとつみたてNISAや、新NISAのつみたて投資枠への毎月投資がこれに該当します。
クレジットカードなり、口座引落なりで自動的に積立するように設定していることでしょう。
今まさに積立している方は、正しい手法を実践されています。
自信を持って続けてください。
何も考えずに勝手に貯蓄、投資を行う仕組みを作り、残ったお金で生活をする。
これがパーキンソンの法則に打ち勝つ方法です。
人の意思は弱いものです。
貯蓄、投資をしようと思ってもなかなかうまくいきません。
最初はできても、継続することはさらに困難です。
なぜなら、人はそのような性質を備えているからです。
そんな性質に打ち勝つためには、仕組みを作ることが効果的です。
自動積立などの仕組みを構築することによって、継続することが可能です。
人の意思は弱いからこそ、その性質を逆に利用して効率的に投資をしていきましょう。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)
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