都会では、自家用車も持たずカーシェア利用がスマートな時代です。

同様に自転車(電動アシスト自転車)も、所有しない使い方「シェアサイクル」が便利になってきました。

すでにカーシェアのステーションに該当する「ポート」がお近くにあって自転車を持たない生活を始めている人もいるでしょう。

「シェアサイクルを借りて自宅からスーパーやドラッグストアへ」という使い方ももちろんいいのですが、筆者は違う利用法です。

自宅所在地と関係なく、もっぱら東京都心部における、片道移動に利用しています。

電車やバスより安く移動できて、しかも徒歩を減らせる場面で、すかさず使っています。

ドコモのバイクシェアについて、こんな使い方もあるというヒントです。

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バイクシェアとは

町中にドコモの赤いシェアサイクルが増えてきました。

自宅に電動アシスト自転車を持っているから関係ないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

バイクシェアなら、片道移動のためにも使えるからです。

バイクシェアの基本から確かめます。

東京都心部等に強いドコモのバイクシェア

ドコモのバイクシェアは、コンビニにもポートを設置し飛躍的に増えました。

他にはこのような業者があります。

・ ハローサイクリング

・ LUUP(電動キックボードが有名)

・ ピッパ

・ コギコギ

ハローサイクリングも全国で大きなシェアを誇りますが、東京都心部においてはドコモが目立ちます

ただし区によっては一台もありません。自治体と組んで提供しているためです。

都区内で、ドコモのバイクシェアの「ない」自治体です。

・ 足立区

・ 江戸川区

・ 葛飾区

・ 台東区

・ 北区

・ 豊島区

・ 板橋区

・ 世田谷区(2023年6月1日より導入開始)

東京都区内周辺では、川崎市にわずかながらポートが存在し、そして横浜市には非常に多くのポートがあります。

全国で見ると大阪、神戸、名古屋等の大都市にはポートが豊富にあり、東京と同じく快適に使えるはずです。

ドコモのバイクシェアは保険完備です。

バイクシェアのメリット「乗り捨て」

シェアサイクルでは、出発ポートと違う場所で返却する乗り捨てができます

基本的には自治体をまたいでの乗り捨てはできませんが、東京都区内に関しては相互乗り捨て可能です。

たとえば港区から出発し、渋谷区で返却することも可能です。

これが意味するところは、次の通りです。

・ 片道利用がお得(公共交通機関の代わりになる)

・ あらかじめどこで返却するか決めておかなくていい

・ だいたいの目的地を決めておけば、その周辺で返せる

山手線の内側は坂だらけですが、電動アシストバイクなら快適です。

ドコモバイクシェア利用は30分利用で考える

ドコモバイクシェアの料金設定は、「30分ごとに165円」です。

31分でも倍の330円になってしまうため、30分以内での移動に活用するのがメリット大です。

交通便利な東京都区内ですが、電車で行くと近距離なのに、鉄道会社をまたぐ乗り換えが必要な地域も多いものです。

たとえば、「渋谷から麻布十番」だとこうなります。

・ 地下鉄(青山一丁目乗り換え) … 286円(IC料金)

・ 都バス … 210円

バイクシェア(165円)なら、費用面で優位性があります

時間も、地下鉄とほぼ同一(20分弱)です。

ヘビーユーザーは月額会員に

月額会員の場合、2,200円を支払います。

月額会員はマイエリア(東京の場合、区)限定で、最初の30分が無料です(その後同一)。

月14回乗ると元が取れます

30分を超えそうなときは、一度返却してしまえばいいでしょう。

月額会員になっても、利用の際の操作が減るわけではないですし、さまざまなエリアで乗る人には向きません

月額会員は、自転車をサブスクとして自宅周辺で日常利用したい人のためのプランです。

交通機関と比較して使う

筆者は、ほぼ片道の移動手段のためにバイクシェアを使います。

この際必ず、交通機関と比較します。

とりわけ次の状況がそろっていると、大きなメリットがあります。

・ 現在地が、駅からやや離れている

・ 目的地までの間に、他社乗り換えがある

・ 目的地も駅からやや離れている場合なおよし

・ 所要時間が30分を下回る

行先のポートを知り尽くしているわけではないため、失敗して30分を超えてしまうことがまだあります。

ただ使い方も今後上達するでしょう。

ドコモバイクシェアの始め方

ドコモのバイクシェアはすぐに始められます。

ポートに置いてある自転車を見つけ、いきなり乗りたくなることもありそうですが、屋外で立ってスマホを操作するのは意外と面倒です。

できるだけ、事前に準備しておきましょう。

月額会員にならない限り、登録だけで費用は掛かりません

ドコモシェアアプリをインストールし、アカウント作成

始め方です。

「ICカード利用」(予約なくいきなりタッチして乗れる)など、便利なオプションもありますが、誰でもすぐ始められる方法でご説明します。

ドコモバイクシェアアプリをインストールし、アカウントを作成します。

≪画像元:バイクシェアサービス

dアカウントがある人(dポイントを使っていればある)は、そちらを使えば、すぐ終わります。

こちらをおすすめします。

dアカウントがなくても、一から個人情報を入力し、バイクシェアアカウントを作成することができます。

この場合、クレジットカード払いのみです。

dアカウントを選択した場合は、次の支払い方法が選べます。

・ d払い

・ クレジットカード

シェアバイクを探す

ドコモバイクシェアアプリを開くと、スマホの位置情報により現在の地図が表示されます。

各ポートにあるシェアバイクの台数が出ます。

「0台」のポートは出払っていますので、他を当たりましょう。

知らない場所でも、地図上のポートをタップするとNAVITIMEまたはGoogle Mapでナビしてもらえます。

「ポートへ行く」の赤いボタンの下をスクロールすると、予約可能なバイクが、残りの充電とともに表示されます

アプリでそのまま予約することができます。

現地についたら予約し、利用開始です。

利用開始

現地についたら番号のシェアバイクを探します。

シェアバイクのサドル後ろに搭載の端末を操作します。

この端末が2種類、「赤で四角」と「白で丸」とがあります。

 

・ 赤い端末の場合 … スタートボタンを押し、アプリに表示の予約番号を入力、最後にEnter

・ 白い端末の場合 … アプリの予約メニューから「丸い鍵」を選択して開始ボタンを押し、QRコードを読み取る

 

これで開錠されます。

ギアは右手で操作します。1~3の三段階です。

電動アシスト作動、ライト点灯のためには、左手側のスイッチをオンにします。

利用終了

目的地そばに着いたら、アプリの地図でポートを確認して、シェアバイクをポートに置きます。

ラックがある場合は格納します。

手動で、後輪のカギをロックし、シェアバイク搭載の端末でEnter(白い端末は「返却」を押して完了です。

覚えることが多そうに思うかもしれませんが、実のところそれほどでもありません。

ちゃんと、シェアバイクの端末付近に「借り方」「返し方」が書いてあります

筆者も毎回確認しています。

バイクシェア利用の注意

自転車は現在、ヘルメット着用が努力義務となっています。

それからバイクシェアの場合、スマホの操作が増えます。

交通法規に触れるだけでなく極めて危険なので、スマホ操作の場合は必ず止まってからにしましょう。

自動車保険は完備ですが、ドライバー自身が加入する保険に、自家用の自転車がなくても入っておくのが無難です。

年間2,000円しないものから保険商品があります。

保険は、他人を巻き込んだ事故の際に極めて重要です。

それから歩行者優先を守りましょう。

特に歩道は原則、自転車のものではありません

シェアバイクは片道の移動手段としても便利

深い地下鉄のホームを下まで降りて、短い距離を異動するのが嫌になったら、ドコモのバイクシェアもおすすめです。

たまには爽快に外を走ってみましょう。坂道も楽々登れます。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 ドコモのバイクシェアは都心での30分以内の移動に使うと便利 坂道もスイスイ