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インデックスとは指数のことを指し、その指数に連動する投資のことをインデックス投資と言います。
指数とはある取引所全体の株価や特定の銘柄群の株価の動きのことを集計して算出されます。
代表的な指数としては日本の有名企業225社を集めた「日経平均株価」や米国を代表する上位500社を集めた「S&P500」などがあげられます。
株式の指数だけでなく、債券や不動産市場の指数も存在します。
指数へ投資することのメリットは「分散効果」にあります。
ある企業の株式へ集中投資することで大きな利益を得る可能性もありますが、反面、リスクも大きくなってしまいます。
どうしてもその時の相場の動きや情勢など、さまざまな要因が複雑に絡んでくるため再現性が低くなってしまうことも注意点としてあげられます。
集中投資だとどうしても投機的要素が拭えないことになってしまいます。
対して複数の投資対象が含まれている指数に投資することによりリスクをある程度軽減し、平均的なリターンを得ることが可能となります。
短期で爆益を得ることもできませんが、爆損することもなく、安定的に再現性高く資産形成を実践していくための投資スタイルがインデックス投資となります。
といったメリットが初心者にも人気となっています。
このような特徴から長期投資に向いており、新NISAとも相性抜群の投資といえます。
リスクとは値段の動く幅、ボラティリティーのことをいいます。
上にも下にも大きく値が動く商品がリスクの大きい商品となります。
インデックス投資は初心者にも薦められることの多い商品です。
「長期で積立を継続することによって安定的に利益を得ることができる」と説明されています。
ここで誤解されるのが「インデックス投資にはリスクはない」ということです。
投資商品である以上、必ずリスクはあります。
インデックス投資でも数ヶ月や数年といった短期で見れば大きな値動きがあります。
そのリスクを軽減するための方法が長期投資です。
全世界株式ファンドとして人気を集める「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」が連動を目指す指数が下図MSCIワールド・インデックスです。
≪画像元: Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd. ≫
1年の保有では上にも下にも大きく収益率が動く可能性があることになります。
−46.8%になる可能性がある投資商品をリスクがないとはいえないでしょう。
このリスクを軽減させる方法が長期投資です。
この収益率は保有期間が長くなればなるほどに安定していき、15年以上の保有となるとマイナス収益とはならず、少なくともプラス収益となっていたことを意味します。
インデックス投資は長く投資を続けることによってリスクを抑えられる投資だといえます。
投資の世界に必ずはありません。
100%儲かる投資なんて存在しません。
「必ず利益になる」とうたわれている商品は詐欺といってもいいでしょう。
インデックス投資は長期で実践することにより利益を出せる可能性が高くなるというだけの話です。
その利益を高めるために大切なことは「市場に居続ける」ということです。
保有ファンドの値段が下がっている時や、全体的に暴落傾向にある時など、売却してしまいたくなる時もありますが保有し、投資を続けることが大切です。
暴落の直後に暴騰がきます。
その暴騰がきた時にファンドを保有していないと大きな利益を得るチャンスを逃してしまいます。
稲妻が輝く瞬間に相場に居合わせることが大切です。
いつ訪れるかわからない「ベストな日」を逃すことによってそのリターンは約半分にまでなってしまう可能性があるのです。
相場が上がっている時も下がっている時も変わらず投資を続けることが利益を大きくするコツです。
インデックス投資に対してマイナスな印象を受ける内容だったかもしれませんが、長く続けるためにはその特徴をしっかりと理解しておく必要があります。
完璧、万能な投資などありません。
どの投資にも良し悪しがあります。
その特徴を理解することによって投資で利益を得ることができると考えています。
インデックス投資は長期で続けることによって再現性高く利益を得ることができる投資です。
プロだけが勝てる投資ではなく、初心者でも勝つことは可能です。
決して盲信することなく、正しく理解し継続できることを願っております。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)
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