ここ数年、旅行から遠ざかっていましたが、そろそろお出かけしたくなってきます。

JR西日本から、3月21日まで使える乗り放題きっぷが発売されます。

今回は関東在住の方に向けて、このきっぷで西日本エリアを快適に巡回する方法をご案内します。

西日本エリア在住の方や、それ以外の方にもおすすめです。

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西日本4日間乗り放題だが、新幹線は対象外

JR西日本から発売の企画きっぷ「西日本どこまで4DAYS」をご紹介します。

西日本在住者にとって便利なのは当然ですが、関東の方も、何らかの方法で西日本エリアに入りこめば、4日間いろいろと巡回できます

利用期間は3月21日まで

  • 利用期間・・・2023年2月21日~3月21日まで連続した4日間
  • 発売期間・・・2023年2月20日~3月17日

「利用開始日の前日」までにネット購入するルールとなっています。

ネット専売

この切符は、JR西日本の「e5489」サイトからの購入のみとなっています。

住所を問わず会員登録して予約購入できます。

きっぷは、JR西日本のみどりの券売機、みどりの窓口で乗車前に入手します。

遠隔地の方は、利用当日の出発駅で発券することになります。

料金と適用範囲

料金は大人・子供とも1人9,800円です。

JR西日本と智頭急行の在来線に乗ることができます。

さらに、重要なルールを確認しましょう。

  • 在来線特急は、特急料金購入で乗車可
  • 新幹線は不可(新幹線に乗る場合、乗車券も必要)
  • 金沢〜津幡間(IRいしかわ鉄道)は、途中下車しなければ差額なしで乗車可
  • サンライズ出雲・瀬戸は乗車不可

和倉温泉に向かうJR七尾線に乗車の場合、IRいしかわ鉄道に差額支払なしで乗れます。

それ以外、次のJR西日本の孤立路線に乗る際は、第3セクター鉄道の乗車券が必要となります。

  • 城端線
  • 氷見線
  • 高山本線
  • 大糸線
  • 博多南線

宮島航路は乗車可です。

関東在住者にとってのきっぷの活用法

鉄道マニアでない、関東在住の一般旅行者に向けた、きっぷの活用法を考えます。

4日間乗り放題のきっぷですので、少なくとも3日間連続で使いたいものです。

在来線特急をフル活用すること

新幹線に乗れないこのきっぷの最大の活用ポイントは、「在来線特急」です。

数を減らしている在来線特急ですが、地域によっては主たる存在です。

こちらに複数回乗ることで、広範囲を巡る旅ができます。

次の特急(主要なもの)を活用しましょう。

  • サンダーバード(大阪⇔金沢⇔和倉温泉)
  • しらさぎ(米原⇔金沢 ※名古屋〜米原はJR東海)
  • くろしお(京都⇔和歌山⇔新宮)
  • こうのとり(新大阪⇔城崎温泉)
  • きのさき(京都⇔城崎温泉)
  • スーパーはくと(京都⇔鳥取⇔倉吉)
  • やくも(岡山⇔出雲市)
  • スーパーおき(新山口⇔鳥取)

新幹線がフル開通している山陽線には在来線特急はないため、中国地方を旅する場合、山陰を組み合わせるのがおすすめです。

山陽線の在来線移動は大変で、倉敷〜広島間でも3時間弱要します

新快速区間は快適な在来線移動が可能

JR西日本の新快速区間(敦賀〜京都〜大阪〜三ノ宮〜姫路)間は本数も多く便利です。

この区間は特急券不要で、特急のように快適に使えます。

新快速の所要時間の目安です。

  • 敦賀⇔京都・・・90分
  • 京都⇔大阪・・・30分
  • 大阪⇔三ノ宮・・・20分
  • 三ノ宮⇔姫路・・・40分

出発地に戻らないのがおすすめ

乗り放題をフル活用するためには、きっぷの利用開始点と終了点とを、別の地点にしたほうが効率的です。

こんな使い方が考えられます。

  • 金沢等、北陸からスタートし、敦賀から城崎や鳥取へ周り、岡山や大阪で終わる
  • 金沢からスタートし、和倉温泉で泊まったのち京都や大阪を経由し、南紀白浜で終わる
  • 下関からスタートし、山陰を巡って岡山から広島で終わる

いずれも、普通運賃が9,800円以上する組み合わせです。

西日本エリアの入口(出口)

関東在住者のために、きっぷの入口(兼出口)を考えます。

入口までは別途移動旅費が掛かりますが、一例として次の方法があります。

  • 北陸新幹線で金沢着(東京から1万4,000円前後)
  • 東海道新幹線で米原着(東京から1万2,640円)
  • JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま」で新大阪着(1万800円から)
  • 南紀白浜空港(羽田からJAL最安1万3,870円)
  • 成田空港からジェットスターで関西空港(3,980円〜6,680円)
  • 羽田空港から山口宇部空港へスターフライヤー(ツアー)
  • 格安夜行高速バス(東京から京都まで最安3,500円程度)
  • ウィーラーバス昼便(東京⇔大阪最安4,900円)
  • 東京⇔大阪乗り捨てレンタカーSimpway(5,000円)
  • 横須賀⇔新門司フェリー(1万2,000円から)

入口も、手段もさまざまです。

成田空港発のジェットスター関空便など、安く行きたい場合は狙い目です。

都心から成田空港までもさまざまな手段がありますが、安いものではJR大崎駅から出発のバス(ウィラー)が、早得で1,000円です。

関東在住者向けの、JR西日本の4日間乗り放題きっぷの活用をご提案しました。

せっかくの機会です。

北陸、南紀、山陰など、複数の地域に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 関東在住者のためのJR西日本「どこまで4DAYS」9800円で元を取る攻略法 西日本をお得に巡回しよう