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まだまだ働き盛り40歳代のターミナルケアを充実させるには 介護保険と医療保険の両方を活用しよう
注文した物を自宅まで宅配してくれるサービスとして、「食材宅配サービス」があります。
食材宅配サービスの提供する内容は、業者によってさまざまで、食材だけではなく、日用雑貨まで取り扱うところもあります。
配達も、配送料の有無や自社で配送するのか宅配業者を利用するのか等違いがあります。
ここでは食材宅配サービスで良く知られている「」を紹介します。
コープ・生協では、生鮮食品や冷凍食品だけでなく、日用品・雑貨も取り扱いがあります。
注文方法は、インターンネットでの注文、カタログを見ての注文用紙、電話、FAX等色々な方法があります。
注文は、決まっている配送日の前週に行います。
【例】火曜日に配送の場合、前週の火曜日に注文。
配達は、毎回同じ、曜日と時間にされます。
配送時に不在の場合は、保冷材や雨風を防ぐような対応をしてもらえます。
コープ・生協のおすすめポイントは、高齢者で一定の年齢以上の方が利用する場合、配達手数料が割引や無料になる制度があることです。
また、地域によっては、離れて暮らしている家族に配達時の在宅状況をメールでお知らせするサービスや配達担当者が、配達時等に異変があった場合に、事前に取り決めた行政等の連絡先に、連絡・通報を行うと言った自治体との「地域見守り協定」を結んでいる場合があります。
一人暮らしの高齢者の方の安否確認やもしもの時の対応の1つとして、利用できます。
高齢者の方が、コープ・生協を利用する上で注意したいのは、注文から配達までが、1週間程度かかることで、何を注文したか分からなくなり、同じようなものを注文しすぎることがあります。
自分で頼みすぎないように注意できたり、注文品が多くなりすぎてきた時に調整できたりする方でしたら、良いのですが、難しい方には、家族のサポートが必要になる可能性があります。
コープ・生協は、地域によって提供されるサービスが異なります。
利用を検討される場合は、コープ・生協が、お住まいの地域でどのようなサービスを提供しているか、お確かめください。
≪画像元:コープ・生協の宅配≫
自宅付近で、買い物ができる手段として移動スーパーがあります。
例として、移動スーパー「とくし丸」を見ていきます。
とくし丸は、スーパーにあるような、生鮮食品や総菜、パンや日用品を軽トラック等に乗せて週2回、自宅付近に訪問する買い物サービスです。
1商品の値段は、店売りよりも、10円から20円高くなっています。
週2回来るので、新鮮なものを買いだめせずに購入できます。
デイサービス等に来ている場合もありますので、移動スーパーが訪問しているデイサービス等があるか、ケアマネージャーに確認してみるのも良いでしょう。
≪画像元:とくし丸≫
まずは、自分でその場で選べる楽しみを持てるところです。
また、消費しきれない間隔で繰り返し同じ物を買う方がいたら、家族からの希望で「こないだ買ったのでまだあると思いますよ。今度の移動スーパーの日に買った方が良いのでは?」等の声かけをしてくれる点です。
買いだめを防ぎつつ、自分で選べる買い物を続けられることは、高齢の方が日常の楽しみの1つを失わずに済み、家族も介護負担を増やさないことにつながります。
まずは、その時間にいない時は、利用できないので、時間の調整が必要という点です。
また、自宅前ならば良いですが自宅近くにくる場合には、かさばる物を買った時に自宅に持って帰らなければならないというい負担が生じます。
安全に移動できる方法が必要になります。
移動スーパーが来る日時を忘れがちになる方には、家族がカレンダーへの記載や事前の電話等の対応が必要になります。
自宅から離れたところで移動スーパーを利用する際には、トイレットペーパー等のかさばる物を安全に運べるように、シルバーカーなどの移動手段を準備する必要があります。
移動スーパーを利用する為には、販売エリアに入っているか、いつ訪問をお願いできるのか等の事前確認が必要になります。
自分で選んだり、注文したりするのが難しい場合は、ネットスーパーで家族が頼む方法もあります。
ネットスーパーは、インターネットで買い物ができ、自宅に商品が届くサービスです。
取扱商品数が豊富で、業者によりますが、即日配送が可能です。
一定の料金以上を購入すれば、配送料が無料になる業者もあります。
目が見えにくい、商品を計画的に選んでいくことが難しい方の場合、家族がネットスーパーで購入し、自宅に配送してもらうことができます。
例として、「イオンネットスーパー」を見ていきます。
1. 担当店舗によって、配送料が異なる。
2. お届け先変更で、別の住所に届けることができる。
3. 受け取り時に不在だった場合は、保冷材などの対応をして、置き配をしてもらえる。
4. 最長10日先までの配送便を選択できるので、買い物や在宅の予定が立てやすい。
受け取り日を調整できる点は、ネットスーパーならではの利点と言えます。
1. 配送料がかかる。
2. ネットを利用しての注文になる為、高齢者には難しい場合がある。
配送料はかかりますが、買い物にタクシー等を利用することを考えるとお安いです。
ネットを利用しての買い物になる為、直接高齢者の方が利用するのは、難しい可能性が高いと考えられます。
しかし、家族が本人と一緒に買い物に行ったり、買った物を届けたりする手間が軽減できたり、遠方の方を介護する方法の1つと考えると、利用を検討する価値のある方法です。
≪画像元:イオンネットスーパー≫
今回は、買い物が難しくなった場合に、是非利用したい民間のサービスをご紹介してきました。
買い物ができなくなるのは、自分で選んで買うという楽しみがなくなることです。
自分で、買い物ができる方法があるのならば、続けていく方が、精神的な張りにもつながります。
買い物は、食事という日常生活で重要なポイントにつながることですので、家族としてもフォローをしていく必要性が高い行動です。
在宅介護を長く続けていく為にも、介護負担が軽くなるように利用できるサービスは積極的に利用することをおすすめします。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)
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