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ブラックフライデーでねらうのは「ちふれのハッピーバッグ」 お得すぎて毎年即完売、事前情報が必須
エポスゴールドカードは還元率において実に頼もしい1枚ですが、なにも考えないで使うと最大のパフォーマンスにはなりません。
戦略を練った使い方が、毎年求められます。
見ていきます。
エポスゴールドカードのポイントは、次の通り利用金額に伴うボーナス比重が高くなっています。
・ 年間100万円利用 → 1万ポイント
・ 年間50万円利用 → 2,500ポイント
・ ファミリーボーナス → 家族合計100万円利用ごとに1,000ポイント(上限3,000)
※ 1ポイント=1円相当
家族カードのないこのカードは、代わりに配偶者等、家族にもエポスゴールドカードをインビテーションで持ってもらえます。
ファミリーの年間利用合計額によって最大3,000ポイント(年間合計300万円利用の場合)が付与されますが、このボーナスは全体からすると小さいので、以下では個別のカードについて考えていきます。
通常還元率が0.5%のため、ボーナスと合わせると実還元率はこうなります。
・ 年間100万円利用 → 実質還元率1.5%
・ 年間50万円利用 → 実質還元率1.0%
これ以外の年間利用額だと、どうしてもムダな数字となります。
その例です。
・ 年間90万円利用 → 実質還元率0.78%
・ 年間150万円利用 → 実質還元率1.16%
年間100万円を絶妙に超えたところで終えるのが理想です。
多少超えるのはやむを得ません。
たとえば年間110万円利用だと実質還元率1.41%で、このぐらいの目減りなら文句はないでしょう。
年間300万円など高額利用の場合、エポスゴールドカードをメインのままにするのはよくありません。
ひとつ上のエポスプラチナカードにするか、利用を他のカードと分散しましょう。
最近はエポスゴールドを追随する、年会費無料で使えるゴールドカードが人気を集めているので、同種のカードを2枚以上持つのもおすすめです。
100万円というと、そんなに使えないと思うかもしれません。
ですが令和の現代は、なんでもキャッシュレスで支払える時代です。
決して難しいことはなく、むしろ使いすぎに注意したほうがいいぐらいです。
なお、どうしても年間100万円に届かないときは、不足額をau PAYにチャージしてしまうというのが、その年については正解かもしれません。
エポスゴールドカードには、ノルマは一切ありません。
年間100万円達成の翌年、1円も使わなくても、不利益はありません。
ポイントは有効期限がないのでいつまでもためておけます。
エポスゴールドカードは、年会費無料で使えます。
次のいずれかの手段で、年会費永年無料となります。
・ スタンダードのエポスカードからのインビテーション
・ 年間に50万円以上利用
インビテーションは、目安として1年以内に50万円以上の利用があると届きます。
なおエポスゴールドの年会費は5,000円なので、インビテーションを待たず最初からゴールドで始めるのもいいでしょう。
1年目から100万円利用すれば、ボーナスポイント1万円相当でお釣りが来ます。
携帯電話契約とセットでお得になるキャリア系ゴールドが人気を集めていますが、年会費無料で使えるエポスゴールドは自由度が高くおすすめです。
エポスゴールドカードの利用は年間100万円(ギリギリ)でとどめたいという点を見てきました。
それに沿った使い道は、次の通りです。
・ 月間6〜7万円程度のベースとなる決済を確保する
・ 残りを合計年間100万円になるよう足していく
・ 逆に、年間100万円をうかがいながら、他の決済に移していく
具体的に見てみます。
筆者に関して言うと、エポスゴールドは持ち歩いていません。
タッチ決済も使わず、マルイその他の優待特典も使いません。
完全にキャッシュレスの裏方として働くカードにし、次の手段で活用しています。
・ 公共料金、通信料引落し
・ カーシェア等サブスク料金
・ モバイルSuicaチャージ
・ au PAYチャージ
このうち、モバイルSuicaを含めた3種類を「選べるポイントアップショップ」に登録していて、これらはポイント3倍(1.5%)となります。
年間100万円をギリギリ使う前提では、モバイルSuicaチャージの実質還元率が実に2.5%となっています。
筆者は現在使っていませんが、楽天Edyチャージにもおすすめです。
ただし楽天Edyは「選べるポイントアップショップ」にないため、Suicaのほうが価値が高くなっています。
au PAYチャージも、年間100万円の算定に含めてもらえ、さらにチャージ時のポイントも付くためおすすめです。
QRコード決済の大型キャンペーンの原資として、エポスゴールドカードを活用しています。
特に、系列のクレジットカード「au PAYカード」が2022年12月からチャージ時ポイントがつかなくなったため、エポスゴールドカードの価値は上がっています。
ベースの決済により年間80万円程度になれば、あとは臨時の支払いを足してやります。
以前は、税金や国民健康保険等、請求書(オンライン)で支払う決済を足していました。
定期的に発生するが、どんな方法で支払ってもいい種類の決済です。
ただ最近は、これらを新規に取得するクレジットカードの入会キャンペーンで支払うことが多くなりました。
オンライン税金支払は手数料が掛かるため、得られる報酬が明確にあったほうがいいのです。
ちなみに、au PAY(QRコード決済)で税金等が支払える場合、そちらにチャージしたほうが、手数料が掛からないので得です。
最近の筆者は、あちこちに分散していた(これも入会キャンペーン対策)公共料金引落しを、用が済んでエポスゴールドカードに戻したため、毎月のベースの決済が増えました。
このため、むしろ年間の節目を見据えつつ、他の決済に分散していく必要が生じています。
公共料金を再び他のカードに移すのが確実ですが、手っ取り早いのがチャージ元の変更です。
・ モバイルSuicaチャージをau PAYからにする(Android限定)
・ au PAYチャージをOrico Card THE POINTからにする
モバイルSuicaチャージは「選べるポイントアップショップ」に登録しており、常時1.5%還元となっています。
JR東日本のビューカードと同一のため、合計利用額が年間100万円を超えても別段構わないともいえます。
ただ、損得の見極めが困難になるため、なるべく調整します。
Androidスマホではau PAYのSuica(モバイルSiucaと同じもの)が使えるため、au PAY残高からSuicaチャージをすることもあります。
au PAYのチャージ元がエポスゴールドカードの場合意味がありませんが、たまったPontaや、他のカードからのチャージ残高等を活かせばいいわけです。
Orico Card THE POINTからau PAY経由のチャージで、還元率1.5%となります。
iPhoneユーザーの場合、モバイルSuica直接チャージで1.0%です。
生活スタイルによって、公共料金を支払いたくても支払うチャンスがないなど、根本が異なる方もいるでしょう。
ですが、ベースと足す決済、引く決済の考え方自体、大きく変わるものではないはずです。
らくらく年間100万円を(超えすぎずに)達成し、最大の利益を得ましょう。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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