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人気のイオンカードがデザインを変更しました。
縦型でエンボス加工(会員番号等の凹凸)をなくしたもので、最近のトレンドに沿った変更です。
デザイン変更の機会に、イオンカードの実力を確かめましょう。
結論を先に言うと、「イオンカードは便利だが、イオンだけで使うのがいい」です。
利便性と、イオン限定利用がいい理由を見ていきます。
【クレカ】「au PAYカード」のチャージポイントが12月から消滅 メリットをさぐる
非常に数多くのラインナップを持つイオンカードの、その代表のカードのデザインがリニューアルしました。
以下のカードです。
・ イオンカードセレクト
・ イオンカード(WAON一体型)
「縦型デザイン」「エンボス加工なし」「カード番号等の情報は裏面」となりました。
多くのカードが先行して同じ方向性のリニューアルをしていて、追随したものといえます。
イオンカードでは繰り返し大きな入会キャンペーンを実施しています。
通年ではないので、還元額の大きな際に入会がおすすめです。
2023年1月10日まで、合計1万1,000ポイントもらえるキャンペーン実施中のため、狙い目です。
もらえるポイントのうち最大1万ポイントについては「利用額の10%還元」のため、期限である2023年2月10日まで積極的に利用し、できれば10万円使って最大還元を得ましょう。
この期間中については、以下に記載のおすすめ利用法は無視してください。
また、年間50万円以上利用するとゴールドカード(年会費無料)に切り替わるので、ゴールドの欲しい方は同じく、あらゆるお店で活用して構いません。
ただゴールド入手後は、再び以下に記載の方法がおすすめです。
イオンカードは特に女性に非常に人気の高い1枚です。
メインカードにしている人も多いのですが、それでは損します。
この記事では、イオンカードのおすすめ利用法を次のとおり限定してしまいます。
・ イオングループのみで使う(イオングループ以外では使わない)
・ Apple Payに設定しない(別のカードを設定する)
・ 電子マネーWAONは使わなくていい(使っても控えめに)
・ イオンPayを活用する
・ たまったWAONポイントはdポイント等価交換がおすすめ
具体的に理由を見ていきます。
なおこの記事では取り上げませんが、「イオンシネマで映画料金300円オフ、感謝デーは700円オフ」は積極的に活用するといいでしょう。
イオンカードの通常のポイント還元率は0.5%と低めです。
「楽天カード」「PayPayカード」「Orico Card THE POINT」その他1.0%の還元率を誇るカードが多い中、イオンカードをイオングループ以外で使うと損します。
さらにポイント付与に関し、イオンカードの欠点があります。
イオンカード利用でたまるWAONポイントは、買い物ごとに「200円で1ポイント」付与という方式で、切り捨てられる部分が大きくなっています。
やはり、イオングループで使ってこそ威力を発揮します。
具体的には次の通りです。
・イオングループでは通常の倍、還元率1.0%
・毎月20日、30日はイオンで5%オフ
・55歳以上ならイオンで毎月15日も5%オフ(請求時割引)
・サンキューパスポート、バースデーパスポート等の割引クーポンが頻繁にもらえる(5%オフまたは10%オフ)
イオンカードのメリットは、ポイントよりも割引特典のほうにあります。
20日、30日以外はもちろん、他の日も割引を狙っていきましょう。
イオングループ以外では割引も通常ないので、別途メインカードを用意したほうがいいでしょう。
毎月10日に関しては、「AEON CARD Wポイントデー」で、イオン以外で使ってもポイント倍(1.0%)です。
ただ、200円単位でのポイント付与という点は変わりません。
10日にイオンカードで550円の決済をすると、もらえるのは4ポイントのため、この買い物での実還元率は0.73%と目減りしてしまいます。
イオンカードはApple Payに対応しています。
イオングループのお店でも使えるため、iPhoneを端末に触れるだけでカード決済できて簡単です。
ですが、Apple Payには他の還元率の高いカードを登録することをおすすめします。
イオングループ外で、イオンカードをメインカードにしたApple Payで支払ってしまうと、ポイント還元率の低さで損してしまいます。
Apple Payのメインカードをイオン内外で都度切り替えるのが面倒なのであれば、「イオンカードをApple Payには設定しない」と決めてしまったほうが楽でしょう。
イオングループでは、次の決済方法をおすすめします。
・ イオンカードの券面による、タッチ決済
・ イオンカードを登録したAEON Pay(iAEONアプリ) ※後述
電子マネーWAONを愛用している人は多いのですが、イオンユーザーにとって必要不可欠な存在ではありません。
その理由です。
・ Wポイントにならない(イオンカードセレクトを除く)
・ イオングループ外では、使うと損することが多い
・ イオングループ内の多くのケースで、イオンカードと還元率・割引率が同一
・ WAONポイント消化のために必須の存在ではない
イオン銀行一体型のイオンカードセレクトの場合、WAONオートチャージによりポイントが付き、利用とWポイントとなる(イオングループで合計1.5%、イオン以外で合計1.0%)ので悪くありません。
セレクトでない一般のイオンカードの場合、クレジットカードからWAONにチャージしてもポイントがたまりません。ポイント付与は利用の際だけで、イオングループで1.0%、イオングループ以外で0.5%となります。
イオングループでは、WAONでもイオンカード(やAEON Pay)でも還元率は同一のケースが多いです。
20日、30日の5%オフも同一です。
イオンカードでなくWAONのほうが有利な日もあります。
たとえば「毎月10日のイオングループ利用(ポイント5倍の2.5%)」であり、そして臨時に開催されるキャンペーンです。
ただ、そういった特定の日だけWAONチャージして使う方法でも十分でしょう。
そもそも一切使わないとして、それほど機会損失でもありません。
QRコード決済のAEON Payは、イオンカードを常に持ち歩いている人にとっては、それほど価値が高いアイテムではありません。
イオングループ以外では、ヤマダ電機やラウンドワンで使えます。
ただ、イオングループ以外では不利なイオンカード決済になるので、おすすめしません。
汎用性の高くないAEON Payですが、メリットとしては次のものがあります。
・ WAONポイントでの決済が簡単
・ イオンカードを持ち歩かなくていい
・ 電子マネーWAONを使わなくてよくなる
たまったWAONポイントはイオンカードの提示でも消化可能ですが、何ポイントあるか確認が容易なAEON Payのほうが優れています。
AEON Payの欠点としては、決済しようとするとログアウトされてしまっていることがある点です。
他のQRコード決済より多い印象なので、早めに確認し、ログインしておきましょう。
レジで慌てなければ、イオングループではなかなか便利なアイテムです。
イオンカード利用でためたWAONポイントの、おすすめ利用方法としては次のものがあります。
・ AEON Payで決済に使う
・ dポイントに交換する
共通ポイントdポイントへの等価交換ルートがここに残っています。
こちらをおすすめします。
WAONポイントは、存在感はあるにしてもイオングループのポイントに過ぎません。
汎用性の極めて高いdポイントに交換すれば、あらゆる用途に使えます。
繰り返しますが、電子マネーWAONは、ポイント消化のために導入する必要はありません。
イオンカードをめぐる環境を順に確認してきました。
おすすめの利用法をあらためてまとめます。
・ イオンカードはイオングループのみで使うとパフォーマンスがいい
・ イオンカードでためたWAONポイントは、AEON Payで使うのがおすすめ(イオンカードでも使える)
・ 電子マネーWAONは、イオンカードセレクト利用者を除き、使わなくていい
・ WAONポイントの交換方法として、dポイントへの等価交換がおすすめ
クレジットカードは、最適のパフォーマンスが得られるシーンで活用したいものです。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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