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資産2000万の「小金持ち」になる1番再現性の高い方法 「節約→貯金→投資」の具体的な数字目安も解説
こちらが2人以上世帯の金融資産保有額です。
≪画像元:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2021年(pdf)」(二人以上世帯調査)≫
2021年における2人以上世帯の保有金融資産の中央値は、450万円となっています。
つまり、
1,000万円以上の金融資産を保有している世帯は少数派
ということになります。
「他世帯よりも資産を保有している」状態の安心感は、大きなものがあるでしょう。
具体的に資産を形成していく方法については過去記事で解説しています。
本記事では大きな保有資産を達成することによるメリットについて、解説したいと思います。
なお、本記事ではマイホームについては、基本的に金融資産に含めません。
といった理由からです。
資産1,000万円を達成するまでに、多くの試練が訪れることと思います。
場合によっては、資産形成のペースを変更せざるを得ない時もあるかもしれません。
そんな多くの試練を乗り越えたからこそ、得られるもの。
1番大きなものは、
行動や習慣・考え方が、資産を増やすモードになっている
ということではないでしょうか。
もちろん貯蓄率も10%や20%は当然のこととして、30%という高い数字を維持できているかもしれません。
日々のお金の使い方ひとつとっても、大きく変わっているはずです。
また、現在の資産が将来的に生み出す価値にも気づいているでしょう。
このようなことが自然とできているはずです。
仮に将来的に資産が大きく毀損してしまうような突発的な事故が起きても、再起するハードルがその他大勢の方と違ってきます。
資産を築く習慣が身に付いてる人は、転んでも何度でも起き上がれるでしょう。
利回りは投資元本にかかります。
資産500万円と1,000万円では、同じ年利でも得られる利息が倍違ってきます。
つまり保有資産が大きくなればなるほど、資産の拡大スピードも上がるということです。
資産が100万円や500万円だった頃と比べると、その資産拡大スピードに驚くはずです。
「投資することでお金が大きく増える」ということを体感できるのも、資産1,000万円を越えたあたりからだという話もあります。
ここまで来れば多少の予期せぬ出費にも、十分耐えられるでしょう。
どんどん増える資産に喜びを感じ、それを守ることに全力を尽くすことにもなるはずです。
そうすることによってさらに資産が拡大していく。
自然と好循環が生み出されるのも、これまでの努力の賜物です。
資産3,000万円や5,000万円といったステージも見えてくるかもしれません。
次は「いかに資産を使うか」に頭を悩ませることになるかもしれませんが、それはうれしい悩みでしょう。
ここまで見てきたように1,000万円の壁を超えることによって、これまでとは大きな違いがあります。
「見える世界が変わる」といっても過言ではないでしょう。
間違いなく金融資産が1,000万円以上ある家庭は少数派です。
1,000万円貯めるという行動によって、皆様自身が大きく変化していることによってかなりの余裕ができているはずです。
もちろん資産が全てというわけではありませんが、金銭的余裕があることによって生み出される幸せもあるはずです。
ですが、金融資産1,000万円は決して特別なものではありません。
多くの方が実践しているであろう、つみたてNISAを継続するだけで到達できます。
毎月3.3万円を年利5%で積立運用できれば、18年目に1,000万円を超える計算になります。
年利5%は、米国株であれば現実的な数字です。
もちろんこれからの利回りを保証はできませんが、ただ継続するだけで資産1,000万円を達成できる可能性が高いと考えれば、チャレンジしない手はないのではないでしょうか。
行動、考え方、向き合い方全てが進化する過程を目指して、日々の蓄財を楽しんでいただければ幸いです。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)
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