- 週間ランキング
【セゾンカード】対象者はラッキー 利用でAmazonギフト券もれなく20%分&300円分のチャンス アメックスはApp Store・ビックカメラで30%キャッシュバック
≪画像元:三井住友カード≫
2022年10月3日、三井住友カードなどを擁するSMBCグループと、TSUTAYAなどを擁するCCCグループが、資本・業務提携に基本合意しました。
≪画像元:三井住友カード≫
SMBCグループは三井住友カード、三井住友銀行、モビットなどの企業を擁し、キャッシュレスに強みがあります。
CCCグループはTSUTAYA、Tポイント、Tマネー、図書館・公共施設の指定管理など、幅広い事業展開です。
SMBCグループのカード会員5,200万人、CCCグループのTポイントカード会員7,000万人を合わせると1億2,200万人となり、国内最大の会員数を誇ります。
≪画像元:三井住友カード≫
また、三井住友カードの利用で貯まるVポイント、提携店で貯まるTポイント、資本・業務提携によりこの2つのポイントが統合されます。
2024年春にも、新たなポイントが誕生する予定です。
SMBCグループ側のメリットとしては、気軽にポイントを貯められるリアル店舗が増えることでしょう。
Vポイントは基本的にカード利用をしないと貯められませんが、新たなポイントならカードを使えない店舗でも貯められます。
また、ポイントをVisa加盟店で使えるのもメリットかもしれません。
Vポイントは交換が中心で、カード利用の際に使うことは一般的ではありません。
新たなポイントなら、Visa加盟店でポイントで支払いやすくなります。
CCCグループ側のメリットとしては、後ろ盾を得られることにあるでしょう。
楽天ポイントやdポイントは、楽天グループやドコモという大きな後ろ盾がある一方で、Tポイントは心もとないです。
SMBCグループの後ろ盾ができれば、新たなポイントも安定するでしょう。
また、加盟店が圧倒的に増えます。
Tポイント提携店は15万店舗程度ですが、Visa加盟店は世界に1億店以上です。
新たなポイントを貯められる店が一気に増えるのは、CCCグループにとって有り難いことでしょう。
≪画像元:ジョイフル本田≫
ここのところ、Tポイントは加盟店離脱が続いています。
dポイントも導入しているホームセンター「ジョイフル本田」では、来年1月でTポイントが終了します。
≪画像元:エネオス≫
離脱こそしないものの、Tポイント加盟店としては古参のエネオスでは、Tポイントに加えて楽天ポイント、dポイントも使えるようになりました。
Tポイントが囲い込みなのに対して、他の共通ポイントはオープン戦略をとっていることから、マルチポイントを採用するTポイント加盟店は増えるかもしれません。
≪画像元:ヤフージャパン≫
ここ最近で最も痛手なのは、ヤフー関連の離脱でしょう。
これによって、ネット関連の力が大きくそがれたのは否めません。
ヤフーとともに、携帯電話のソフトバンクもTポイントから離脱しました。
他の共通ポイントを見ると、いずれも携帯電話会社が加盟店として入っており、携帯電話を中核の1つとして金融サービスなどを展開しています。
ソフトバンクが抜けたTポイントは、その戦略も打てません。
≪画像元:トップカルチャー≫
Tポイントは、TSUTAYAの会員証として誕生した歴史があります。
それだけに、TSUTAYAはTポイントの総本山ともいうべき存在です。
TSUTAYAはフランチャイズ制を採用しており、筆者の近所のTSUTAYAはビッグワン、うさぎやなどが運営しています。
そんなフランチャイズの1つである「トップカルチャー」(1都9県で運営)で動きがありました。
9月29日より、Tポイントに加えて楽天ポイントカードが利用可能となったのです。
手始めに蔦屋書店佐久平店で始まり、トップカルチャーが運営する「蔦屋書店/TSUTAYA」64店舗で、楽天ポイントのサービスを提供予定です。
2つの既存のポイントを統合し、新たなポイントを立ち上げるとなると、これは大仕事です。
新たなポイント誕生に関する素朴な疑問も、当然ながらあります。
Vポイント500ポイントは、Tポイント400ポイントに交換できます。
つまり、TポイントはVポイントの0.8倍の価値しかありません。
ポイントの統合に伴い、VポイントとTポイントの価値のすり合わせをどうるかが注目です。
そのまま行くか、Tポイントの価値をVポイントと同等に引き上げてから統合するかです。
後者なら、Tポイントユーザーにとってはおいしい話ですね。
≪筆者撮影≫
Vポイント500ポイントは、Tポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント400ポイントに交換できます。
しかし、Tポイントと組んで新たな共通ポイントとなれば、ライバルとなる共通ポイントへの交換ルートが封鎖されるかもしれません。
共通ポイント同士の交換は非常に厳しく、Pontaポイントがauのポイントになったタイミングで、dポイントとの相互交換も終了しました。
ただ、新たなポイントには今のところ携帯電話会社が関係しませんので、交換ルートが残る可能性もあります。
≪画像元:ウエルシア薬局≫
毎月20日、ウエルシアで200ポイント以上利用すると1.5倍の価値になる「ウエル活」は、Tポイントの出口戦略の定番です。
1.5倍ほどの価値はありませんが、マルエツでも類似のキャンペーンを実施しています。
新たなポイント誕生とともに、ウエル活も終了する可能性があります。
正直な話、ポイントに1.5倍分の価値をつけるのは、ウエルシアにとって大きな負担だと思われます。
かといって、Tポイントや新たなポイントから離脱する可能性も低いです。
完全に廃止するか、倍率を下げるなどしてお得度はなくなるかもしれません。
Tポイントには電子マネー「Tマネー」がありますが、正直浸透していません。
三井住友カードも、スマホアプリ「Vポイント」で支払いはできますが、スマホのコード決済に関しては手付かずの状態です。
ライバルの共通ポイントには、楽天ペイやd払い、au PAYなど自前のスマホ決済がありますので、新たなポイントでもこれを機に新たなスマホ決済を導入するかもしれません。
その場合、新たなコード決済を開発するのか、既存のTマネーかVポイントアプリにコード決済機能を実装するのかは不明です。
SMBCグループが表立つと、送金機能止まりになるかもしれません。
≪画像元:カルチュア・コンビニエンス・クラブ≫
数は少なくなりましたが、TカードPrime、ファミマTカードなど、利用でTポイントの貯まるクレカはあります。
新たなポイントで考えられる可能性としては、以下の3通りです。
・貯まるポイントが変更になるだけでその他は変更なし
・機能を変更した上で切り替え
・カード自体の廃止
ヤフーカードの場合、引き続きTポイントカードとして利用可能なものの、カードを利用してもTポイントは貯まりません。
日曜日に1.5倍貯まる「TカードPrime」は、これを機に1.5倍サービスを終了するかもしれません。
2024年春、TポイントとVポイントが統合し、新たなポイントが誕生予定です。
まだ先の話ですが、いきなりポイント統合されるわけではなく、ヤフーのTポイント離脱のときのように、統合前にいくつか手続きが必要になるかもしれません。
損をしないためにも、TポイントとVポイントユーザーは、今後の情報に注目しましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
au PAYカード「最大8,000万Pontaポイント山分け」 投資信託クレカ積立も対象 併用できる6つのキャンペーン・攻略法
生まれ変わったセゾンのゴールド! 「SAISON GOLD Premium」は年会費無料で使える
【楽天カード】新規入会&利用で1万ポイントの大盤振る舞い!(9/20まで) 楽天e-NAVI登録、口座振替設定を忘れずに