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10年分の小銭貯金にリスクあり わが家が消化できた方法2つと他の有効な使い道5つ
スーパーやショッピングセンターなどで
◯個まとめて〇〇円
といったようなポップをよく目にすると思います。
複数個購入することによって1個あたりの単価が安くなる、いわゆる「まとめ買い割引」です。
常に使い続ける消耗品や、保存がきく商品ならまだしも、ちょっと食べたいだけのものには注意が必要です。
本当は必要のない個数まで買ってしまう危険が潜んでいます。
割引されているのでお得に見えるのですが、本来の予定よりも支出が多くなってしまうのがほとんどです。
想定よりも多い数を購入した場合、
・ 食べ物だとその幸福感は低減しますし、
・ 物だと扱いが雑になってしまったりするものではないでしょうか。
購入する時はお得に思えるかもしれませんが、結果的にそれほど得になっていないこともしばしばです。
必要なものを必要な分だけ購入することが、賢い買い物だと考えます。
多くの方が実践しているであろう節約手段の1つに、「ポイントを貯める」というものがあります。
電子マネーやクレジットカードのポイントを貯めることによって、次回以降お得に買い物ができる制度で、いわゆる「ポイ活」です。
楽天市場のようなポイントアップ制度や、特典を有効に活用して買い物上手になることは、とても有効な手段です。
SNSなどでもポイ活に関する情報が出回っており、少しでも多くのポイントを得るために試行錯誤が繰り返されていることは皆さまご存じでしょう。
ですが、ポイントアップのために本当に必要かどうかわからないものまで購入してしまう経験をしたことがある方も、多いのではないでしょうか。
筆者にもあります。
楽天市場のお買い物マラソンで、買い回り店舗数(ポイント倍率)を上げるためでした。
上手に活用できれば賢い節約方法ですが、ポイントはあくまでもポイントです。
ポイントを得るために本当は必要のない買い物をしてしまうのは本末転倒、支出増になってしまいます。
「必要な買い物をした結果、たまたまポイントが得られた」
この程度にとらえておく方が、結果的に節約につながると考えます。
ホームセンターなどには、さまざまな節約グッズが販売されています。
一見すると、日々の節約につながるので良い買い物と思えてしまいますが、その効果をしっかりと理解してから買うようにしましょう。
節約につながるからと安易に買ってしまっては、逆に支出が増えてしまいかねません。
また、その節約効果が費用対効果の観点から割に合っているのかも、大切な視点です。
多少の節約につながったとしても、それ以上に手間がかかったり、時間がかかったりするのであれば本末転倒ではないでしょうか。
筆者の経験では安い節約商品ほど費用対効果が悪い傾向にあるように思えます。
数百円で買える節約グッズほど、逆に手間や時間、ストレスがかかるものだと認識しています。
結果、続けることができず無駄な支出になってしまった経験数知れずです。
節約するために真っ先に削られる第1候補が「お小遣い」ではないでしょうか。
ですが、極端な削減は逆効果です。
お小遣いとは一般的には自由に使えるお金、つまりご褒美と言い換えることができます。
日々の仕事や家事、育児に奔走しながら、どんなに頑張っても自由に使えるお金がないとなるとモチベーションが下がってしまうのではないでしょうか。
お小遣いの額から決めるのではなく、生活費から決めて余剰資金の中からお小遣いを捻出する方が長続きしやすくなります。
収入増や支出の削減に成功した場合は一定の割合でお小遣いを増やすなど、ご褒美もしっかりと確保しておかないと継続できません。
仕事でもそうですが、努力が正当に評価されないと続けようとは思わなくなります。
「とにかく支出を減らす」ということだけが節約ではありません。
楽しく継続できることが長期的な節約につながり、投資の種銭作りの成功となると考えます。
他にも、
など、長期的な観点からあまりおすすめできない節約方法がたくさんあります。
月数百円から数千円を節約するために時間や労力、健康や幸福感を損ねるような過度な節約術は長続きしませんし、かえって逆効果となってしまうこともしばしばです。
小さなところよりも、金額の大きなところから手をつけていくのが節約のセオリーです。
特に毎月定額でかかり続ける固定費です。
などの方が費用対効果が高く結果が出せます。
大切なことは「継続できるかどうか」です。
価値あるものにはしっかりとお金を使うことも大切です。
投資を行う目的は長い人生、少しでも幸せに生きるためではないでしょうか。
将来の幸せのために今を犠牲にするというのも少し違うと考えます。
今の幸せも大切にしながら、将来のためにも投資する。
その幸せのラインをどこに引くかが、将来の幸せにもつながると考えます。
投資の種銭を作るために、節約はとても大切な手段です。
世に出回るさまざまな節約手段に安易に飛びつくのではなく、しっかりと吟味した上で継続できる、かつ効果の大きいものから始めていくことをおすすめします。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)
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