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今回は「生サーモンとうにといくらフェア」の名にある「生サーモン」「うに」「いくら」について、実際に食べてみた感想とコスパ評価を解説します。
※なお、価格はすべて税込です。店舗によって取り扱い商品が異なる場合があります。
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≪画像元:くら寿司≫
くら寿司の中でもっとも安く、お得感の強い110円皿ですが、今回は正直「フェアだから安い」という商品はあまりありません。
チラシでは「大切り生サーモン」や「味付いくら」をさも「今だけ110円」といった感じで書いてありますが、大切り生サーモンは頻繁にこの値段まで下がっていますし、いくらは近頃ずっと110円です。
今回のフェアは「いつものネタを安く食べる」と言うよりは「普段食べることができないネタを手が届く値段で食べられる」フェアですので、食事を安く済ませることは難しいと言えます。
それではここからは「生サーモン」「うに」「いくら」について味とコスパを解説していきましょう。
前述の通り目玉のように書かれている「大切り生サーモン」は最近のフェアではほとんどと言っていいほど110円となっており、逆に220円で見た覚えがないほどです。
「大切り生サーモン」は確かにネタも大きく、110円と考えれば割とコスパはいいのですが、単にサーモンを安く食べたいなら2貫110円の普通のサーモンもあるのでわざわざこのフェアで食べる必要はないかもしれません。
今回のフェアで食べるなら「生サーモンいくら」がおすすめです。
大切り生サーモンと同じサーモンはサーモン特有の臭みがなく、大切りと比べれば小さいものの、シャリを覆い隠す十分なサイズ感です。
そこにトッピングされているいくらは、「味付きいくら」(110円)に入っているのと変わらないように思えるくらいの量で、トッピングの域を越しています。
とろけるサーモンとはじけるいくらの組み合わせは味も申し分ありません。
コスパ・味ともに自信を持っておすすめできる商品です。
うにというと形を保つためのミョウバンの味が嫌できらいと言う人も少なくありませんが、くら寿司のうには「ミョウバン不使用」を謳っています。
このため、型崩れは少し見られるものの、濃厚なうにの風味をダイレクトに感じることができるのだそうです。
実際私が頼んだ「新物うに軍艦」も形は結構くずれている印象でしたが、その甘味と海の香りの強さに驚きました。
たとえばはま寿司が前に行った「うに祭り」では同じレベルのうに軍艦が同じ値段帯で売られていましたが、味の印象は圧倒的にくら寿司が上です。
2貫330円は決して安くはないものの、回転寿司ではあまり見ないうに好きな方も満足できるレベルのうにだったので、納得感のある価格です。
3貫780円という回転寿司とは思えない値段帯の「極上いくら三種」。
写真左から「大粒いくら」「紅鮭いくら」「北海道産塩いくら」の3貫でというラインタップとなっており、単品としても販売されている「大粒いくら軍艦」が330円、「紅鮭いくら軍艦」が220円と考えると3貫780円というのは高すぎるように思えます。
ただ、実際に頼んでみると各いくらは軍艦の1.5倍くらいの量のっていますし、何より塩いくらが素晴らしく780円でもしっかり納得してしまいました。
塩いくらは、文字通り塩のみで味付されたいくらで、塩水につけたあと水切りをしっかり行うのでかなり濃厚な仕上がりになります。
重量も普通の醤油漬けのいくらより少な目になるため、醤油漬けのいくらと塩漬けのいくらでは塩漬けの方が高くなるのが一般的です。
塩漬けによって少し硬くなった皮がぷちっと弾けると、普通のいくらより濃厚な卵液が口に広がります。
シンプルな味付だからこそ、いくら本来のうまみ、あまみ、香りが溢れてきます。
塩いくらは非常に希少で、私はこれまでいくら専門店でしか見たことがありません。
このため正直塩いくらだけのために「極上いくら三種」を頼んでもいいくらいなのですが、他の2種も負けてはいません。
紅鮭いくらは真っ赤な小粒のいくらで一番味が濃く感じましたし、大粒いくらは文字通り大粒で、通常の「味付いくら」(110円)と比べるとこのサイズ感です。
大粒ならではのはじけるうまさはまさにいくらの王道。
は単品の軍艦(330円)でも買うことができるので「780円は高いな」と思った方でも楽しむことができます。
食べ始める前は「どれも高いなぁ」と感じていた今回のフェアでしたが、いざ食べてみると全ては想像以上においしく、納得できる値段でした。
また、専門店でしか出会えないような希少かつ高品質のものばかりで、これらを回転寿司チェーンで食べられるのは本当に驚きです。
希少な塩いくらが楽しめる「極上いくら三種」が楽しめるのは9月25日(日)までとなっています。
今回は子ども向けのネタもほとんどないので、ぜひ高級店に行くつもりで大人だけの贅沢ランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。(執筆者:岩崎 はるか)
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