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今週はジャクソンホール会議が意識される中、日経はどう動くのか
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、下向きからはじまり、木曜日と金曜日には上向きとなり、株価も5日線の上を推移しています。
25日線は、横向きから週末にかけて若干上向きとなったように見えます。
株価は25日線の下を推移し、金曜日には25日線に頭を押さえられた形となっています。
75日線は上向き継続中で、水曜日に株価がタッチして、75日線を下支えに上昇していきました。
並び順は25日5日75日の並び順で、上昇トレンドの終わりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、下向きで推移しています。
水曜日に200日線に触れ、200日線が下値抵抗線として機能しています。
今年の春からずっと意識されていた大きなBOXの上限2万8300円処に接近し、十字線で週末入りとなっています。
そのBOX上限の上には、8月12日16日と、22日23日と25日26日、26日29日と同じ価格帯で窓を開けおり、4か所の2万8600円処で窓が開いている状態です。
この価格帯は非常に意識される価格帯となります。その上には8月19日と22日の窓があります。
8月31日と9月1日の窓は窓埋めしていますが、あらたに9月7日8日に窓ができています。
その下には7月19日20日に空けた窓と、意識されていた大きなBOXの中間地点、そして心理的節目の2万7000円が大きな節となっています。
週の前半には弱さを見せていた遅行線は、面白い動きをしながら一気に日々線の上に抜け、強い形となりました。
ただし4営業日後にまた日々線の下にもぐる可能性もある為、今週の値動きにも注意が必要です。
基準線と転換線は、転換線が上向きになっていることで、上昇が続けば、またクロスする可能性も出てきています。
水曜日には雲に触れましたが、引き続き雲の上を株価は推移しています。
雲を下値抵抗帯として上昇していけるかに注目です。
バンドが横ばい、BOX示唆の形となっています。
ちょうど9月7日に-2σに接近し、そこから反発。
現在はTPラインまで戻しています。
この先、上値探しとして、TPラインを上値とするのか+1σを上値とするのか、確認していきましょう。
ちょうど売られすぎゾーンから脱する場面での週末入りです。
週明けに買いが入るようなら、売られすぎゾーンから完全に脱し、上昇となります。
0ラインを割ってからは、弱いトレンドが継続していましたが、ヒストグラムは金曜日に好転となり、MACDとシグナルも金曜日にクロスかというところで週末入りです。
週明けにMACDとシグナルがクロスして好転し、0ラインを再び超えて上昇トレンドとしていけるのかに注目です。
月の満ち欠けですが、9月10日は満月で「中秋の名月」でした。
次の新月は9月26日、満月は10月10日です。
8月17日から下降してきた日経平均株価ですが、どこまで下がるのかと前回と前々回とフィボナッチで記載していましたが、ちょうど50%押しの2万7371円処で下げ止まり、この先、8月17日の高値を超えてくる可能性を残して反転しました。
ここからはBOXの上値がどこかというところで、上値探しとなります。
上値をフィボナッチで予測すると、0.236%が2万8141円で金曜日の価格帯です。
その上が0.382%で2万8682円となり、50%が2万9119円、0.618%で2万9555円となります。
直近はたくさんの窓も開いており、窓埋めの水準も意識して、上と下のメドを確認しながら、世の中のニュースに惑わされずにしっかりチャートをみてトレードしていきましょう。(執筆者:城 晶子)
【今週の日経平均を考える】ジャクソンホール会議からの下落で高値安値をしっかり確認