家庭を悩ませる物価高。

「食品が高いなら、株主優待で節約できればいいじゃない」と考えた筆者は、食費節約を株主優待でどんどん実践中。

時には、家電量販店の株主優待銘柄も駆使して食費節約銘柄にしています。

「この銘柄も食費節約につながるのでは」と思えば、積極的に挑戦している筆者の8つの「食品節約銘柄」を紹介します。

目指せ「女桐谷さん」 第15弾:株主優待の最低金額は314円~ 予算5万円までの優待銘柄7選

1. イオン株式会社(8267)

≪執筆者撮影≫

イオン株式会社(8267)は、優待族が多く保有している定番の「食品節約銘柄」です。

2月、8月の年2回が権利確定月で、イオンオーナーズカード特典を受けられます。イオンオーナーズカード特典は多いのですが、中でも注目は、購入額に応じてキャッシュバックがあること。

半期100万円までの上限額はありますが、100株以上3%、500株以上4%、1,000株以上5%、3,000株以上7%のキャッシュバック返金率で、「お客さま感謝デー」5%割引時にも併用できます。

筆者は、このイオン株式会社(8267)の株主優待を少しアレンジ。

イオンモール株式会社(8905)のイオンギフトカード、イオン北海道株式会社(7512)やマックスバリュ東海株式会社(8198)などの株主優待である1,000円ごとに使える100円券を合わせて「お得の3重取り」をしています。

株メモ

総合スーパー。

権利確定は2月末日、8月末日。単元株数100株。

株主優待オーナーズカードは、本人カードと家族カード各1枚、合計2枚。

返金率キャッシュバックは、おうちでイオン「イオンネットスーパー」などでも利用可能。

1,000株以上でイオンギフトカード進呈もあり。

2. 株式会社ツルハホールディングス(3391)

≪執筆者撮影≫

株式会社ツルハホールディングス(3391)の株主優待は、「株主優待カード」と「株主ギフト券」の2つ。

100株以上で5%割引になる株主優待カードがもらえるほか、100株以上で2,500円分、1,000株以上で5,000円分、2,000株以上で10,000円分の株主ギフト券がもらえます。

ツルハドラッグでは、毎月1日10日20日に5%オフになる「お客様感謝デー」を実施しています。

「お客様感謝デー」に株主優待カードを併用すると10%オフで商品購入がでます。

株メモ

有名ドラッグストアチェーン店。現在は、九州まで店舗を展開。本社は北海道札幌市。

権利確定は5月15日。

単元株数は100株。

値嵩株。

100株以上3年以上継続保有の長期保有で1,000円分の株主ギフト券が追加される。

ギフト券を返送するとはちみつなど指定商品と交換も可能。

3. 株式会社エディオン(2730)

≪執筆者撮影≫

株式会社エディオン(2730)は、家電量販店です。しかし、食費節約銘柄としても使えます。

株主優待は、1円単位で使える株主優待ギフトカードで3月が権利確定月。100株以上保有だと、保有期間1年未満は3,000円、1年以上保有で1,000円加算の4,000円分がもらえます。

この株主優待ギフトカード、ネットショップでも利用できることに注目します。

≪画像元:株式会社エディオン

 

気をつけなくてはいけないのは、支払い方法を併用できないことです。

エディオンは、税込合計税込2,000円以上の購入で送料無料のため、そこまでハードルは高くありません。

≪画像元:株式会社エディオン

ネットショッピングでは日用品のほか、お米、ミネラルウォーターなどの食品もそろいます。

商品価格も良心的で、例えば、天然水2リットルが税込70円、はごろもフーズ ポポロスパ7分結束が税込346円など個別商品を見ても、それぞれが購入しやすい価格です。

株メモ

家電量販店。

本社所在地は大阪市、中部地方、西日本地方に店舗が多い。

株主優待はギフトカードで、100株以上、500株以上、1,000株以上、2,000株以上、5,000株以上、10,000株以上で金額が違う。

1年以上保有で加算額あり。

4. 株式会社テンポスホールディングス(2751)

≪執筆者撮影≫

株式会社テンポスホールディングス(2751)は、飲食店に向けた厨房機器を販売する企業。株主優待では株主優待食事券がもらえます。

100株以上で1,000円券が8枚もらえ、あさくまなどの店舗で利用できます。そのほか、「あさくまファーム」でも利用できます。

≪画像元:あさくまファーム

「あさくまファーム」は、「【あさくま】ハンバーグ詰合せ」や「【あさくま】学生ハンバーグ詰合せ」などを販売する通販サイトで、金券のように使えます。

≪画像元:あさくまファーム

今週のランキングには、シャインマスカット、黒毛和牛の熟成モモスライスなどもランクインしていて、あさくまの製品以外にも充実したラインナップ。

≪画像元:あさくまファーム

 

利用する時は、「株主優待を利用する」を選んで申し込みます。

株メモ

厨房機器販売。

ステーキの「あさくま」は連結子会社。

2022年4月期の連結決算では、経常利益増益の見通し。

権利確定は4月。

単元株数は100株。100株以上で1,000円券が8枚もらえる。

5. 株式会社千趣会(8165)

≪執筆者撮影≫

株式会社千趣会(8165)の株主優待は、ベルメゾンお買物券です。

権利確定月は12月、6月の年2回。

2022年6月末は100株以上1,000円、300株以上2,000円、500株以上4,000円、1,000株以上5,000円の券がもらえました。

≪画像元:Senshukai CO.,LTD.

 

優待券は通販サイトのベルメゾンネットで利用できます。

スープストックトーキョー、八天堂、紀ノ国屋、にしきやキッチン、銀座千疋屋などお取り寄せ商品もあります。

ほか、コエドビールや湘南ビールなどのクラフトビールも扱っています。

ブロンズ会員以外は1回のご注文につき送料が税込490円かかりますが、好きな商品を選べる自由さがあります。

株メモ

「ベルメゾン」を展開する通販大手。

現在は無配に転じる。

権利確定は12月末日、6月末日の年2回。100株以上、300株以上、500株以上、1,000株以上と、保有株数でお買物券の額が増え、12月は継続保有で金額が増額。

6. 株式会社ヤマダホールディングス(9831)

≪執筆者撮影≫

株式会社ヤマダホールディングスの株主優待は、ヤマダ電機で税込1,000円ごとに使える株主優待券。

3月末、9月末の年2回もらえます。

3月末の場合、100株以上で1枚、500株以上で4枚、1,000株以上で10枚、10,000株以上で50枚もらえました。

≪執筆者撮影≫

お菓子やお茶などが最大半額相当で購入でき、シャンプーや洗濯洗剤など日用品も株主優待券利用で安く買えます。

ヤマダ電機の大型店では食品も取り扱っていて、過去に、写真のプロテインバーやポーションコーヒーを購入しました。

買い方が自由な「LINEで応募」キャンペーンを併用もでき、使い勝手のいい株主優待券です。

株メモ

家電量販店。

家具にも進出中。

株主優待、権利確定は3月末、9月末の年2回。

税込1,000円ごとに500円割引になる優待券が保有株数によってもらえる。

7. かどや製油株式会社(2612)

≪執筆者撮影≫

食品メーカー株の株主優待には「自社製品」が多いです。

かどや製油株式会社(2612)の株主優待は、年1回、3月末が権利確定。

100株以上1,500円相当の自社製品等詰合せセットがもらえ、1,000株以上では3,500円相当です。

2022年3月度の株主優待は、写真のごま油の詰め合わせセットがもらえ、そうめんや胡麻も入っていて豪華でした。

ただし、口コミを見ていると「インするタイミングを間違えると含み損」の声もあり、株のリスクも感じます。

株メモ

ごま油、国内首位。

小豆島で創業。

権利確定は3月の年1回。

自社製品等詰合せセットが100株以上で1,500円相当、1,000株以上で3,500円相当もらえる。

8. NECキャピタルソリューション株式会社(8793)

≪執筆者撮影≫

カタログギフトで食品を選んで食費節約ができた例です。

NECキャピタルソリューション株式会社(8793)はNEC系リース・金融会社です。

株主優待は、権利確定3月、オンラインカタログギフトです。

100株以上だと1年未満で2,000円相当、1年以上で3,000円相当。

500株以上だと1年未満10,000円相当、1年以上で15,000円の内容になります。

≪執筆者撮影≫

財布やリュックサックなど雑貨もありますが、2021年度の人気10選はすべて食品でした。

人気10選に入っている、山形・おりはた環境保全協議会 夕鶴郷米「はえぬき」を選びました。

≪執筆者撮影≫

カタログギフトの株主優待は、自分の好きなものを選択できるメリットがあります。

食費の中で、お米代はかさむものなので、株主優待でまかなえるようになるなら、家計も楽になりそうです。

株メモ

企業内容は情報通信機器を中心にしたリース。

権利確定は3月の年1回。株主優待はオンラインカタログギフトで、2022年3月度は、販売会社 松屋銀座のギフト。

100株以上1年未満は2,000円相当、1年以上保有で3,000円相当がもらえる。

500株以上だと1年未満10,000円相当、1年以上保有で15,000円相当。

食費を削減するために株主優待 あれもこれも利用できる

毎日の食費を株主優待でまかなう「優待めし」を提案する筆者。

割引やキャッシュバック、家に届く食品などで節約効果は倍増します。

食品メーカーの自社製品だけではなく、家電量販店やリース系の企業の株主優待でも食品が家に届けば食費節約につなげられそうです。

実践途中ですが、夢に一歩ずつ近づけるよう日々努力。(執筆者:株歴15年 優待株・高配当株・J-REIT・米国株も 世帯保有250銘柄以上 谷口 久美子)

※個別の金融商品を推奨するものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

 

 

 

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 目指せ「女桐谷さん」 第16弾:定番から意外性ありまで「食品節約」銘柄8選