- 週間ランキング
※文中の価格はすべて税込です。店舗によって商品の取り揃えが異なる場合があります。
今回の「超とろづくし」フェアの目玉は1貫220円の「本まぐろ中とろ」です。
はま寿司では同じ「本まぐろ中とろ」が1貫165円、かっぱ寿司は「大とろ」が1貫110円という中、くら寿司の220円という値段設定は少し高めに思えます。
しかしまぐろの種類も部位も違うかっぱ寿司はともかく、同じ「本まぐろ中とろ」を出しているはま寿司と食べ比べてみると、くら寿司の値段設定には納得感がありました。
はま寿司とくら寿司を比べるとはま寿司の方がネタが大きいのですが、はま寿司のものは厚さが不均一で、シャリとの馴染みがイマイチでした。
その点、くら寿司のものはシャリに寄り添う均一な厚みで、筋を感じない切られ方をしており、お寿司としての完成度が高いと感じます。
はま寿司のお寿司も165円と考えると納得なおいしさですし、寿司として完成しているくら寿司の中とろが220円というのも頷けます。
大きな中とろを口いっぱいに頬張りたいならはま寿司、おいしい中とろのお寿司を贅沢に楽しみたいなくら寿司と、好みが分かれるところでしょう。
それではここからは中とろ以外でコスパが良いと感じたフェア限定商品を紹介していきます。
とにかくボリューム感が目につく一品、子どもの手のひらほどの大きさの穴子天は圧巻でシャリがまったく見えません。
とはいえ大きいだけでは決してなく、さくっとした衣を通り過ぎれば文字通り「とろける」ような細やかな白身が口に広がります。
注文されたら揚げたてを提供する「できたてシリーズ」が始まって以来、くら寿司の天ぷらの品質は一段と上がったのですが、その中でも特筆しておいしいお寿司です。
穴子の大きさや天ぷらのクオリティの高さを考えると、1貫220円でも納得でした。
見た目からして脂のりが伺えるのどぐろの炙り寿司。
炙られたことで香ばしさがプラスされ、さらにくら寿司ならではの「できたて」提供によって、温かくとろける脂を一番感じられる状態で食べることができます。
はま寿司は「大切り炙りのどぐろ」を1貫165円で提供しているため、高級魚であるのどぐろを2貫220円で提供しているというのはコスパを考えても素晴らしいです。
広告を良い意味で裏切る圧倒的な大きさのネタに驚きました。
多少は個体差もあるのでしょうが、大きな炙りとろは皿をはみ出さんばかりで、一口ではとても食べることができません。
大きさだけでなく厚みもかなりのもの。
炙られてあふれ出す脂も相まって「がっつり食べた!」という気持ちにさせてくれるお寿司です。
おそらく部位などは異なるのでしょうが、前述の1貫220円「本まぐろ中とろ」に対して4倍くらいの体積のネタなので、同じ値段でもかなりお得感があります。
今回のフェアで扱われているうなぎの商品は「特大切り!うなぎ」のはずなのですが、メニューにあったのは「うな丼にぎり」という変わり種商品。
調べてみるとそぎ切りにした通常のお寿司用のうなぎではなく、まっすぐ切ったうな丼用のうなぎが使われているレア商品とのことでした。
通常のうなぎ握りと異なるのはその分厚さ、そぎ切りにされていない分どこの均一に分厚く、ふわふわです。
ごはんは確かにシャリなのですがその名の通り「ものすごくうなぎ比率の高いうな丼を食べている」という贅沢な感覚になります。
こちら販売は不定期にされているようで、ここ3か月ほど2週間おきにくら寿司に来ている私でも出会うのは初めてでした。
フェアとの関連性は不明ですが、見かけた方はぜひ食べてみてほしいです。
220円皿が中心で、全体的に単価高めの「超とろづくしフェア」。
しかし、どれも納得のおいしさで、久々に家族が集まる場面にはぴったりな贅沢さだと感じました。
高品質な生魚が多くある一方で、揚げたての天ぷらや炙り寿司などは子どもにも食べやすく、3世代で楽しめるラインナップとなっています。
ぜひお盆はくら寿司「超とろづくしフェア」で、贅沢な食卓を楽しんではいかがでしょうか。(執筆者:岩崎 はるか)