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【2022年 開運カレンダー】幸運、金運を呼び込むために知っておきたい吉日・凶日 12か月分を大公開
7月2日1時35分~7月4日15時(61時間25分)、KDDIで大規模な通信障害が発生しました。
個人のスマホはもちろん、気象庁のアメダスや物流、銀行など、その影響は広範かつ甚大です。
個人に関しては、音声通話がほぼ使えず、通信は断続的につながったり切れたり、という状態でした。
7月29日、気になる補償内容が発表されました。
契約状況に応じて、3種類の補償があります。
まずは、主な対象プランが、ケータイプラン、VKプラン、スーパーカケホ(ケータイ/V)などの人です。
インターネット接続契約のない人は、対象となる場合があります。
通信障害期間中に24時間以上連続して全ての通信サービスを利用できなかった(またはそれと同程度)人が対象です。
約款に基づき、契約の料金プランの基本使用料などの2日分相当額を、請求額から減算する形で返金します。
KDDI、沖縄セルラー合わせて、対象者は約278万人です。
例えば、月額1,265円のケータイプランの場合、約41円が返金される計算です。
次に、スマートフォン、携帯電話およびホームプラス電話を契約していた全利用者です。
音声通話のみの契約者も、ここに含まれると思われます。
KDDI、沖縄セルラー合わせて、対象者は約3,655万人です。
こちらについては、約款上は補償の必要がないものの、一律200円(税別)を請求額から減算する形で返金します。
200円(税別)の根拠について、社長の説明によれば「約款に基づく平均の返金額が52円、障害時間が61時間で約3日間、52円×3日=156円というのが最初出てきた数字で、そこにお詫びの意味も込めて上乗せした」とのことです。
povo2.0は、基本料のない料金プランですので、基本料金に基づいた200円(税別)の返金が難しいです。
そこで、3日間有効な1GBのデータトッピングを進呈します。
ちなみに、7日間有効な1GBのデータトッピングが390円ですから、200円(税別)の返金より価値が高いのが皮肉ですね。
現時点での返金スケジュールは、以下の通りです。
SMSを受信できない人や法人の利用者については、8月利用分 (9月請求分) 以降の請求書で確認してください。
タブレットやルーターなど、データ専用サービス利用者は対象外です。
au回線を使う他の通信事業者(楽天モバイル、格安SIMなど)がどうなるのか、まだよく分かりません。
8月中旬ごろに対象者が確定しますので、それまでは「待ち」ですね。
いずれの場合も、利用者の手続きが必要ない「利用代金より減算」という形をとるでしょう。
リンクURLクリックや情報入力を求める場合は、詐欺の可能性があります。
そのようなメールやSMSが届いても、そのままクリックせずサポートセンターなどに問い合わせてください。
通信障害は今回が初めてではありません。
過去の通信障害で、どのような補償が行われてきたのか、振り返りましょう。
2013年4月以降、auではLTE通信障害が3日間発生しました。
これを受けて、7月以降の請求額から差し引く形で、対象者に一律700円を返金しました。
この場合の対象者は、以下のいずれかに該当する人です。
700円というのは、LTE加入者の基本使用料、ISP利用料、LTEパケット定額料の3日分に相当します。
KDDIのオンライン専用プラン「povo2.0」は、2021年9月の開始当初より手続きが遅れていました。
これを受けて、9月29日~10月31日に加入していた利用者を対象に、10GBのデータ通信量を進呈しました。
メール本文内に記載のプロモコードをアプリから入力することで、10GBが追加されます。
入力期限は2021年11月30日、10GBの有効期限は15日間でした。
2020年4月、楽天モバイルでも通信障害が発生しました。
「無料サポータープログラム」から「Rakuten UN-LIMIT」に5月1日付けでプラン変更した利用者の一部が対象です。
対象者に、1,000円分の楽天ポイントが進呈されました。
2018年にはソフトバンク、2021年にはドコモで大規模な通信障害が発生しました。
しかしいずれも、個人向けの補償はありません。
これは24時間以上の不通か同じ程度の障害が発生した場合に補償する、いわゆる「24時間ルール」の条件に達しなかったためです。
au回線を利用する他の通信事業者(楽天モバイル、格安SIMなど)は、補償の対象外の可能性が高いです。
しかし、独自に補償を打ち出す事業者もあります。
「IIJmio」では、以下のサービス利用者を対象に、200円(税別)/回線のお詫び金を支払います。
対象者には後日メールで連絡があり、8月の利用分より減算します。
利用者側で手続きをする必要はありません。
「mineo」でも、auプラン(Aプラン) 月額サービスの利用者に対して、独自の補償を実施する予定です。
補償内容、時期については、まだ決まっていません。
BIGLOBEモバイルのタイプA(auの4G LTE回線を使用)、ならびにdonedoneの利用者に対しても、独自の補償を実施する予定です。
補償内容、時期については、まだ決まっていません。
大規模通信障害で、KDDIが補償の方針を打ち出しました。
約款に基づく補償と「おわび」の補償とで分かれ、ほとんどの方は後者でしょう。
今回の通信障害で、予備の通信手段の大切さを再認識しました。
通信は、フリーWiFi、スマホ2台持ち、SIM2枚挿しなどで対応できます。
通話は、公衆電話はもちろん、無料のネット通話ができるアプリなどを準備しておくといいでしょう。
発信したい場合は他の人の電話を借りる、というのもありですね。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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