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【マイナポイント第2弾】第1弾で申し込まなかった人にもオススメする2つの理由と、3つの注意点
JR東日本の株主優待割引券は、1枚で乗車券(運賃)と、乗車券の区間内の料金券(特急券、急行券、グリーン券、座席指定券)の両方に40%割引を適用することができるチケットです。
「株主優待割引券」の名前の通り、JR東日本の株式を、毎年3月31日時点で100株以上所有している株主に配布される優待券です。
しかし、この優待券は各地の金券ショップで1枚3,000〜4,000円ほどで出回っており(時期によっても変動)、また使用にあたって特に株主であることをチェックされることもないので、一般の人でも問題なく利用することができます。
例年、6月1日〜翌年の5月31日が有効期限となっていますが、5月31日までの購入・決済ができればいいので、6月の旅行のきっぷを5月中に割引購入する、といった使い方もできます。
割引券そのものの入手費用を考えると、東京-仙台以遠、東京-新潟以遠で使うのがおすすめですが、割引が適用されるのはJR東日本のエリア内に限定されることには注意が必要です。
株主優待割引券は、駅窓口、駅構内の自動券売機、JR東日本のインターネットサービス「えきねっと」、いずれにおいても使うことができます。
券の一部がスクラッチ仕様になっているので、そこをコインなどで削り、券売機での利用であれば機械にQRコードをかざすことで利用できます。
単純な片道きっぷと特急券の組み合わせであれば、自動券売機やインターネットでの購入で問題ありません。
しかし、途中下車したり、旅程の一部のみに特急券をつけたりといった、少し複雑なプランを考えるようであれば、駅窓口で係員の方に相談しながらのきっぷ購入をおすすめします。
また、通常は片道につき1枚の割引券を適用しますが、JRのきっぷ(乗車券)は長距離になればなるほどキロ単価が安くなる、というルールを活用して、行きと帰りのルートを変えて一筆書きの旅程を作り、1枚の割引券を最大限活用する人もいます。
例えば、東京都内から仙台に行って帰ってくるのに、行きは上野から常磐線経由、帰りは仙台から東北新幹線で大宮、そこから埼京線で新宿に戻る、という旅程であれば、一筆書きの適用が可能です。
この場合、乗車券の有効日数は5日間(600km以上800km未満)となるので、行きは水戸やいわきといった街に立ち寄りながらゆっくり仙台に向かう、といったプランも作れます。
特急券への割引適用は1列車に限られるので、帰りの新幹線に適用するのがよいでしょう。
筆者は2022年5月、6月の旅行で、ちょうどこの株主優待割引券を使って長距離移動をしました。
割引券は、事前に東京・新宿の金券ショップで、1枚3,000円で入手しています。
さて、実際のところ、どのくらい安くきっぷが買えたでしょうか。
正規料金 1万3,380円
株主優待割引券適用 8,360円(5,020円割引)
山形県の鶴岡から東京に帰ってくるのに、株主優待割引券を使いました。
株主優待割引は、鶴岡〜東京都区内の乗車券と、新潟〜東京の指定席特急券に適用されましたが、鶴岡〜新潟の特急「いなほ」については、新幹線への乗継割引という別の制度が適用になり、特急券が半額となりました。
また、このきっぷは途中下車も可能なので、新潟で立ち寄り、地元のご当地グルメ「ナポリタン」をランチにいただくこともできました。
株主優待券の調達費用を加味しても、2,020円お得になっています。
正規料金 1万5,900円
株主優待券適用 9,530円(6,370円割引)
都内からの東北旅行、盛岡で1泊してから秋田に向かいたかったので、乗車券(5日間有効)は東京都区内〜秋田、特急券は大宮〜盛岡という買い方をしました。
株主優待券の調達費用を考慮しても、3,370円お得になっています。
翌日の、盛岡〜秋田の新幹線移動については、上記とは別に1,860円の「特定特急券」を買って乗車しています。
JR東日本の株主優待割引券は、事前に割引券を購入しておく必要はありますが、旅行当日でも割引価格できっぷを購入できること、列車の変更や途中下車が可能なことなど、パッケージ割引にはない柔軟性があります。
お得な移動の選択肢に加えてみてください。(執筆者:星澤 美衣)
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