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9月の株主優待銘柄の中で、最も7月からの値上がり期待値が高い銘柄はヒロセ通商(7185)です。
【株主優待実施月】9月
【株主優待内容】
100株以上 → 当社キャンペーン商品1万円分
1,000株以上 → 当社キャンペーン商品3万円分
参照:ヒロセ通商
筆者は昨年100株保有し株主優待を取得しました。
かなり大きい段ボールに入っていてボリュームがすごいです。
≪筆者撮影≫
そして中身はカレーとラーメンが大量に入っていました。
筆者のテレワーク時での昼食で食べてもなかなか食べきれなかった量です。
≪筆者撮影≫
相場が悪い日の昼食には爆益カレーで気分を上げましょう。
≪筆者撮影≫
そんな豪華な株主優待があるヒロセ通商の、7月月初~9月権利確定日までの株価騰落率平均は過去6年で27.22%でした。
2018年を除きプラスリターンを記録しており勝率も80%を超え高水準です。
昨年2021年は38.23%も上昇しているのでスイングトレードとして考えても期待値は高いのではないでしょうか。
値上がり期待が高いことが分かったから7月に買って評価利益と株主優待の両取りをしよう、と思った方は以下の注意点を必ず読んでください。
ヒロセ通商の注意点とは、権利落ちが激しいことです。
まずは昨年2021年の日足チャートをご覧ください。
≪画像元:株探 ヒロセ通商日足チャート(2021年7月1日~2021年9月30日)≫
権利確定日9月28日の終値2,607円に対し、権利落ち日の始値は2,341円と266円も値下がりしています。
これは配当金と株主優待の価値を足した金額よりも約2倍程度大きいです。
ようするに株主優待を取得しても権利落ちの方が大きく、結果的に株主優待を取得せずに権利落ち前に売却した方が得だった、と言えます。
過去6年でも5年で100円を超える権利落ちをしていたので、2022年も権利落ちは大きくなる可能性は高いでしょう。
7月から値上がりしやすいこと、権利落ちが大きくなりやすいこと、この2点を踏まえると、ヒロセ通商は7月に買い9月権利確定日の前に売る戦略がおすすめです。
この戦略ならスイングトレードで利益を狙いつつ、権利落ちで評価利益をなくす心配もありません。
ただし必ず値上がりするわけではなく意に反して値下がりすることもあるので、投資する際はご自身のロスカットラインを決めて損失は限定させましょう。
また、どうしても株主優待を取得したい、という方は最初に複数単元株を買って権利確定日までに100株だけ残して利益を確定させ、残った100株で株主優待を取得する戦略はいかがでしょうか。
仮に残した100株が権利落ちで損になったとしても、権利確定日まで値上がりしていれば先に売った分の利益の方が大きいのでトータルで利益と株主優待の両取りができるでしょう。
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ヒロセ通商以外の9月の株主優待銘柄で値上がりしやすい銘柄はこちらの記事でご確認ください。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)