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「玉ねぎを買わない節約」にたどり着く前、私は玉ねぎ代節約方法の王道である「冷凍玉ねぎの活用」を行っていました。
それによる食費の節約効果は確かにありました。
こちらの表をご覧ください。
購入価格 | 100gあたりの価格 | |
刻み玉ねぎ500g(業ス) | 170円 | 34円 |
スライス玉ねぎ500g(業ス) | 181円 | 36円 |
玉ねぎみじん切り200g(スーパー) | 108円 | 54円 |
生玉ねぎ3個648g(スーパー) | 438円 | 148円 |
※価格は筆者調べ
上の表は、私が買った冷凍玉ねぎ3種と、生の玉ねぎの価格を比較したものです。
100gあたりの価格は冷凍玉ねぎが圧倒的に安く、食費の節約に大きく寄与します。
・ 業務スーパーの「刻み玉ねぎ(業ス)」の価格は生玉ねぎの約23%、
・「スライス玉ねぎ」は約24%、
・「玉ねぎみじん切り(スーパー)」でも約36%の安さです。
それによる食費の節約効果が大きいことは言うまでもありません。
ただ、現在どのお店でも冷凍玉ねぎは品薄状態で入手が難しくなっています。
玉ねぎの価格が高騰、頼みの冷凍玉ねぎも品薄……そんな状況を前に私が試行錯誤の末にたどりついた節約方法が、「玉ねぎを買わない節約」です。
万策尽きた私は「高い玉ねぎしかないなら買わなければいいじゃない」と考え、ダメもとで以下の3つの方法を試しました。すると、意外にも節約効果があったのです。
私がまず試したのが、
ことです。
1週間ほどそれを実行したところ、1週間の食費を玉ねぎ代分(約400円/週)節約できました。
月額換算で約1,200円の節約です。
和食や中華には玉ねぎを使わない料理が数多くあります。
また、洋食にも玉ねぎが不要な料理はあります。
そのような料理なら安い玉ねぎを求めてお店をはしごする必要がなく、生の玉ねぎを買って食費を高騰させることもありません。
大の玉ねぎ好きでなければ、食費の節約に非常に有効な方法となります。
しかし、残念なことに私は大の玉ねぎ好きです。
そのため、玉ねぎを入れない料理ばかり作っていたら「玉ねぎを食べられないストレス」が生じました。
そこで、ストレスを軽減させるために、玉ねぎと似た香りを持つ「ネギ」を代用品として使ってみることにしました。
その分ネギにかける金額が増えて食費に反映されましたが、週1で約400円の玉ねぎを買っていた頃より200円程度1週間の食費が安くなりました。
また、日持ちする冷凍カットネギ(業務スーパーだと250円)の使用をメインにしたら、生の白ネギを買う頻度が下がり、1週間の食費がさらに50円程度下がりました。
ちなみに、私がネギを玉ねぎの代替品としてよく使っている料理は以下の2種類です。
ハンバーグソースやステーキソースは、香味をネギにしても香り高くおいしいソースができます。
ネギはコンソメスープなどの香味として十分な役割を果たします。
また、玉ねぎよりも控えめながらスープにほどよい甘みが出ます。
ネギを玉ねぎの代用品として使える料理は意外と多いです。
それによって週や月に数百円でも食費を節約できれば、1年の食費を数千円節約できる計算になります。
その次に試したのが「玉ねぎ入り加工食品」の活用です。
カレーやシチューなどは玉ねぎがないと困る料理ですが、幸いそれらの料理にはレトルトなどの「玉ねぎ入り加工食品」が多数あります。
それを活用すれば玉ねぎを買わずに済み、そこで1週間の食費を300円程度抑えられることがわかりました。
さらに、他にも思わぬ節約効果がありました。
加工食品の活用で1日のガスコンロ使用時間が数十分短縮され、前月よりガス代が安くなったのです。
具体的には、6月検針時のガス使用量(1か月分)が5月の検針時より4㎥減り、ガス代は前月より825円安くなりました。
ガス代が下がった理由は、ガスコンロ使用時間の短縮だけではありません。
しかし、それがガス代を下げるのに寄与したことは間違いありません。
仮にコンロがIHなら、加工食品の活用で高騰がひどい電気代を節約でき、その効果はガスよりも高くなると思われます。
ここまで紹介してきた「玉ねぎを買わない節約」はごくシンプルな方法ですが、意外にも節約効果は高めです。
また、光熱費の節約など思わぬ効果もありますので、ぜひ1度試してみてください。(執筆者:大岩 楓)