昨年、長年愛用してきた冷蔵庫が壊れました。

息子2人が巣立ったため、容量の小さなものにサイズダウンすると、意外にメリットが多くあることに気付きました。

今回は家族構成が変わることが多い、50代の方が得する家電の選び方について、お話したいと思います。

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古いより新しいほうが電気代は節約できる

電化製品は新しいもののほうが電気代が安くなるとはよく耳にすることですが、ためしに環境省のサイトを利用してどれぐらい安くなるのか、シミュレーションしてみましょう。

たとえば、15年前の1997年に購入した601L以上の冷蔵庫を、次の280Lのシャープの商品に買い替えたとします。

≪画像元:SHARP

年間にすると、約9,000円近く節約できると試算されます。

≪画像元:環境省

サイズダウンしてわかった意外な節約ポイント

実際に容量を小さくしてみると、電気代以外にも次のようなメリットを感じました。

メリット1「入らない」は「食べきれない」から買いすぎない

最初はサイズダウンすることに「入らないのでは」と心配したのですが、「冷蔵庫に入らない」ということは「食べきれない量」だから買いすぎないようになりました

保存できるスペースが小さくなると、自然に購入する分量を減らすことを意識するようになります。

また、特にふるさと納税の返礼品がたくさん届いたときに困るのでは、とも思っていましたが、保存方法や入れ方を工夫するようになりました。

今では、デカ盛りの返礼品も苦にはなりません。

ただしある程度の試行錯誤は必要ですので、慣れるまでは避けた方が無難です。

メリット2「見渡しやすい」から、廃棄分が減った

冷蔵庫の高さが低くなったため、これまでは見えにくく使いにくかった1番上の棚まで見通しが良くなりました。

食べ忘れ、使い忘れをすることが減り、廃棄分が少なくなったことから、食費を減らすことにもつながっています。

さらに整理しやすくなったため、掃除も簡単になり、清潔に保ちやすくなりました。

要注意!容量が少ない=電気代が安い、とは限らない

筆者の場合、サイズダウンしたことで家計にプラスになりましたが、それでは

「冷蔵庫は小さければ小さいほど、電気代の節約はできるのか?」

というと、そうとも限りません

電気代は、それぞれのご家庭で契約されている電力会社やプランによって変わりますので、あくまで目安ではありますが、先の環境省のホームページから現在販売されている250L以上の冷蔵庫と401~450Lの商品を比較してみましょう。

同じパナソニックの商品の年間電気代を比較しても、248Lは8,150円に対して、約1.6倍容量の大きい406Lは6,720円と、

大きいサイズの方が電気代は安い

という結果です。

年間の差額1,430円は、10年使えば1万4,300円となります。

消費電力は商品によって異なりますので、どのサイズの商品が1番お得かはいちがいには言えませんが、購入時にはホームページなどから対象商品の「年間消費電力量」を比較すると良いでしょう。

価格、サイズ、コスパを検討して購入を

冷蔵庫は、家電の中でも高額な商品です。

いったん購入したら、早々に買い替えることはほとんどないでしょうし、24時間365日電気を使い続けますので、家計に与える影響はとても大きいです。

購入時には、商品価格に加えて、使いやすいサイズや年間の電気代など、商品の詳細を十分に検討してください。(執筆者:吉田 りょう)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【コンパクト冷蔵庫にサイズダウン】50代で買い換えた結果、実感したメリット2つと想定外だったこと1つ