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しかし、キャンプ初心者にとっては
「100円均一のクオリティでも大丈夫なの?」
「ちゃんとアウトドア飯を作れるのかしら?」
と言った不安を抱いてしまうところ。
そこで今回こちらではダイソーのアウトドア用品を使ってどのような料理が作れるのか。
そしてお肉や卵といった具材にちゃんと火を通すことができるのか等、キャンプが無料でできる公園施設にて実際に検証してみました。
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ダイソーのアウトドア用品を使ってどのくらい外で調理を楽しめるのか、今回検証したのは池田の地元、熊本県にある津志田河川自然公園です。
敷地内ではテントを張ることができ、直火は禁止となりますが焚き火台やバーベキューコンロなどのアイテムを使えば料理を作ることが可能です。
«画像元:甲佐町»
利用する際は津志田河川自然公園の公式サイトより電子申請(PCやスマートフォン)もしくは役場窓口orファックスで事前に届出書を申請する必要があります。
申請方法はとても簡単で、利用予定日などの情報の他、名前や住所と言った個人情報を入力するだけで2~3分程度で完了しました。
こちらが津志田自然河川公園の敷地内です。
歩いて4~5分程度の場所にトイレも完備されており、車を出せば約15分で到着する温泉施設(隠れ家温泉 古保山リゾート)があります。
熊本在住のアウトドア系Youtuberさんが津志田自然河川公園に関する情報を発信したことをきっかけに地元の人をはじめ、全国のキャンパーの間で話題になっていることもあり、平日でもかなり賑わっていました。
中には昼飲みを楽しんでいる方もいらっしゃいます。
開放感があって良いです。
椅子(※知人からの借り物)はなかなか本格的なアイテムですが、実はわたくし、全くのアウトドア飯初心者。
自宅では毎日欠かさず料理をしているものの、野外で作るのは今回が初体験です。
そんなキャンプ初心者の私がダイソーのアウトドア用品を使ってどの程度料理を作ることができるのか、写真と共に皆さんに披露していきたいと思います。
まず最初に紹介するのはアルコールバーナーを使用する際、鍋やクッカーを置いて料理ができるアルコールバーナー五徳というアイテムです。
写真の右上のようにトライアングル状に重ねた上で使用することができます。
薄くてもろそうに見えますが、耐荷重量は2kgまで持つということでスキレットやメスティンなどのコンパクトな調理器具であれば余裕で使えそうです。
五徳の中央に置くのがこちらの固形燃料。
ダイソーのアウトドア用品の中でも特に人気のようで3店舗回ってようやく手に入れることができました。
こんな感じで表面にフィルムが貼られていますが、着火する時はフィルムを外さずにそのまま火をつけることができます。
固形燃料を使用する際はこちらの受け皿を使用することをおすすめします。
五徳・固形燃料・固形燃料用の受け皿を使って実際に火をつけてみた様子です。
商品のパッケージを見るだけではあまり想像がつきませんが、組み立てて火をつけてみると一気にキャンプ感が増します。
ダイソーにはターボガスマッチ等も販売されています。
レバーの使用感は割と重め。
これは子供の事故防止の為にあえて重く調整してあるようです。
キャンプといえばやっぱりBBQです。
こちらのバーべーキュー用ミニ鉄板は荷物がかさばりにくいコンパクトなサイズ感で、ソロキャンプにおすすめの商品です。
リフター付きのアイテムで、使用前に一度食器洗剤で洗い、油を塗ってカラ焼きを行っておくことで食材が表面にくっつきにくくなります。
今回はタレ付きの肉を購入しました。
このような商品を活用すればタレをわざわざ購入する必要がない為、節約にも荷物を減らすことにもつながります。
実際にミニ鉄板と五徳・固形燃料を使って肉を焼いていきましょう。
仕上がりはこんな感じ。焼き色はつきませんでしたが、ちゃんと中まで火が通っています。
また、安いお肉でもロケーション次第でこんなにもおいしさが増すんだと感動しました。
キャンプ料理の代名詞的存在のスキレット。
アウトドアレジャーブームの今、知らない方も居ないのではと言って良いほど有名なアイテムとなりましたよね。
ダイソーではソロキャンプにぴったりのMサイズのスキレットを330円で販売しています。
このスキレットを使ってスパム入りオムレツを作った時の様子をご紹介します。
キャンプをする時はこのようなアウトドアナイフを準備しておくと荷物がかさばりにくく、場所を取らないのでミニサイズのまな板でも食材をスムーズに切ることができます。
スキレットに油を熱し、ミニ鉄板で肉を焼いた時と同様に五徳と固形燃料を使って調理していきます。
スパムをさっと加熱後、塩胡椒で味付けした卵液を投入し、10分経過した際の様子がこちら。
先程も肉に焼き色が付かなかったので、固形燃料だと火力が不十分なんだろうなとその時点で思いましたが、スキレット自体の熱伝導性も想像していたより悪く、なかなか卵に火が通りません。
1個目の固形燃料を使い切った後、新しいものに差し替えてさらに10~15分程度加熱し、ようやく全体に火が通りました。
卵を3個分使用したので卵の量を減らせばもう少し短時間で火を通すことができるかもしれません。
ダイソーには1合炊き(550円)、1.5合炊き(880円)、3合炊き(1,100円)の3サイズのメスティンの取り扱いがあります。
今回は一番お手頃な1合炊きのメスティンを購入してみました。
ハンドル付きで持ちやすく、炒め物やスープ等様々な調理法に使える他、火力調節せずに半自動炊飯することが可能です。
メスティンで作ったのは冷凍餃子と余りもの野菜を活用した簡単ミネストローネです。
味付けはトマトケチャップ、鶏がらスープの素、醤油・塩胡椒で仕上げました。
汁物はしっかり沸騰させる必要があるので固形燃料で作るのは不可能だろう、と判断し念のために持ってきておいた小型ガスバーナーコンロを使って調理しました。
キャプテンスタッグというメーカーのガスバーナーコンロは598円程度とお手頃で、アウトドア飯初心者でも簡単に使いやすいので大変おすすめです。
こちらはミネストローネとは別で作ったトマトリゾットです。
メスティンは料理が完成後、そのまま器として使えるところも魅力的だなと思いました。
スキレットもメスティンも器としてそのまま活用できますが、取り分け皿用にBBQアルミセパレート皿という商品も試してみました。
アウトドア向けアルミ食器(こちらのアルミ食器は以前、セリアで購入した私物。
組み合わせるとおしゃれ度とキャンプ感がさらにUPします。
また、セパレートされているので調理前の野菜をカットした際、しっかり加熱したい野菜と、短時間で火が通る野菜に分けられる点も便利でした。
アウトドア飯ってこんな感じなんだ!とまずは雰囲気だけでも楽しみたいキャンプ初心者に最適なアイテムではないかと思います。
記事中にもあったようにダイソーの固形燃料では火力が足りないため、スープやリゾットなどしっかり煮込む必要がある料理だったり、泊まってガッツリ本格的なキャンプを行いたい場合はガスバーナーコンロ・焚き火台グリル等のアイテムがないと厳しいかもしれません。
しかし、ダイソーにさえ行けば超初心者でも思い立ったその日にちょっとした簡単なキャンプ飯を青空の下で楽しめるのは非常に魅力的です。
«デイキャンプの帰り道に見かけた夕焼けがとても綺麗でした»
また、今回は熊本の津志田河川自然公園を紹介させて頂きましたが、無料でキャンプができる施設は九州に限らず、東京(例:日影沢キャンプ場)大阪府(例:鳥取池緑地 桜の園 )など
三大都市周辺でも利用できる場所は意外と沢山ありますので節約しながらキャンプを楽しんでみたいという方はお近くの施設をリサーチしてください。(執筆者:栄養士、おうちご飯研究家 池田 莉久)
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