2.0%還元と業界最高峰だったLINE Payクレカ(Visa LINE Payクレジットカード)の還元率が、2022年5月1日から、本来設定の1.0%に下がりました

1.0%は高還元の部類ではあるものの、特筆すべきレベルではありません。

クレジットカードの還元率について、高くするための方法を考えます。

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LINE Payクレカの2.0%還元終了でどうする

ユーザーにとっては残念ですが、LINE Payクレカの還元率はもともと期限付きのものでしたので、意外なお知らせではありません。

1.0%でもそこまで低い還元率ではなく、各種キャッシュレスとの組み合わせも悪くないので、使い続けるのも一手でしょう。

ただし高い還元率を目当てにカードを持った人からすると、喪失感が大きく、乗り換えたくなるかもしれません。

なにしろ、最初は還元率3.0%だったのです。

還元率にこだわる人はどうしたらいいでしょうか。

年会費無料(実質無料を含む)のカードに限定し、還元率を上げる方法を見ていきます。

コツは、キャッシュレス決済との組み合わせにあります。

カード直接決済より便利でお得です。

1. QRコード決済で0.5%還元率を上げる

まず、QRコード決済です。

人気はPayPayですが、他のアイテムのほうが還元率の点では有利です。

・ d払い・・・VISA、Mastercard、JCBブランドのカードと組み合わせ可能。支払いごとに0.5%のdポイントがたまる

・ au PAY・・・Mastercard、アメックスならチャージ可能(その他は一部)で、利用で0.5%のPontaがたまる。カードによってWポイントとなる。

・ 楽天ペイ・・・楽天カードから楽天キャッシュをチャージし、楽天ペイで使うと、チャージ0.5%、利用1.0%

d払いをリクルートカードと組み合わせると、カード1.2%、d払い利用0.5%で、合計1.7%となります。

au PAYにau PAYカードからチャージすると、チャージ1.0%、au PAY利用0.5%で合計1.5%となります。

さらにAndroid限定ですが、au PAYからモバイルSuicaにチャージして0.5%のPontaがもらえるルートも開通しました。

なおau PAYにチャージしてポイントのたまる楽天カードは、2022年7月1日からこの際のポイント対象外となります。

2. モバイルSuicaはビューカードと組み合わせて高還元率

電子マネーでは、モバイルSuicaの還元率が高めの設定です。

ビューカードからのチャージが還元率1.5%です。

通常の買い物でたまるポイントはないのでWポイントではないものの、なお優秀な数字です。

ビューカードは入会キャンペーン実施中です。

≪画像元:Viewcard

その他エポスゴールドカード(年会費無料で使える)などから、高還元のチャージができます。

3. QUICPayで還元率3.0%

QUICPayは、クレジットカード決済となる、ポストペイ式電子マネーです。

スマートフォンでクレジットカード決済ができて便利ですが、利用時に付加される還元というものは通常ありません

ただ例外的に、次のクレジットカードとの組み合わせで3.0%という高い還元となります。

・ セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

・ セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital

残念ながら、2022年8月からこの還元率が2.0%に低下することが発表されています。

2022年11月からの還元率は未定とのことです。

4. 楽天Edyで還元率アップ

もうひとつ電子マネーで、最適な組み合わせをご紹介します。

リクルートカード(VISA、Mastercard)からモバイル楽天Edyにチャージして使うと、チャージ1.2%、利用0.5%

楽天カードから楽天Edyにチャージしても0.5%なので、上記の組み合わせ(1.7%)に軍配が上がります。

ただ楽天EdyはApple Pay非対応です。

5. コンビニとマクドナルドでは三井住友カード(NL)

三井住友カードは通常のポイント還元率が0.5%にとどまるので、高還元率にこだわる人は関心を持たないかもしれません。

ですが人気のナンバーレスカード「NL」やカードレスの「CL」では、以下の店舗で5.0%の還元率となります。

・ セブン-イレブン

・ ファミリーマート

・ ローソン

・ マクドナルド

「タッチ決済」を使うのが条件です。

カード現物またはApple Pay、Google Payでも構いません。

三井住友カード(NL)は1枚持っておきたいものです。

なお「家族ポイント」も生まれました。

家族が三井住友カードを持っていると、さらに上記店舗での還元率が上がり、最大で10.0%となります。

なお、以前の記事でご紹介した際には、「三井住友カード(CL)」がGoogle Pay不可となっていますが、2022年3月よりVISAブランドが対応しています。

キャッシュレスの組み合わせで還元率は上がる

LINE Payクレカの還元率が下がっても、まだまだ還元率の高い決済方法があります。

特にセゾンパール × QUICPayの3.0%や、三井住友カード(NL)の3大コンビニ等での5.0%以上は特筆すべきものです。

高還元のキャッシュレスライフをこれからも楽しみましょう。(執筆者:沼島 まさし)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 LINE Payクレカ2%還元終了には「カードとキャッシュレス決済の組み合わせ」でカバー 3~5%高還元も可能な5手段