株主優待投資家にとって1年に1度の大イベントである3月の株主優待権利取得が終了し、6月の株主優待銘柄についてどれを取得すべきか考え始めた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、情報収集する際に気を付けておくべきことがあります。

それは、今年から新設された株主優待と、今年限定の記念優待をチェックできているかということです。

特に今年限定で実施される記念優待は情報が少ないため、筆者も後から気づいてあの時取得しておけば、と後悔することもしばしばあります。

そこで本記事では2022年6月の新設優待・記念優待銘柄をまとめました。

知らずに取得を逃して後悔することがないよう、ぜひチェックしてみてください。

目指せ「女桐谷さん」第3弾:優待族主婦は自宅で、株主優待を受取る【お取り寄せ・日用品節約編】

1. クロスマーケティング(3675)

【株主優待内容】

(100株以上)クオカード2,000円分

(500株以上)クオカード1万円分

(1,000株以上)クオカード2万円分

参照:クロスマーケティング「創業20周年記念株主優待に関するお知らせ(pdf)

2022年6月のみ実施される記念株主優待

クロスマーケティングは通常の株主優待を実施していませんが、2022年6月限定で創業20周年記念株主優待が実施されます。

株主優待内容は100株以上の株主にクオカード2,000円分贈呈と、優待利回りは2%を超える太っ腹な内容です。

500株以上、1,000株以上の贈呈基準もあり、優待利回りはどの贈呈基準でも2%超えなので、権利日直前まで優待投資家の買いによる値上がりが期待できるかもしれません。

さらに、クロスマーケティングは当期業績が過去最高売上と利益見込みであり、増配期待がもてることもメリットです。

2. ペイロール(4489)

【株主優待内容】

(300株以上)クオカード3,000円分

参照:ペイロール「上場記念株主優待に関するお知らせ(pdf)

2022年6月のみ実施される記念株主優待

ペイロールは通常の株主優待を実施していませんが、2022年6月限定で上場1周年記念株主優待が実施されます。

株主優待内容は300株以上の株主にクオカード3,000円分贈呈となっており、100株では株主優待を取得できないのでご注意ください。

優待利回りは1%程度と高水準ではありませんが、2022年に初配が実施され今後の株主還元にも期待できるため、長期投資を考えてもよいでしょう。

ただし確実に株主還元が増加していくかは不明ですので、ご自身でご判断した上で投資してください。

3. パンパシフィックHD(7532)

【株主優待内容】

(100株以上)majicaポイント2,000円分

(権利月)6・12月(年2回)

参照:パンパシフィックHD「株主優待制度の導入に関するお知らせ(pdf)

パンパシフィックと聞いてもどの企業か想像がつかないかもしれませんが、ドン・キホーテと聞けばわかっていただけると思います。

パンパシフィックの株主優待は、ドン・キホーテを含むパンパシフィックグループ店舗で使えるmajicaポイントという、電子マネーがもらえる株主優待です。

ドン・キホーテは食品や日用品が安く買えますが、さらに株主優待のmajicaポイントを利用すれば出費0円で買物することも可能です。

株主優待内容は6月と12月の1年に2度、majicaポイント2,000円分とトータル4,000円分がもらえ、優待利回りは約2%とそれなりにあります。

使い勝手という面ではおそらくトップクラスなので、筆者はかなりおすすめの株主優待として紹介させていただきました。

記念優待は継続して実施されるものではないことに注意

今回紹介した銘柄のうち、クロスマーケティングとペイロールは2022年6月限定で実施される株主優待であり、2023年以降は実施されないため注意が必要です。

ただし、記念優待実施後に通常株主優待が常設されることがありますので、もし上記企業に投資を考えている投資家は継続して情報収集することをおすすめします。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)

【ほったらかし投資はこれ1本でOK】S&P500や全米株式ではなく「全世界株式」をおすすめする理由

目指せ「女桐谷さん」 優待族主婦の株主優待利用 【お客様感謝デーとのコンボ編】

【高配当株】6月高配当見込みで5月から値上がりしやすい銘柄4選 各おすすめの買い方と注意点も解説

情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【株主優待】知らずに逃すと損!6月に注目すべき「新設・記念優待」3銘柄