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【ゆうちょ銀行】元銀行員ママがおススメ「子供名義の口座でお金を管理」 2つのメリットと「ゆうちょ銀行」をすすめる3つ理由
18歳成人で変わることの中で、やはり一番気になるのは「携帯電話の契約、ローンを組む、クレジットカードを作る、部屋を借りるなどのことを保護者の同意がなくても可能になる」の項目です。
未成年者の場合、契約を行うには保護者の同意が必要。保護者の同意を得ずに未成年者が契約した場合は、民法によって定められている「未成年者取消権」によって契約を取り消すことができるようになっています。
この「未成年者取消権」は未成年者の消費者被害を抑止する重要な役割をしていますが、成年に達すると「未成年者取消権」を行使できなくなるため、保護者の同意がなくても契約可能なうえに、その契約に対する責任も生じてきます。
契約や社会経験が乏しいことを知りながら利用する悪質な業者もいるため、トラブルに巻き込まれないよう予め契約に関するルールを学んでおく必要があります。
どんなに用心深く暮らしていても、悪質商法などのやりくちは年々巧妙化しており、いつ自分が巻き込まれるか分かりません。
また家族や友人が巻き込まれた場合にも落ち着いて対応できるよう、その対処法を知っておくことは大変重要です。
まずはできるだけ早く「消費者トラブル窓口」に相談し、適切なアドバイスをしてもらいましょう。
≪画像元:消費者庁≫
日本全国のお近くの消費生活相談窓口をご案内するホットラインです。
消費生活センターや消費生活相談窓口では相談員やアドバイザー、コンサルタントなどの資格や、専門知識・経験を持った相談員が常駐。解決のための助言、トラブルの相手との交渉の手伝い、弁護士や福祉関連などの専門窓口への紹介などを行っています。
主な相談内容は次のようなものとなっています。
実際に消費者トラブルに巻き込まれたときはもちろんですが、契約する前に不明な点や不安な点などといったトラブルになっていない時点の相談も可能となっています。
日本では長い間、子どもの前でお金の話をするのはタブー視されてきましたが、今は積極的にマネー教育をするべきという流れに変わってきています。
生きていくうえで必要不可欠なお金のことだからこそ、金銭感覚を早くから養うことは大切です。
マネー教育のスタートは「買い物ごっこ」「お店屋さんごっこ」などのごっこ遊びがオススメ。
100円ショップなどでも販売されているおもちゃのお金などを使って遊んでみましょう。
子連れでの買い物は大変ですが、買い物というものを日頃から子どもに見せておくのも大切。
お店が空いているような時は、お菓子や文房具などを自分でレジに持って行かせ、支払いまでの一連の動きを体験させてみるなど、少しずつステップアップしていけるように進めていきましょう。
お金を使うことに慣れてきたら、次は自分が使ったお金が無駄遣いではなかったかどうかを考えさせる段階に進みましょう。
大切なポイントは「消費」「浪費」「投資」という3つのポイント。これを理解するには小学校3年生~くらいになると思いますが、まずは「消費」と「浪費」の2項目からスタートしてみると分かりやすいかも知れません。
生活していくうえで最低限必要と思われる出費。家計では食費や光熱費、住宅費、交通費などが該当します。支払った金額と同様な価値のサービスや商品を手に入れることです。
生活費における過剰な出費。支払った金額以下の価値と感じられるもの。いわゆる無駄遣い。
将来的に自分に返ってくるような出費。株式なども投資ですが、スキルアップのための費用や参考書、問題集といった出費も「自己投資」に含まれます。また貯金に関しても、投資とは別に「貯金」という項目を用いないのであれば、投資に含まれます。
これは子どもだけでなく、大人も普段から意識しておきたいポイント。
損や無駄といった点を考慮したお金の使い方ができるようになるでしょう。
年齢や環境などによっても様々な違い出てくる出費ですが、お小遣い帳を付けさせることは非常に重要です。
まずはシンプルな方法で、続けやすい内容にすることがポイント。
この2つができれば基本はマスターとしたといっていいでしょう。
手元のお金とお小遣い帳の残高が合っているかどうかの確認も必要。
最初のうちは大人も一緒に記入を手伝い、その後は時々子どもと一緒にチェックするようにしましょう。
「消費」と「浪費」と「投資」の違いが分かるようになってきたら、自分が買ったものはどれに当てはまるのかを考えさせてみてください。そしてそれをお小遣い帳にも記入させましょう。
簡単に3色で色分けしてみるのもオススメ。この習慣を付けることで買い物後だけでなく、「これから買うものは消費か浪費か投資か?」と買い物前にちょっと考えてみようという姿勢に繋がります。
これによって無駄遣いやお金の価値といったものを、繰り返し考えるきっかけにもなるのです。
4月からスタートした高校の新学習指導要領では、金融リテラシーを高めるための授業が組み込まれることになりました。
金融リテラシーとはお金に関する知識や情報を正しく理解し、主体的かつ効果的な判断をすることができる能力のことです。
これまでも収入や支出といった家計管理についての授業は行われてきましたが、これからは株式や債券、投資信託など金融商品の特徴も学び、資産形成というお金の使い方についても学べるようになります。
そうはいっても学校での学びだけでは十分とは言えません。また一度聞いたぐらいではなかなか覚えられないシステムや金融商品も少なくないため、個人でも繰り返し学ぶ姿勢も大切です。
ここでは、子どもが分かりやすい・学びやすいマネー教育サイトをご紹介しています。
「うんこお金ドリル(生活編・経済編)」(うんこドリル×金融庁)
≪画像元:Bunkyosha Co., Ltd.≫
「カネールのKIN★YOUランド」(金融庁)
≪画像元:金融庁≫
「にちぎん・キッズ」(日本銀行)
≪画像元:日本銀行≫
「バーチャル見学ツアー」(日本銀行)
≪画像元:日本銀行≫
「おうちで、にちぎん(オンライン本店見学)」(日本銀行)
≪画像元:日本銀行≫
「お金の話あれこれ」(日本銀行)
≪画像元:日本銀行≫
「ファイナンスらんど」(財務省)
≪画像元:財務省≫
「税の学習コーナー」(国税庁)
≪画像元:国税庁≫
「eラーニング講座 マネビタ~人生を豊かにするお金の知恵~」
≪画像元:金融広報中央委員会≫
「基礎から学べる金融ガイド」(金融庁)
≪画像元:金融庁(pdf)≫
「高校向け 金融経済教育指導教材」(金融庁)
≪画像元:金融庁≫
「金融経済教育 シミュレーター」(金融庁)
≪画像元:金融庁≫
「日本銀行の役割」(日本銀行)
「これであなたもひとり立ち」(金融広報中央委員会)
≪画像元:金融広報中央委員会≫
「18歳までに学ぶ 契約の知恵」(金融広報中央委員会)
「金融証券学習テキスト「株式会社制度と証券市場のしくみ」」(日本証券業協会 証券教育広報センター)
≪画像元:日本証券業協会≫
「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス」(NPO日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)
「リスク教育副教材のご案内」(日本損害保険協会)
子どもだけでなく、大人にとっても勉強になる内容が用意されているマネー教育サイト。
この機会にぜひ、子どもと一緒に「お金」のあれこれについて学んでみてください。(執筆者:藤 なつき)
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