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ペットと一緒に暮らせる介護施設は、ネットで検索が可能です。
・ みんなの介護
・ 探しっクス
・ LIFUL
ペット可の介護施設の種類は、有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・ケアホーム・グループホームです。
ペットと同居できる特別養護老人ホーム(特養)として「さくらの里山科」が有名ですが、ペットと同居できる唯一の特養と言われています。
そのため、ペット可の特養は、この施設だけと考えられます。
料金について、入居一時金は0円~1億とさまざまです。
月額料金は10万~50万が相場となっています。
通常の介護施設と違って、料金設定は高めの傾向があります。
ペット可能とある施設でも、さまざまな条件がついています。
必ず、以下の事を見学前・入居前に質問して、確認しておきましょう。
・ ペット可とはあるが、犬・猫は可能か?
(ペット可とありながら、小動物ならOKで、犬・猫は不可という場合もあります。)
・ ペットと一緒に入居することで、月額費用はどれくらいかかるのか。
・ ペットの世話は、入居者の体調が悪い時は、職員がしてくれるのか。
・ 入居者が先に亡くなった場合は、ペットはそのまま施設でひきとってくれるのか。それとも、返還されるのか。
ペット可の高齢者施設とは言うものの、イメージがつかないという方も多いでしょう。
イメージをつかみやすくするため、ペット可の高齢者施設をご紹介します。
≪画像元:ゆうペットシニア≫
本人に介護が必要となった場合は、外部から訪問介護をお願いして介護サービスを受けることができます。
ペットと入居する際には、賃料が1万円プラスされますが、ペットと同居できる高齢者住宅としては、お手頃な料金設定です。
入居一時金は、賃料の2か月分で敷金は不要ですので、8万2,000円~10万600円とその他諸経費がかかります。
ペットと一緒の場合であれば、賃料の3か月分となります。
月額費用は、賃料4万1,000円~5万3,000円、管理費1万円、生活支援サービス料1万1,000円となります。ペットと一緒の場合は、賃料は1万円プラスされます。
このほかに、食費・光熱費がかかります。
ペットのお世話は基本的に本人が行う形をとっていますが、急な体調不良や入院時には、ペットの世話もしてくれます。そのお世話は別料金です。
こちらの施設の場合は、飼い主が亡くなった後は引き取ってくれる人がいることを条件に、ペット同居可能としています。
ペット可の介護施設の数は少なく、探してみても見つからず、見つけても費用面であきらめざるを得なかったという場合もあります。
身近に預かってくれる人の探し方には2つあります。
もし、親御さんに散歩友達がいる場合は、まずそこに当たってみるのも1つの方法です。
親族や知人、ありとあらゆる人に声をかけると、そこから飼い主が見つかる場合もあります。
親族や知り合いに声をかけても、見つからない場合は、手軽にインターネットで探す方法があります。
犬・猫の飼い主を探す掲示板サイトを活用しましょう。
ネットで、犬・猫を引き取ってくれるように、掲示板サイトに書き込んで探してみましょう。
≪画像元:滋賀県動物保護管理協会≫
こちらは、滋賀県在住の方のみですが、掲載無料で新しい飼い主を探すことが可能です。
やり取りは、犬・猫を引き取ってほしい人と飼いたい人同士での直接のやり取りとなっています。
地域限定で、犬・猫の新しい飼い主を探すための掲示板が存在します。
他にも『いつでも里親募集』『anifare』などがあります。
掲載無料で、新しい飼い主を探すことができますので、ぜひご活用ください。
引き取り先が見つからない場合は相談してほしい!と呼びかけている動物愛護団体も存在しています。
≪画像元:NPO法人(特定非営利活動法人)犬猫みなしご救援隊≫
犬猫みなしご救援隊では、有料ですが相談内容に応じて犬猫を引き取ってくれます。
必ずしも、引き取ってくれるとは限りませんが、引き取り手が見つからない場合は、相談に応じてくれます。
引き取った犬猫は、シェルターで保護し、息を引き取るその日までみなしご救援隊で犬猫の飼育・保護をされています。
引き取り料金は、記載されていないので、詳しくは直接ご確認ください。
このほかにも、多くの動物愛護団体でも5万~10万程で、引き取ってくれます。
料金は、安くはありませんが、これで、1つの命が救われるのであれば、相談する価値はあります。
介護が必要になり介護施設に入居する際にペットを飼っている場合であればどうしても、ペット問題はついてきます。
介護施設探しと同様に、飼い犬・飼い猫をどうするかを考えておく必要があります。
ペット可の高齢者施設・里親探しのサイトの存在を知っていただくだけでも、大切な飼い犬・猫が幸せに生きる道をこう開くことができます。
高齢の方にとっていつも一緒に過ごしてくれるペットの存在は、生きがいになっていることも多いものです。
いつまでも一緒に過ごしてもらいたいという気持ちは同じです。
大切な家族であるペットとの入居も難しくない時代がやってくるかもしれません。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)
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