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【今週の日経平均を考える】ロシアウクライナ情勢と株価への影響
チャートを細かく見ていきましょう。
5日線は、一週間を通して上向きとなり、更に株価が5日線の上を推移しています。
25日線は下向きを継続していますが、若干向きが横向きになったように見受けられます。株価は木曜日に25日線を上抜け金曜日には乖離しています。
75日線はかわらず下向きで推移していますが、25日線同様に若干向きが横向きになったように見受けられます。
並び順は75日25日5日線の並び順で、引き続き安定下降を示していますが、5日線と25日線のゴールデンクロスが見えてくる位置となっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は2万8,300円処を推移しています。
意識されていた2020年11月20日の窓2万5,555円処をしっかり超えてきて、2020年12月28日の窓のラインまで到達しました。ここから上は、心理的節目として2万7,000円があります。
その上は2022年2月10日に開けた窓が窓埋めを完成していないので、窓2万7,575円が上値メドとして意識されます。
下は、今週の大きな上昇に伴い、窓開けした箇所が下値メドとして意識されます。
3月16日17日に開けた窓と、15日16日にもわずかですが窓が開いているため、価格2万5,441円の窓をいつ埋めるかというところが気になります。
転換線が上向きに変化してきました。
このまま基準線と転換線の位置が逆転していくと上昇サインとなりますがどうなるでしょうか。株価の上には雲が立ちはだかっています。
今年に入ってからすぐに雲の下にもぐってからはずっと雲の下を推移していますから、そろそろ雲を抜けてほしいですね。
+σも-σもTPライン向きにラインを収縮してきました。
横ばいながら収縮してから放れるのか、波を打って横ばうのか。今後の動きに注目です。株価はTPラインを超え+1σとの間を推移しています。
急角度で一気に買われすぎゾーン目指して上昇中です。このまま折れずに進むと今週中に買われすぎゾーンに到達してしまうので、その後の動きには注意します。
MACDは、ヒストグラムが好転してきました。MACDとシグナルの線もクロスして上昇を示しています。まだ0ラインを超えていないので下降トレンド中です。
月の満ち欠けですが、3月18日が満月でした。やはり、不思議と月の満ち欠けが株価に影響していることがわかります。次回4月1日が新月。4月17日が満月です。
下降トレンド継続中ですが、潮の目が変わったような雰囲気は感じられます。
ここで今年に入ってからの下げは一旦終わり、トレンド転換していくのかなともとれます。
節分天井彼岸底というアノマリーも私たちの脳裏を掠め、VIX恐怖指数が23台と下落しています。世界的な危機が好転していくのか、しっかり見極めていきましょう。
分析するときに、一度大きな節を割ったということは、それだけの売りが出たということで、決して上昇トレンドになったわけではないということを、上昇反発中にも意識して、一方通行の意識にならないようにしていきたいです。(執筆者:城 晶子)