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業スで手に入る製菓用のミルクチョコレートは、ベルギー産チョコレートを使用しています。
ベルギーといえばチョコレート大国です。
百貨店で開催されるバレンタインフェアでも、ゴディバやガレー、ヴィタメールなどのベルギーの有名チョコブランドが軒を連ねています。
どのブランドも高級で、小さなチョコが3粒ほどで1,000円以上するイメージです。
そんなベルギーのチョコレートを使用した製菓用のミルクチョコレートが、業務スーパーではびっくりするようなサイズで販売されています。
400gとずっしりした重み、パソコンのキーボードに負けないサイズ感です。
税込み価格429円でしたので、100gあたりの価格は約107円になります。
こちらはミルクチョコレートですが、同シリーズのダークチョコレートもあります。
ダークチョコレートは400gで408円とやや安めの価格設定でした。
ダークチョコレートは100gあたり約102円です。
筆者は、一般的なスーパーでも製菓用のチョコレートを探してみました。
・ 50g 298円
・ 55g 258円
上記の2種類を見つけましたが、100g当たりの価格は460~590円ほどです。
業務スーパーの製菓用チョコレートの4~5倍もの価格でした。
ちなみに、製菓用ではない普通の板チョコは50gで80円ほどです。
製菓用のチョコレートとはいったい何が違うのか、調べてみました。
製菓用として販売されているチョコレートにもいろいろな種類がありますが、よく知られるクーベルチュールチョコレートには、世界基準があります。
カカオ成分:35%以上
カカオバター:31%以上
カカオバター以外の油脂:5%まで
というのがその基準となり、混ざりものの少ない品質高いチョコレートということになります。
というのは、混ざりものが多くなると、溶かして固める加工がしにくくなってしまうからです。
一方、板チョコが目的としているのは加工のしやすさではありません。
おいしいチョコレートを低価格で楽しめるように、高級なカカオバター以外の油脂を混ぜ込むことでコストカットしています。
混ぜものが多いチョコレートは、一度溶かして固めるようなスイーツには向いていません。
そのまま食べることを前提に作られているため、スイーツの種類によっては使いにくいこともあるのです。
つまり、製菓用のチョコレートは高級なカカオバターを多く使用し不純物が少ないため、普通の板チョコより高価であるといえるでしょう。
そんな製菓用のチョコレートであるはずなのに、業スのミルクチョコレートは板チョコ価格で販売されています。
あまりにも不思議に思った筆者は、成分表記をじっくり眺めてみました。するとこちらを発見。
原産国はドイツでした。
でも、ベルギー産のチョコレートを使用していることは間違いありません。
カカオバターの割合までは把握できませんでしたが、カカオ分は32%と記載されています。
そんなコスパ最強のミルクチョコレートを使って、ぜい沢にチョコレートフォンデュに挑戦してみました。
【2人分の作り方】
(1) 80g分のミルクチョコレートを小さく割る
(2) 耐熱容器に①を入れ、50㏄の牛乳を注ぐ
(3) 600wの電子レンジで30秒から1分加熱する
(4) よくかき混ぜてチョコレートを溶かしたら、お好きな具材を付けて食べる
業スのミルクチョコレートは10列×7段のブロックに分けられるので、2列使うと約80gになります。
今回使用した具材はこちらです。
・ プティマシュマロ (80g入り78円)
・ プチシュー (150g入り78円)
・ 食パン 天然酵母食パン (1.8斤228円)
・ バナナ (4本198円)
バナナ以外はすべて業務スーパーでそろえました。
このうちプティマシュマロは20g分、プチシューは50g分、食パンは8分の1ほどとバナナは1本使用しました。
具材の合計は約94円となります。
たっぷり用意したので、多すぎたくらいです。
ミルクチョコレートと牛乳代をプラスした材料費の合計額は、約194円。
1人分は97円ほどとなりました。
業務スーパーの製菓用チョコレートは、板チョコと変わらない価格で手に入ります。
高価な製菓用チョコレートでは作るのを躊躇してしまうようなチョコレートフォンデュにも気軽に挑戦できました。
スイーツをたくさんつくって配りたいバレンタインやクリスマスなどにも、心おきなく利用できるでしょう。
業務スーパーへお出かけの際は、ぜひチェックしてみてください。(執筆者:桧山 あい)
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