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【ゆうちょ銀行】1/17より手数料が値上げ 窓口・ATM・預入・払い戻しなど、多くの場所やサービスが対象
誕生日やクリスマス、子供の進学など、大きな出費にはある程度予想のつくものがあります。
年間計画にそれらを組み込んで考えている方も多いです。
しかし、人生には全く予想していなかった出費が必要になる時があります。
筆者も過去、車の修理代、愛犬の手術、急な大型家電の故障など、想定外の事件に遭遇し、計画外の費用がかさんでしまった経験があります。
せっかく節約してできた貯蓄がこのような形で消えてしまうと、うんざりしてしばらく家計簿をつけなくなったり、立て直した貯蓄計画に無理をする部分が出てきてストレスが溜まったり…さらなるストレス状態になり、節約放棄なんてことも起きてしまいました。
そこで貯蓄の中に想定外の出費も予算配分することにしました。
こうすることで、絶対に確保しておきたい分には影響が出ないので安心です。
オーバーしても、ダメージは少なくできます。
もし何も起きなかった時は、通常の貯蓄に戻せますし、何も起きなかったお祝いにちょっとしたぜい沢をして心を満たすことに使うのもいいかもしれません。
ストレスは小さいうちに解消しておくのがベストと言われています。
節約中だからと言ってずっと我慢していると、急に爆発して激しい浪費をしかねません。
そこで浪費分もあらかじめ確保しておきます。
「全く必要ではないけれど、なんだか欲しいもの」は浪費と言われて、真っ先に節約の対象となります。
しかし、それをあえて買うことで心が満たされ、逆に節約効果が生まれることもあるのです。
筆者の場合はファッションです。
子育てやコロナ禍の外出減でおしゃれなお高い洋服やバッグは無用の長物です。
しかし、あー、あれ欲しかったな…、という思いを何度も繰り返していると、ストレスが溜まってくるため、年に2回くらいドカンと買う時があります。
このドカンを無計画にやってしてしまうと、家計も心も苦しくなりますが、ちゃんと予算に入れておけば大丈夫です。
使わなければそのまま次回に持ち越して、もっと高級なものに手を出したりいろいろ楽しめます。
予防にも限界があります。
想定外用に貯金をしようが、無駄遣い枠を設けようが、出費がそれを上回ったり、コントロール不能に陥ることも起こりえます。
そこで、超えてしまったら逆に正気に戻れるくらいの最低ラインを設けます。
ここを超えたら、まだどうにかなるけど、そこそこ本気でヤバくなっているぞ、と自分が感じるレベルにすることがポイントです。
筆者の場合はクレジットカードと電子マネーの支払額が手取りの満額を超えるところを最低ラインにしています。
クレジットカードの他に現金や銀行引き落としの出費もありますから、クレジットカードと電子マネーの支払額が手取りの満額を超える=「完全なる赤字」を意味します。
クレカや電子マネーは使った感覚があまりないのが問題とされていますが浪費が暴走している時にはこの危険がさらに大きくなります。
使いすぎかも…と感じたら、この数字を見て現実に帰ります。
お金や将来やりたいことに関する本を読んで、お金に対する気持ちをあらためることもおすすめです。
スピリチュアル系のものや節約指南、投資の本でもいいと思います。
旅行やマイホームを建てたいなどの目標なら旅行雑誌や建築系の本でもOKです。
とにかく自分のお金に関する態度があらたまるような内容に触れることをお勧めします。
本は新品でも高くて2,3千円で購入できます。
1冊の本で万単位の浪費が治るなら、やって損はありません。
ストレスは複雑な事情が絡み合っている場合が多く、一気に解決することはなかなかできません。
しかし、ストレス自体をなくすことが心の乱れによる浪費を防ぐ最も効果的な方法です。
筆者の場合は、頭痛や肌の痒み、生理痛などの長年放置してきたマイナートラブルに意を決して向き合うことにしました。
我慢できるけど、地味に辛い痛みや痒みはなかなかのストレスでした。
いい先生に出会えるまで複数の病院を当たったり、保険適用外の検査を受けたり、民間療法を試したり…出費は10万以上かかりましたが、症状がかなり落ち着き、気持ちの揺れ幅がかなり小さくなりました。
急には無理でも地道に1つずつ潰して、環境を整えていかなければ、心も財布も枯れてしまいます。
ストレスのない環境を整えるためにはお金がかかります。
しかしストレスによる浪費をそのままにしていたら、数万、数十万、下手をすると数百万の損失になりかねません。
長い目で見れば節約につながるので、地道な行動を続けることはとても重要です。
巨万の富を得ている人たちは必ずと言っていいほど、強靭なメンタルを持っています。
そこまで強くなれなくても、ストレスを減らす努力を続ければ、その富に少しは近づけるはずです。
安定したメンタルでお金を使いこなしたいですね。(執筆者:田丸 可奈)
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